iPad mini

先日、iPad miniを買いました!

と言っても自分が使うためではなく、両親へのプレゼント用です。

きっかけは、来春、念願の初孫が産まれること。

その連絡の電話を母から受けた時に、とても嬉しそうだったので

これまであまりできなかった親孝行の意味も含めて

プレゼントすることを思いつきました。

初めはiPad以外の候補もありましたが、

東京に住む姉(と産まれてくるベビー)と広島に住む両親をつなぐ

何かがあればと考えた時に、ぴったりだったのがiPadでした。

iPadmini1118

iPadの大きな用途は、写真アルバムとFaceTime(Appleのデバイス間のビデオ通話)、

それからPCを持っていない母にネットを使ってもらうことの3つです。

 

特に使ってもらいたいのが写真アルバムとしてです。

アルバムのようなアプリは元々あるのですが、

今回は「30days Album」というアプリを入れてみました。

スクリーンショット 2013-11-18 8.52.33

これは写真をオンラインで共有できるサービスで、特定の人だけが見ることができるため

離れた家族の写真を共有するのに便利で安心です。

プリント注文ができたり、動画を載せることができるのも良いですね。

小さくて軽い“mini”なので、気軽に持ち運んで、

ぜひ親戚や仕事場の人たちと見て欲しいです。

 

写真や動画も良いけれど、リアルタイムで孫が見たい!

という時は、FaceTimeが便利です。

お互い遠く離れて暮らし、正月とお盆くらいしか会うことがないので、

モニタ越しでもお互いに顔を合わせることができるのは、

とても大切なことだと思います。

あとは便利なアプリと、母の好きなユーミン、

父の好きな井上陽水の曲を入れて渡すだけ…

のはずでしたが、ここで大きな問題が。

 

お年寄りがiPadを使い、趣味を楽しむ話などを良く聞きますが

未だに古いPCを使いスマホを触ったことの無い父と、さらに家電に全く疎い母…。

果たして二人にiPadを使いこなすことができるのか(まだ“高齢”ではないのですが…)

とっても不安になってきました。

 

そこで、簡単な取扱説明書を制作し、年末実家に帰った時にじっくり説明することに。

電源のオン・オフのやり方からネットの使い方まで、

何でもできるように覚えてもらいます。

 

予算オーバーの出産祝い(両親用)となりましたが

たくさん使ってもらって、それ以上の価値のあるプレゼントになれば、と思っています。

そのためには、孫が産まれるまでに

なんとか使いこなせるように頑張ってもらわねば…。


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センスを磨く!?

先日、お友達のお家でハロウィンランチパーティーに招待され、行ってきました。
今回はお料理教室も兼ねたランチパーティーなので、お鍋でパンを焼く方法を教えてもらいました!
家庭でパンを焼く方法といえば、オーブンやホームベーカリーを使う方が多いと思いますが、某メーカーのお鍋はなんとパンも焼けるのです!
しかも、家庭でパンを作ると温度調節などが難しいと言われるのですが、作り方も意外に簡単に作れるレシピでした。
生地の水分量がポイントなのですが、あとは簡単な作り方!
今回はネジネジパンということで、生地を二つに分けネジネジ。
その後、生地を型に入れお鍋にセット。
一次発酵→二次発酵→焼き上がりまでに1時間半ほどかかります。
ネジネジ焼く前
その間に、他のお料理も教えてもらいました。

今回は、ハロウィンパーティーということで、テーブルセッティングもハロウィン!
テーブルコーデテーブルアップ
某お手頃価格のショップで購入したワイングラス・コースター・ワイヤー・紙ナプキン・画用紙・造花を使って、ステキなテーブルセッティングに大変身♫
これは、真似るしかない!!
ナプキンリングなど作り方を教えてもらいました。

セッティングも終わるころ、部屋中にパンが焼き上がるいい匂いが…
その匂いにおなかのすき具合も加速(笑)
焼きたて
出来上がり〜!!

