高知県初上陸

梅雨が明けていよいよ夏本番。蝉の声も日に日にうるさくなってきました。

暑いです…。

お出かけの際は熱中症にお気を付けください。

 

さて、この連休に家族で高知へ行ってきました。
来年で40歳になりますが、意外にも(?)高知県には1度も足を踏み入れたことがありませんでした。
今まで何度かタイガーズの安芸キャンプを見ようと画策はしていましたが、日程的に合わず、未上陸のまま…。別に高知が嫌いではありませんので…。

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それにしても話には聞いていましたがあっという間に着いちゃいました。近いですね。
これなら気軽に遊びに行けるかも。(高速のETC休日割引が3割引になってしまったのが悔やまれますが…)

今回の旅行、メインのイベントは2つ。
2歳8ヶ月になる娘用のイベントは、「やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」です。
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しかも、奮発して(他のホテルが空いてなかっただけですが…)ミュージアムに隣接しているホテルに泊まりました。ここは、部屋の中がアンパンマン柄になっていて、アンパンマンにドハマリの娘は大興奮!!
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外の公園にはアンパンマンをモチーフにした遊具がズラリ!! ミュージアム共々終始テンションMAXでした。(良かった良かった)

ミュージアムの方も、やなせ先生の直筆イラストが多数展示されていて、大人もなんだかやさしい気持ちになれる場所でした。

 

そして、高知と言えば「鰹のたたき」。大人2人のイベントはコチラ。

ほぼノープランなこの旅行、鰹のたたきは絶対に食べて帰らないと…と話していましたが、はて、どこ行って食べればいいのやら…。

そんな時、途中のSAで取ってきた「高知家イチオシグルメガイド」という冊子に載っている人気のお店を発見! 嫁の「ココへ行きたい!」の一言でインターチェンジを降りて直行です(笑)。

着いたのは高知駅にほど近い「ひろめ市場」という飲食店などがぎっしりの市場(?)。
そこにある「藁焼きたたき明神丸」。このお店、目の前で鰹を藁焼きにしてスグ出してくれます(高知には多いですが)。
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やはり人気店なのか開店したてにもかかわらず、すでに大行列が…。しばらく行列に並んでようやくGET! 以前から嫁さんと「本場のたたきってどうなんだろう?」って言ってたので、ちょっとドキドキで食べました。

これが、

うまーーーーーーーーーーーーーーーぃぃぃぃ!!!!!

?????????? や、やわらかい。

なんだこれ? 今まで食べていた(スーパーのですが…汗)のはいったい何だったんだ!? 全く違う…。別物でした…。

※コチラは名物藁焼きたたき塩

※コチラは名物藁焼きたたき塩

実を言うと、スーパーのでしか食べて事が無かったので、生臭くて堅くて正直あまり好きではありませんでした。なんでこんな物が名物なんだ?と半信半疑でしたが、この度は高知の人に土下座して謝りたいと思います。




結局、2日目の予定を変更して、帰り際にもう一度同じとこで食べて帰りました(笑)。

よく、食わず嫌いなものでも本場のちゃんとした物を食べると考えが変わると言いますが、今回まさにそれを体験出来ました。
鰹のたたきに興味のある方、ちょっと食わず嫌いな方、是非高知に行ったときは本場のたたきを食べてみてください。

なんか、鰹のたたきの宣伝みたいになりましたが、家族全員大満足の高知旅行でした。

ただ、1つだけ弊害が…スーパーのたたきは食べられなくなってしまいました。

 

 


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新しいスカイラインを見に行きました!

皆さんこんにちは、車好きなまつりです。

っということで、今回はこの前発表された新型スカイライン!

とくに買いもしない車を見に行ったのでご紹介しようと思います!!

 

とりあえずCMから

CMが無ければ多分私は気付いていませんでした。

CMの力は凄いものですね。

※  因に、Commercial Message は海外では使われず 一般的にはTV ad (advertisement)と言うんです。海外の人に伝える時CMなんて言ったら『は?』っと言われます。(経験済み)

そして前のシリーズ?のスカイラインがコチラ

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こののっぺりした後ろ姿に違和感を感じていました。

正面はそうでも無かったんですがね。

 

そして新型スカイライン!!

スカイライン後ろ2

デザインを一新してかっこ良くなりましたね!!

