勝手に映画ランキング第2位は、「最強のふたり」です。
前評判が高く、2012年の公開時から是非観たいと思いつつチャンスを逃してしまい、
今年の5月にやっとDVDを借りて観ました。(遅~)
期待通り、いや期待を遥かに上回るいい映画でしたね~。
感動にも色んなジャンルがありますが、
観終わって気持ち良くなれる作品てなかなかありません。
「最強のふたり」は、そんな特別なエネルギーを放出する映画です。
実話がベースになっているそうで、
パラグライダーの事故で首からつま先までが麻痺してしまい、
車椅子での生活になってしまったお金持ちのオジサンを、
スラム出身の黒人青年が介護する話なのですが、
徐々に深まっていく二人の心の交流が実に繊細に、
そしてユーモアたっぷりに描かれています。
また、見せ場で流れるピアノの旋律が素晴らしく、効果抜群でした。
事故の前からなのか、介助が必要になったからなのかは分かりませんが、
インテリで気難しいオジサン役をフランソワ・クリュゼが好演してました。
彼は「君のいないサマーデイズ」にも出ていて、いい味出してましたね~。
介護をする青年役は私はまったく知らない人でしたが、
本業はコメディアンだそうで、彼も素晴らしい演技を見せてくれています。
介護っぽい介護に辟易し、絶望しか漂わない毎日。
そんな日々に一人の青年が刺激を与えてくれた……。
計算されていない無意識な刺激がきっかけとなり、信頼を深め
やがて「最強のふたり」に……。
観る前には少し違和感を感じた題名でしたが、観終わると納得でした。
さぁ次回はいよいよ第1位の紹介です。