お料理は、バイキング形式にして各自でお皿に盛りつけ。
バイキング盛りつけ
パンの外側はサクッ、中側はふわふわ〜♡
どのお料理も美味しかったので、3回おかわりしました(笑)

デザート
デザートはパンプキンチーズケーキ♡
ナプキンリングが盛りつけの一部に変身!

料理は五感を鍛えることに適してしるといいますが、まさにそれでした!!
今回は、五感全てがフル活動し感動の連続♫
視覚…見て美味しい、飾って楽しいハロウィンパーティー
聴覚…人が集まるところにいろんな情報多し
触覚…パン生地作り
味覚…食べて旨し
嗅覚…パンの焼きたての匂いとその他のお料理の匂い
など…

仕事柄、センスを磨くために普段から色々なモノに興味を持ち、沢山のモノを見るようにしています。沢山見てインプットも必要ですが、それを引き出しどのようなアレンジを加えてアウトプットするかも大切!
今回は、楽しく美味しくインプットできました!
今回の感動を活かし、今度は私の部屋をX’masの飾り付けとおもてなしでアウトプットようと思います。




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人は叩かれて強くなる(?)

前から見たくて見たくてたまらなかった
「尾道ベッチャー祭り」に行ってきました!

広島県尾道市で毎年11月3日文化の日に開催されるベッチャー祭り。
NHK連続テレビ小説で放映されていた「てっぱん」でも時々取り上げられていたので
何となく知ってる、と思う人も多いのではないでしょうか。
この祭りはもともと江戸時代に流行った疫病の厄除けとして始まったお祭りだそうで、
ベタ、ソバ、ショーキと呼ばれる三匹の鬼神が
祝い棒やささらを振り回しながら街中を練り歩き、子供達を追いかけまわします。
つつかれたり、たたかれたりすると1年間の無病息災が約束されるのだとか。
尾道版ナマハゲといったところでしょうか。

これはぜひとも叩いてもらわなければ!(もういい大人だけど)

この日は朝からどんよりとした空。
雨が降らない事を願いつつ目的の「しまなみ交流会館広場」に到着。
会場はすでに見物客でいっぱい。
人垣を必死でかき分けて、どうにかこうにか演技全体が見渡せるポジションへ。

まずは神輿が登場。
小気味良い鳴りものが徐々に観客のテンションをあげていきます。
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そして鬼達が登場すると、会場は大興奮。
勇壮な三鬼神による太鼓はめっちゃかっこいい!
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いよいよ「尾道本町センター街」へ向かって練り歩きが始まります。
しかしここでとうとう雨が降り出してしまいました。

さて、自分も神輿を追いかけて尾道本町センター街へ。
こちらもすでに人でごった返して熱気がスゴい。
太鼓の音にあわせて氏子達が
「ベッチャー、ベッチャー」「ソーバ、ソーバ」「ショーキー、ショーキー」という
掛け声で三面をはやし立て、観客は手拍子を打ち、
ますますヒートアップしていきます。
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そうこうすると周囲がざわつき始め、
これは鬼が近づいてきたのか、と思い観客の隙間の覗くと
ソバが踊るようなステップでスパンスパンと人を叩いていらっしゃる。
しまなみ交流会館広場の時とノリが違うよ(笑)
どうやらソバが一番ヤンチャなようです。
10ソバ

そして、その後方を歩いているショーキも大勢の人に囲まれていました。
ショーキーの持つささらで叩かれると頭が良くなり、
ソバとベタの持つ祝い棒で突かれると子どもが無病息災になるというので、
親は子どもを抱きかかえて鬼の近くへと向かっていきます。
怯えて泣く子ども達と、あやすお母さんと、それを撮影するお父さん。
そんな光景があちらこちらに。
目の前にいた、お父さんに抱かれた男の子は「べっちゃーいや~~~~」と泣きながら
後ろにいるお母さんの方へ逃げようと必死でしたが、
結局獅子舞に頭を噛まれて大泣きしてしまいました。
可笑しいような、なんだかかわいそうなような。
しかし親はといえば、子どものためにはむしろどんどんやってもらいたいわけで。
こうして子供は強くなっていくんですね~(笑)
11ショーキ