個人的にはこっちの方が高級感もあって好きです。

ロゴにはインフィニティマークを使っていて

見た目『外車』っぽさを出してるとか。(店員が言うに)

 

ついでに正面

スカイライン正面

 

残念なところはいくつかありますが、あえてココでは言わないでおきます。

それでも良い車なので今度買い替えるときはこの車にしようかなと今思ってます。

もちろん中古車。

 

皆様も見に行ってみてはいかがでしょうか。


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テントを担いで

先月の半ば、九州の山に登ってきました。

今回は大分県の九重連山。

5月半ばに登った石鎚山系と同じく、テント泊の山行です。

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↑今回歩いたルートです。

“連山”とあるように山々が点在する地形で

コースの組み合わせによって数々の山を登ることができます。

 

登山口から2時間ほど歩いて、坊がつるに到着。

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坊がつるは山に囲まれた湿地帯で、一角にはトイレや水場もあるテント場があります。

テントを設営して昼食を作り、早速山へ。

まずは、大船山→北大船山→平治山へと登って行きます。

北大船山と平治山はツツジの仲間のミヤマキリシマがほぼ満開で、

頂上付近はピンクの絨毯を敷き詰めたようでした!

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テントに戻った後は夕食を。

今回はすき焼きをつくりました(もちろん卵つきで)。

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まな板が無いので宙で野菜を切ったり、冷凍していた材料が温かくなっていたりと

いろいろワイルドなすき焼きになりましたが、美味しく頂きました。

 

翌日は夜が明ける前から登ります。

目的はもちろんこちら…

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強風と霧で諦めかけましたが、霧が晴れたほんの一瞬

奇跡のような朝焼けが見られました!(その後の肝心の日の出は霧の中でした…)

 

一旦下山した後は朝食を食べ、次の山へ向かいます。

 

九重連山は火山群なので、このような荒涼とした景色も見られます。

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↑中央右の硫黄山は、絶えず白い水蒸気噴煙を上げていました。

 

そしてたどり着いたのが、九州本土最高峰の中岳。

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頂上からは360°九重の山々が見渡せます。

今回は天気がいまいちでしたが、良く晴れた日には阿蘇山も見られるそうです。

昼食をとってゆっくりした後は、天狗ヶ城→久住山とはしごして、帰路につきました。

 

テント一式・寝袋・食材…とひたすら荷物が重くなってしまいますが

山の中で自分の部屋のようにくつろげるテント泊はとてもいいですね!

 

次は再びテント泊で、紅葉を見つつ四国の山をのんびり登ろうと思います。

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温故知新

先日、あるイベントのお手伝いで浴衣を着ました。

イベントの前々日まで着付け方が分からずテンションが低かったのですが、10年以上前に購入した浴衣に新しく帯を買い替えるためにある呉服屋に行きました。

そこで、「いい色してるわー、今時こんないい色ないのよ!いい染めしてるわね〜!!」と誉められ私のテンションが上がりました。

浴衣を買った当時は、古典柄で長く着れるだろうということで購入したものの、染めの良し悪しなど知る由もなく…
ただ、今回の呉服屋のおばちゃんに誉められたことで、20代の自分の目利きに自画自賛(笑)

この機会に浴衣の着付けやたたみ方も教えてもらいました。

そして、家に戻り着付けの練習!
翌日は、自分自身もだけど友達にも着付けをすることになったので何度も練習しました。

当日は、自分で着付けをして和傘を持って倉敷美観地区を散策♪

浴衣に和傘のいでたちなので、それは一際目立ったみたいです。
外国人の方はもちろん、観光客や地元の人までたくさんの人に写真を撮られました。(汗)

 写真_街a 写真_街2a 

その後、本来のお手伝いに戻り、会場のセッティングからお客様のお迎え。
そして、なんとほとんど一眼レフを使ったことのない私がカメラマンとしての役割をいただきました。

はい!浴衣を着たままです!!

写真-カメラマンa

まずは、和傘を使った空間演出に始まり、会場の雰囲気やスタッフの様子、和菓子職人が和菓子を作るパフォーマンスもしっかりカメラに納めました♫

写真_傘3a 写真_傘4a  写真-職a 写真-和菓子a 写真_傘a

今回はイベントのお手伝いでしたが、自ら浴衣の着付けをすること、和傘が思ったより身近にあること、和菓子職人の和菓子のパフォーマンスを間近で見れたことなど、日本の伝統文化にふれたことに感激でした♡

ただ古いだけでなくどこかに新しさもある。

まさしく、ことわざにあるように「古きを温ねて新しきを知る」を実感した1日でした。


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あの頃、君は若かった

暑い日々が続きますね。黒服Aです。

先日友達の結婚披露宴がありまして、
人生初の『友人代表のスピーチ』なるものを頼まれてしまいました。

「そんな大勢の人の前でなんて喋れないよ私」と言って一度は断ったものの
私の数少ないの友人の頼みです。
ここは一肌脱ぐしかあるまいと思い引き受けました。

しかし、友人曰く
「ラフな式にしたいから、何か面白い事言っていいよ」
ってなんなのそれ、
ハードルあげないでくれませんか(泣)

スピーチの依頼を受けたのは披露宴の2ヶ月前。
「2ヶ月もあれば余裕でしょ」などど思っていたら日々はあっという間に過ぎ
気がつけば式まであと1週間というところでようやく焦り始め、
夜中に昔のアルバムを大捜索するはめに。

今回 何がつらかったかと言えば、過去の記憶が思い出せない事でした。
友人とは小学生からの知り合いなので、かれこれ30年余りの付き合いですが、
30年も経つとこんなにも記憶が無くなるものなのか?と愕然とするほど何も出てこない。
しかも今までクラスも部活動もずっと別々だったと思っていたのに、
アルバムを見ると小学校のクラブ活動で一緒に写っている写真を発見。
自分の中で記憶の改竄がおきている。
そんな、人間の記憶のあやふやさを実感して、自分の事ながらちょっと笑ってしまいました。

人の記憶もPCのように検索できたらいいのになー。

さて、スピーチの文例サイトを見たり、本を買って読んだりしたものの、
どれもこれも派手で見栄えのいいエピソードで構成されているものばかり。
その人物の良さをアピールするためのスピーチですから当然と言えば当然ですが、
「あいつがこんな事を言って人生が変わった!」「彼にはこんな凄いところがある!」
などと、世の中スーパーヒーローだらけかと思うほどです。
そんな人前で披露するようなエピソードなんてない…
そういう派手で人に語りたくなるような出来事がないからこそ長く一緒にいられた、という矛盾。
今回の友人に限らずどれだけ仲良く共に過ごした友人であっても、
たとえ記憶に残る事柄があっても、その友人の長所を語れるわけじゃない。
これは本当に苦しい事でした。

とにかく何か書かなければ始まらないと思い、
買ってきた本を片手に文章を書き上げたのは前々日。
これで面目は保たれると一段落。カンペも作った。
けれど前日に見返すと…何だろう、薄っぺらい。
借り物の言葉では友人のアピールどころか自分の思いさえ伝わらない。
上手くやろうとか感動させようとかそんな事は置いといて、
とにかく自分にしか出来ない話をしよう。
それが一番大事なことだと思い直し、
改めて作り直したものが完成したのは当日の朝でした。
友人の言う「面白い事」ではないかもしれないけど、
これで受け入れられないならもう自分ではどうしようもない。
そう思えるくらい達成した気分でした。

いざ、披露宴へ。

残念ながら、壇上に上がって最初の挨拶をした直後に感極まって号泣してしまい、
なんとか声を振り絞り、持っていたカンペを必死で読み上げたという状態で、
何とも申し訳ないスピーチになってしまいました。
後日、相手方のご両親も感動してくれていたと聞き、
ホッと胸をなでおろしつつ、貴重な場を与えてくれた友人に感謝。

でも、ムービーで自分の場面は見たくないです(笑)


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スーパーカー

先週、話題になっていた映画

「ニード・フォー・スピード」

を見てきました。

正直、私は車にまったく興味がなかったのですが、見終わって

「乗ってみたい!!」

そう思わせてくれる映画でした。

アクション映画にしてはカメラワークが良い意味で落ち着いていて(もちろん迫力もあります。)分かりにくいカットが少なく、車が走っている姿をうまく捉えられていました。

しかし、ほとんどのシーンを実写で撮影した分、スピード感を表現するにはもう一工夫必要だと感じました。

 

この映画はスーパーカーがスピンして、クラッシュして、宙を舞ってたくさん壊れます。

うわー!もったいねー!と思いましたがレプリカみたいです。

ハリウッド映画レベルでも壊せないのかと思い、気になって値段を調べてみると・・・。

「ケーニグセグ・アゲーラR」

アゲーラ

気になるお値段は・・・約「1億3000万」

宝くじがあたっても手をだせません・・・。

流石にこれは壊せないですね!笑

 

無駄なアクションや難解な設定は一切ありません。

何も考えずカーチェイスが見たい方は、是非劇場まで足を運んでみてください!