私も若干ビビりつつ人混みの中へ突進。
ソバに近寄るもなかなか叩いてもらえず。
次にどの鬼が来るのか確認しようと揉みくちゃになりながら前へ出ると
いきなりショーキが目の前に現れてびっくり。
今度は何とか祝い棒でつっついてもらえました!
これで今年は無病息災で過ごせるぞ。
ここに来るまではバッシバッシ叩かれるもんだと思って怖がってたのに、
実際は祭りの勢いで「どんどん叩いてちょーだいっっ!」って感じです(笑)
中には、鬼たちに体ごとぶつかっていく強者もいました。
おしくらまんじゅうみたいにドーンと体当たりです。
12ベタ
そして、最後にやっと「ベタ」に会うことができました。
近くで見るとかなり愛嬌のあるお顔をしていらっしゃる。

気がつくと雨脚が強くなっていました。

尾道本町センター街を抜けた後は東側を回り、
18時頃には神社へ戻り境内で神輿の「宙廻し」というものが披露される予定でしたが、
さらに雨がひどくならないうちに切り上げる事に。
地元に帰る頃には土砂降りになっていました。
今回は鬼たちに会うことができたし、つついてもらえたので大満足。

叩かれて嬉しい・・・そんな変な感覚に見舞われるお祭り「ベッチャー祭り」。
次に来たときは最後まで追いかけてビシバシ叩かれてみたいと思います。

 

 


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2013年中旬、勝手に映画ランキング        その5

5月に「最強のふたり」を観た時、

8月末までにコレを超える映画はないだろうと思ってましたが、

お盆休みに観た映画が№1になってしまいました。

ということで、2013年中旬の第1位は、「きっと、うまくいく」です。

インド映画の歴代興行記録№1を樹立!!

ハリウッドでのリメイクも決定!!

世界中で大人気となっているようです。

あのスピルバーグが3回も観た。

ブラッド・ピットが「心が震えた」とコメントを出すなど、

そんな賞賛ぶりが決して大袈裟ではないと思える出色の出来栄え。

歴史に残る映画のひとつになるんじゃないでしょうか。

原題は「3idiots(3人のおバカ)」。

恵まれていないが、それぞれが努力しインド屈指のエリート大学に合格。

互いに刺激し合い、未来のエンジニアを目指す3人の若者が映画の核となります。

純粋で正義感と冒険心に溢れるランチョー。

秘かに動物カメラマンの夢を抱くファルハーン。

何かと言えば神様にすがるラージュー。

この3人が大学生活で引き起こす、抱腹絶倒の大騒動。

さらに10年後の彼らの生き方が描かれています。

インド映画お約束の歌って踊るシーンもありますが、

この映画ではこれまでのような唐突感はなく、効果的に使われています。

なんと言っても練りこまれた構成が見事で、

オープニングから中盤にかけて張り巡らされた伏線が後半次々と解けていく興奮は、

170分、約3時間という長さをまったく気にさせませんでした。

それどころか、終わるのがもったいないって思わせるほどでしたね。

「フォレストガンプ」に似ているところもありますが、あっちは天然がキーワード。

「きっと、うまくいく」はコミカルな中に、インドが抱える超格差社会、

成長へ向かうエネルギーと希望が詰まっていて、

ただ愉快だけでない、深くて明るいメッセージが仕掛けられています。

観終わった後、豊で心地よい幸福感に満たされる……。

めったに出逢うことのない傑作です。

まだ観てない方は、ぜひ観ていただきたい映画です。

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2013年中旬、勝手に映画ランキング     その4

勝手に映画ランキング第2位は、「最強のふたり」です。

前評判が高く、2012年の公開時から是非観たいと思いつつチャンスを逃してしまい、

今年の5月にやっとDVDを借りて観ました。(遅~)