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W・パウンドストーン著 「プライスレス」を読んでみた

何かで「いい本です」って推薦されていたのを覚えてて、

たまたま本屋さんで発見。

帯に“ノーベル賞学者も推薦!”と書いてあったので、

それなら読んでみようかと思い、読んでみた。

ようするに、まんまと広告戦略にハマったということです。

2010年に発行されたこの本は、

人々の消費するための価値基準を掘り起こした“行動経済学”なるもの。

タイトルに付いてる「必ず得する」が本当かどうかは分かりませんが、

彼なりの経済理論が書かれています。

ただ、いつも言うように「信じるか 信じないかは あなた次第」。

どんな本でも同じことが言えますが、

咀嚼していいトコだけを参考にしましょう。

 

ということで、下記で印象に残ったフレーズをご紹介。

 

例えば、薄い清涼飲料水の砂糖の量を1.7倍にするだけで

甘さの感覚は2倍になる。

隣りの電飾より2倍明るく見えるようにするには、

電飾を2倍にするだけでは足りない、だいたい4倍の量の電飾を買う必要がある。

主観的な効果を2倍にするとは、すなわちワット数を4倍にすることなのだ。

また、おもりを1.6倍にするだけで、重さの知覚は2倍になる。

電流を1.2倍にするだけでショックの感覚は2倍になる。

お金の場合、感激を2倍にするのに必要な金額は必ず2倍を超える、

他との比較で言えば現金にさほど威力はない。

 

刺激と反応は比例しないことを色々なケースを上げて、証明しています。

 

人間の意識の中に現に今記憶されている一連の概念は、およそ7コだけと言われる。

決定の時間に人がアクセスできるのは、およそ7コの数か概念にすぎないのだ。

へ~ってな感じです。そう言われればそんな感じもしなくはありません。

薬指が人差し指よりどれくらい長いかを見る。人差し指と薬指の長さの比は、

胎児の頃に性別を定める男性ホルモンにどれだけさらされたかによって決まる。

薬指が長い男性(人差し指よりも)は、人と競うスポーツや取引が得意で

低い提示額を拒否する傾向が強いと報告されている。

薬指が短くて(人差し指よりも)結婚指輪がはまっている男性が相手なら、

自分に有利な取引ができる確率が高くなる。

これも、へ~ってな感じです。

 

この他にもいろいろ、

学生や一般人を使ったさまざまな実験を通して、

人々の行動や価値観、判断基準を立証・仮説しています。

最初に言ったように「信じるか 信じないかはあなた次第」。

興味がある方は、是非ご一読を。

PRICELESS

 

 


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2014年上旬、勝手に映画ランキング     おまけのおまけ

以前、中島哲也監督 今なにやってんだろ~書いたことがありましたが、

ちゃんと映画を撮っていたんですね。

7月4日に「渇き」という映画が公開されるようです。

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前作「告白」でやり残したことがあったのか、

新作はよりクレイジー&理不尽な映画になりそうです。

まぁやり残したというよりは、本領発揮と言った方が正しいかもしれません。

「嫌われ松子の一生」と「告白」、どちらもエグいシーンが

独特のタッチで描写されていたし、とにかく色の表現が美しいのが彼の映画の特長。

原作は深町秋生の「果てしなき渇き」。

公開までに時間があるので、読まなければなりませんな~。

「あなたの理性をぶっ飛ばす“劇薬”エンタテインメント!!」らしく、

「ヒューマンドラマ?なんじゃそりゃ」。

「ハッピーエンド、なワケないじゃん」。

などと煽り立てています。

「2014年、ベストムービーとなる悪夢、近日解禁」ともありますが、

これは言い過ぎでしょう。

面白いかも知れませんが、ベストムービーにはならないのでは…と思います。

とは言え、4年ぶりの中島ムービー、どんな出来栄えか今から楽しみです。

話は変わって「マン・オブ・スティール」って観ました?

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いわゆる「スーパーマン」なんですが、

ずいぶんシャープでスタイリッシュになっちゃって、

なんとかマンはどれもこれも同じようになってしまいましたね。

他のなんとかマンと差をつけるのなら、

ティム・バートンがつくった「バットマン」のように遊び心があった方がいいと思うのですが。

今のなんとかマンは、まずカッコイイ。それから、ウソなのにやたら理論的でリアル。

そんな変なこだわりが蔓延しているようで、コスチュームやマシンのデザインがどれも同じに見えちゃう。

「スーパーマン」といえば真っ青なボディーに真っ赤なパンツでいいんじゃない。

そうクリストファー・リーブがやった「スーパーマン」でいいと思います。

題名も、もちろん「スーパーマン」でいい。

なんですか「マン・オブ・スティール」って、金本や衣笠じゃないんだから。

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マーロン・ブランドがラッセル・クロウに代ったのは許せますが、

ジーン・ハックマンの代りがいなかったのが残念。

一番ダメ出ししたいのが、ダイアン・レインの扱いです。

「リトル・ロマンス」のあの少女をメイクや照明の配慮が一切無い、

撮りっぱなしの素のオバサンでスクリーンに映し出すとはなんたること。

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このシーン以降は変貌したダイアン・レインの姿が頭から離れず、

どんなお話だったかよく覚えていません。

「マン・オブ・スティール」もシリーズものとして続くのでしょうか?

もし続いたとしても「ナルニア国 物語」のような末路を辿るのではないでしょうか。

あと最近の映画の広告、詐欺まがいのものが多く感じられるのは私だけでしょうか。

広告を生業としている者にとっては、許されざるモノが目につきます。

出品しただけで月桂樹をデザインしたモノや何の根拠もなく「本年度最有力候補」など、
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騙してでも観せようとする映画が多すぎます。

ダメな映画でもポスターやチラシ、パッケージのデザインがお洒落で目を引くことはあります。

その場合「デザイナーいい腕してるな~」と敬意を表しますが、

言葉のウソは仕事柄 許せませんね。

無理やり観せても、つまらなかったら逆効果になること分からないのかな~。

映画を愛する広告屋としては、月桂樹と最有力候補に騙されないようにしていただきたい。

映画は心のカタルシス。

これからも、いい映画との出会いを期待したいものです。

 


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2014年上旬、勝手に映画ランキング     おまけ

今回は3位までには入らなかったけど、印象に残った作品をご紹介。

まずは「愛さえあれば」。

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アカデミー賞外国語映画賞を受賞した、

「未来を生きる君たちへ」のスサンネ・ビア監督の最新作です。

主演の決して悲観的にならず、ひたむきに生きる女性を、

「未来を生きる君たちへ」に出演していたデンマークの国民的女優

トリーネ・ディアホルムが、力むことなく好演。

お相手は「007」シリーズで御馴染みのピアース・ブロスナンで、

こちらもいい感じのオッサン臭を漂わせながらナチュラルに演じていました。

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「全編どこを切り取ってもチャーミングな、絶対に観るべき作品」。

「ビター・スィートなコメディの真の逸品」。

これらのレビューが大袈裟ではないと納得できる作品でした。

メリハリのあるストーリー展開やリズム、結末の落としどころなど、

さすが才能のある監督は違うな~と思わせてくれます。

ところで「007」、あなたにとってのボンドは誰でしょう?

現在は、飛ぶんで跳ねて撃ちまくる、これまでのボンドのイメージを一新した、

アクション全開のダニエル・クレイグが演じていますが、

元祖はなんと言ってもショーン・コネリー。

彼がスカしたちょいワルエロおやじ路線を確立しました。

かのピアース・ブロスナンもショーン・コネリーのDNAを受け継いだボンドでしたね。

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で、私にとってストライクゾーンのボンドは、

この人、ロジャー・ムーアです。

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*ちなみに、ロジャー・ムーアがボンドデビューした時のボンドガールは
バーバラ・バックって人で。リンゴ・スターの嫁さんです。
2人仲良くアル中の病院に入院してたニュースが微笑ましかったです。