期待通り、いや期待を遥かに上回るいい映画でしたね~。

感動にも色んなジャンルがありますが、

観終わって気持ち良くなれる作品てなかなかありません。

「最強のふたり」は、そんな特別なエネルギーを放出する映画です。

実話がベースになっているそうで、

パラグライダーの事故で首からつま先までが麻痺してしまい、

車椅子での生活になってしまったお金持ちのオジサンを、

スラム出身の黒人青年が介護する話なのですが、

徐々に深まっていく二人の心の交流が実に繊細に、

そしてユーモアたっぷりに描かれています。

また、見せ場で流れるピアノの旋律が素晴らしく、効果抜群でした。

事故の前からなのか、介助が必要になったからなのかは分かりませんが、

インテリで気難しいオジサン役をフランソワ・クリュゼが好演してました。

彼は「君のいないサマーデイズ」にも出ていて、いい味出してましたね~。

介護をする青年役は私はまったく知らない人でしたが、

本業はコメディアンだそうで、彼も素晴らしい演技を見せてくれています。

介護っぽい介護に辟易し、絶望しか漂わない毎日。

そんな日々に一人の青年が刺激を与えてくれた……。

計算されていない無意識な刺激がきっかけとなり、信頼を深め

やがて「最強のふたり」に……。

観る前には少し違和感を感じた題名でしたが、観終わると納得でした。

Intouchables02  Intouchables01 Intouchables03

summerdays

 

さぁ次回はいよいよ第1位の紹介です。

 