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ショーン・コネリー同様おじさんボンドでしたから、

陥れる、待ち伏せるなど、とにかく姑息な手を使って省エネで敵に勝利する。

どうしようもない時だけ、しかたなく闘う。

やらしい勝ち方=頭脳派=スマートでしょみたいなタイプでした。

あくまでも、私の勝手なイメージですが……。

話が脱線してしまいました。

 

次に紹介するのは「25年目の弦楽四重奏」です。

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昨年亡くなったフィリップ・シーモア・ホフマンが出てるので、

ぜひとも観ていただきたい。

やっぱり彼は何をやらせても上手いな~と思えます。

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「ディア・ハンター」のクリストファー・ウォーケンも物静かに好演。

互いに積み重ねてきた25年の歳月。

年齢と共に人間関係が変化し、絆がこわれてしまうことはしかたがないことなのか……。

誰にでも訪れる課題をシリアスに再認識させてくれる映画でした。

最後にピックアップするのは「もうひとりのシェイクスピア」です。

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ローランド・エメリッヒ監督の作品なのですが、

これまで彼がお得意とした「インデペンデンス・デイ」や「ディアフター・トゥモロー」、

「紀元前1万年」などのようなドッカン、ドッカン映画ではなく、

シェークスピアを題材とした歴史ミステリーを描いています。

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*ローランド・エメリッヒ

数々の名作を残したシェイクスピアですが、

その歴史的な名作は彼自身が書いたものではないという仮説に沿って物語りは展開します。

それもなかなかの説得力で、

映画を観終わった後には「そ~かもしんない」と思えるほどです。

映画の中でこんな記述が紹介されます。

シェイクスピア

戯曲37作品

ソネット154編

物語詩 数編

それらすべて人類と英語における究極の表現として知られる

それなのに

シェイクスピアの自筆による原稿はいかなるものであれ見つかっていない

400年もの間 何ひとつない

彼は革手袋商人の息子

生まれた日は定かでない

彼は地元の学校で学んだ

知識だけを武器にロンドンへ

様々な経験を経て

役者になり

ついに劇作家となった

彼は52歳で死去

後には妻と娘2人が残された

彼女たちも彼自身の父親も

読み書きができなかった

2番目にいいベッドを遺言で妻に遺したが

本の1冊 原稿の1作にも言及がない

シェイクスピアは謎の存在だ

実体がない

どうです、もしかしてシェイクスピアは、

元祖 佐村河内かも知れません。

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*ある映画の前に紹介された予告編より、いやはや罪深いな~

最後にシェイクスピアの言葉

石ではなく

詩で形づくられた記念碑は

永遠に人々の記憶に残る

言葉が息から生まれ

息が命から生まれる限り


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2014年上旬、勝手に映画ランキング     その4

いよいよ第1位の発表。

第1位は文句なしに「偽りなき者」です。

理不尽な絶望感にどっぷり浸れる映画です。

ベルギーには「子どもと酔っ払いは嘘をつかない」という諺があるそうです。

でも、無垢なる存在と思われている子どもが嘘をついたらどうなるのか……

そこには最大、最悪の悲劇が待っているのです。

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主人公は、日本でいう幼稚園の先生をしているルーカス。

その幼稚園には、ルーカスの親友の娘クララが通っています。

クララはルーカスが大好きです。

ある日、クララはその想いを抑えきれずある行為を試します。

ルーカスはそれを受けて、クララを静かにたしなめます。

ルーカスに注意され、傷つき落ち込むクララ。

何も知らない園長が、そんなクララの様子が気になり声を掛けると……。

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決してクララは悪い子ではありません。

それが余計に悲劇を助長するのです。

ルーカスへの嫉妬、間近に経験したショックな出来事がごちゃ混ぜになって、

何の悪気もなく、そう無垢なままついてしまった嘘。

2012年カンヌ国際映画祭で、パルムドール最高賞と主演男優賞を受賞。

さらに、2013年米国アカデミー賞で外国語映画賞オーストリア代表に

なったのが頷ける傑作でした。

クララ役の女の子もスゴい!!

末恐ろしい、見事な演技を披露してくれています。

まるで「ピアノレッスン」のアンナ・パキンを彷彿とさせるようです。

itsuwarinaki3Piano

 

「エンディングは見事に観客の心を刺してくる」

予告編で使われているこのレビューの通り、

ラストはめったにない衝撃が待っています。

無実を証明する手段がない時、あなたはどうしますか……。

 


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