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2013年中旬、勝手に映画ランキング     その3

今回は3位の発表。

第3位は「テイク・ディス・ワルツ」です。

この作品は「死ぬまでにしたい10のこと」で注目され、

その後「あなたになら言える秘密のこと」や「ミスター・ノーバディ」などで

素晴らしい演技を見せてくれた女優サラ・ポーリーが監督として

メガホンを取った第2作目の映画です。

「アウェイ・フロム・ハー君を想う」で監督デビューした時には、

認知症に直面した老夫婦の葛藤を描いて高い評価を得ました。

今回 彼女が選んだテーマは、結婚5年目のまあまあ若い夫婦。

モヤモヤ不安定な心理状態から

本人の自覚ナシでちょろちょろ漏れ出る想い。

そのニジミがシミとなり、やがて元の色より変色の面積が大きくなってしまう、

そんな男女関係がリアルに描かれています。

主演は「ブルーバレンタイン」で秀逸の演技を見せてくれたミシェル・ウィリアムズ。

この映画でも演技はもちろん、体型までも彼女しかいない!!と思わせてくれます。

ダンナ役は「50/50フィフティ・フィフティ」で見事に開花したセス・ローゲン。

彼もまたミシェル・ウィリアムズ同様、超ハイレベルな演技を披露しています。

コメディアン出身で、まだ33歳。

このまま順調にキャリアを重ねて行くと、

あのトム・ハンクスに肩を並べるような俳優になるかも知れません。

男の脳で考えても及びもつかない、

女性監督ならではのまろやかで複雑な味わいが楽しめる映画です。

映画グルメの方は、ぜひ味わっていただきたいですね。

Take This Waltz01

※プールのシーンに大爆笑

※プールのシーンに大爆笑

※落としどころも心得ています

※落としどころも心得ています

Sarah Polley01

それでは、次回は第2位の発表です。


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2013年中旬、勝手に映画ランキング      その2

今回は私の中で4位にランキングされた、2作品をご紹介。

まず「スリープレス・ナイト」。

2人組の刑事が、マフィアのコカインを強奪するところから映画は始まります。

強奪は成功したが、主演のトメル・シスレー(フランスでは有名らしい)は

その際に腹を刺されてしまう。

まぁうまく行ったのだからその程度のことは我慢、我慢と思っていたが、

あっさり素性がバレてしまい、ひとり息子をマフィアに誘拐されてしまう。

当然、奪ったコカインと息子の交換を要求するマフィア。

しかし、借金のある相棒はコカインを返すことを拒む。

拒まれても息子の命が危ないので、相棒をボコってコカインを返すために

主人公はマフィアのアジトであるナイトクラブへ向かいます。

しかし、以前から2人の行動があやしいと睨んでいた別の刑事の尾行が……。

ここからノンストップアクションの波状攻撃が始まります。

ナイトクラブが入った建物だけで展開される、スリリングなストーリー。

限られた空間と時間の制限が、ハラハラ感を一層掻き立てます。

登場人物たちの思惑が絡み合う目まぐるしい展開に、工夫を凝らしたアクション。

ハリウッドリメイクの話が納得できる、オモシロさでした。

クイーンの懐かしい曲が、とてもオシャレに使われてましたね~。

Sleepless Night01  Sleepless Night02

Sleepless Night03

 

次は同じく4位だった「わたしたちの宣戦布告」。

自由過ぎるあまり、社会的には半人前のカップルに男の子が生まれる。

その子どもの成長に疑問を感じた2人は病院で検査を受けることに……。

そして検査の結果、子どもの頭に悪性の腫瘍が見つかる。

いきなり不条理な現実を突きつけられる2人。

普通の映画なら、ここから子どもの病気とけなげに闘う家族の姿を描くだろうが、

この映画はひと味もふた味も違う。

と言うのが、この映画は実話が基になっており、

そのご本人が監督、主演をこなしている。

さらにパートナー役もかつての恋人なのである。

子どもに迫る死と向き合うこととなる家族。

だけど、ずっとまっすぐ向き合っていては潰れてしまいます。

それぞれがそれぞれのスタイルで上手くいなすことが、継続の秘訣。

そんなメッセージをシリアスかつユーモラスに発しています。

上質なのに軽い、リアルってこんなものでは……と感じたとてもいい映画でした。

sensenfukoku01 sensenfukoku02

sensenfukoku03

 

次回は勝手ランキング3位の発表です。

 


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2013年中旬、勝手に映画ランキング    その1

5月1日~8月31日までに観た映画の中で、

私の偏った好みで「いいね」と思った作品をご紹介。

ベスト3に絞り込みたいところでしたが、

今回はことのほか良作に恵まれて

中途半端なベスト6になってしまいました。

ということで、第6位の3作品からご紹介。

まずは「思秋期」。

2011年に数々の映画祭で高い評価を得た本作ですが、

下馬評通りオモシロかったですね~。

すぐキレル癖があり社会の底辺で生きているオッサン(ジョセフ)と、

深い闇を抱え生きているハンナ。

不器用な2人が巡り合い、誰もが遠ざけるオッサン(ジョセフ)をハンナは癒す。

徐々に2人は接近し、僅かな希望を見出しかけるのだが……。

ギリギリのところで踏ん張った男とギリギリのところで踏ん張れなかった女。

現実の厳しさと人生の悲哀が、見事に描かれています。

観賞後、ポスターに記されている

「何度も人生に傷ついて、それでもまた人生に救われる」

このコピーがジ~ンときます。

クライマックスあたりで一匹のハエが登場するんですが、

そいつが最高の仕事をしています。

私にとっては、「ザ・フライ」(ハエ男)を超えた、

インパクト最強のハエになりました。

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次は同じく6位だった「ソハの地下水道」。

2011年に公開されたポーランド・ドイツ・カナダの合作で、

第二次世界大戦中のポーランドで実際にあった話を映画化したものです。

ソハという下水道修理工が、

ナチスに追われるユダヤ人を下水道に匿った話なのですが、

最初ソハは迷路のような下水道を利用して空き巣を繰り返す姑息なオッサンでした。

ユダヤ人を匿うことになったのも、見返りで貰う金が目当てです。

善人ではなかったソハが、やがて命がけで彼らを守り抜こうと変わってゆきます。

ナチスの執拗な追跡、それを逃れるソハとユダヤ人たち。

張り詰めた緊張感と僅かな希望、それぞれの人間ドラマに目が離せません。

下水道に隠れている女性が妊娠を告白するシーンがあるのですが、

その女優さんの演技が圧巻でした。

是非、観ていただきたいものです。

In Darkness_01 In Darkness_02

 

最後に同じく6位だった「バーニーズ・バージョン」をご紹介。

主演はポール・ジアマッティ。

ポール・ジアマッティは以前「WIN WIN」でも取り上げましたが、

私の勝手な評価では、この作品が彼の最高傑作ですね。

「サイドウェイ」も良かったですが、それを超えた傑作と言えます。
(あくまでも、私の勝手な好みです)

酒に溺れ何度も過ちを繰り返し、その時は反省するが

結局 自分を変えることができない男の半生が描かれています。

さらに、そんな主人公の風変りな父親役として

ダスティン・ホフマンが小気味よい演技で作品の趣きを一層高めています。

ラブコメディだけど丁寧に深く、

波乱万丈なひとりの男をユーモラスにリアルに描ききっています。

なかなかセンスのいい映画でしたね~。

Barney's Version_01 Barney's Version_02 sideways

 

6位が3作品もあったので、次回は4位からの紹介です。

 


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今度は南へ…

先日、沖縄に行く用事がありました。今年は5月に北海道に行きましたが今度は沖縄です(笑)。

前回も書きましたが飛行機の撮影に行っていた時は1年のうちに北海道、沖縄のコンボはありましたが、撮影をやめてからは久々です。

久しぶりの沖縄、9月の中旬で岡山は少し涼しくなってきて過ごしやすくなっていましたが、真夏のように暑かったです。
特に日差しが強く空港の外に出ると一気に夏の気分に戻ってしまいました。

いいですね〜沖縄。日本にいながらどことなく少し外国ちっくな雰囲気があって、以前から沖縄は好きなところです。
南国独特ののんびりさもいいですね。

 

ところで皆さんはA&Wってお店知ってますか?
沖縄に行ったことがある人は知っているかもしれませんが。沖縄では有名なファストフード店です。※公式HPはコチラ!

今のところ日本では沖縄にしかありません。だから沖縄に行ったら何をおいても必ず行きます。海よりも観光よりもまずここです。那覇空港にもあるのでプライベートだと飛行機を降りて到着ロビーを出たらそのまま3Fのお店に直行します(笑)。

A&Wを食ってから、まずはそれからだ!

っていうぐらい好きです。※別にA&Wの回し者じゃないですよ。

中でも、「ルートビア」という飲み物が大好きです! ルートビア!? なんじゃそりゃ?
知っている方でお好きな人は、

「そうだ!あれうまいよね~」ってなるし、お嫌いな方は

あのまずいサロンパスみたいなジュースだろ!!」ってなると思います(笑)。

 

サロンパス!?

 

そう、このルートビア、ぱっと見はコーラのようですが臭いと味(?)はまさにサロンパスです。

サロンパス…

すみません…飲んだことがない人には説明しにくいですが、1番的を射た説明だと思っています。

この味はルートビア誕生に秘密があります。
1919年、アメリカ、カルフォルニア州でロイ・アレンという人が、病気の友人を元気づけるために、オリジナルヘルシードリンク作りに取りかかり、14種類以上の薬草の樹皮や根のエッセンス 調合を繰り返して、ハーブをたっぷり含んだルートビアを完成させたそうです。
だから少し薬草のような感じの臭いと味になっています。まぁ、口に合わない人には美味しくない飲み物ですね…。

このルートビア、飲むときは必ず店舗でジョッキで飲んで下さい。お店で飲むとキンキンに冷やされたジョッキに入れてくれます。このキンキンに冷えたジョッキにより泡の一部が凍っていて、これが「うまいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」のです…ハァハァ、す、少し取り乱しました。さらに、お替わり自由です! 最強です!! あっぱれです!!!

ルートビアの事ばかり書いてますが、ここはハンバーガーやサンドイッチ、ポテト類もとっても美味しいです。
某巨大ファストフード店とは違います。
とくに「カーリーフライ」というのが好きで、必ず食べます。フライドポテトがクルクルと巻き髪のようになっていて、スパイシーな味です。
この独特な形+スパイシーな味+外側のカリカリ具合が、これがまた「うまいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」のです…ハァハァ、ま、また、少し取り乱しました。失礼しました…。

3日ほど滞在しましたが、最終的に毎日行ってしましました(笑)。

さてこの「ルートビア」ですが、沖縄以外でも買えます。
アマゾンなどのネットショップでも売っているので興味のある人は挑戦(?)してみてはいかがでしょう。
岡山ではインポートショップで取り扱っていますのでカンタンに買えます。

売っているのはこんな缶タイプです。

売っているのはこんな缶タイプです。

ただ、上にも書きましたが、やはりホントは実際にお店で飲んで欲しいです。
ジョッキで飲むのはまた格別です!!

沖縄に行ったら是非A&Wに訪れてルートビアを飲んで見て下さい。

 


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ペルセウス座流星群

再々山ネタで恐縮すが…前回の日記の最後で

「次はお盆に四国の山へ登り、ペルセウス座流星群を見ることを密かに計画しています…」

と、締めくくりましたが、先月12日に早速実行してきました!

 

今回登ったのは、徳島県と高知県の県境に位置する三嶺(標高 1,893m)。

電車とバスを乗り継ぐこと4時間半、ようやく登山口へ。

なだらかな森を抜け、笹に覆われた急斜面を横切ることさらに3時間、山頂に到着です。

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(↑山頂から見た、高知県側の景色)

ちょうど同日、国内の観測史上最高である41.0℃を記録するなど

連日酷暑が続いていましたが、ここは日差しが強いものの心地よい風が吹いていました。

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(↑一晩泊まった赤い屋根の避難小屋)

 

この日はこれからの天体観察に備えて、日が沈むとともに就寝。

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夜中の12時頃、ふと目を覚まして外に出ると…

雲一つない空に、これまで見たこともないくらい無数の星が散らばっていました!!

そして大河のように空を横切る天の川。

声も出ないままぼんやり眺めていると

スーッと一つ、またひとつと、星が流れていきました。

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(↑夏の大三角と流星 ※クリックすると画像が少し大きくなります)

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(↑牡牛座と流星)

1分間、30秒間に一つは空のどこかで流れる頻度でしょうか。

こんなに沢山の流星を見たのは初めてです!!

 

月の無い、ほぼ星明かりしか見えない真っ暗な山の頂上で

時折笹原を走る野生のシカの物音にビビりながら(クマもいるので)、夜明けまで眺めていました。

 

翌朝も爽やかな夏空。

一晩過ごした三嶺を後にして、尾根づたいに徳島県側の山々を15kmほど歩きます。

…しかしこれが大変でした。

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尾根の道はこのようにほぼ草原・笹原で、直射日光を遮るものがありません。

昨日からの5L分のペットボトルの水も、あっという間に底をつきかけてきました。

 

ひたすら歩くこと5時間。ようやく今日の最終目的地である丸石(1683m)に到着。

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先月登った次郎笈(写真中央)と、剣山(左奥)の稜線もきれいに見えました。

大山の時と同様にいつまでも眺めていたい景色でしたが…

ここで実家から「早く帰ってきなさい」との電話。

お盆ということをすっかり忘れていました。

渋々下山し、2日間の山行も無事幕を閉じました。

 

次は屋久島の山を巡る計画を密かに計画していますが…まだまだ当分先になりそうです。


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