2016年 本屋大賞を読んでみた。

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ミーハーなので、本屋大賞を受賞した「羊と鋼の森」を読んだ。

なんだか、少し前に同じく本屋大賞を受賞した「舟を編む」を彷彿とさせた。

今回はピアノの調律師の話で、前のものは辞書をつくる話。

どちらもマニアックな職業で、しかも仕事へのこだわりはハンパない。

成長するためのマニュアルなんかは存在しないので、

自分で考え、感じることでしか成長の道は無い崇高な世界。

ライト感覚の文体でありながら、自分自身はとうてい実践できない、

おとぎ話のような内容がウケタのだろうか……?

書き方によってはどちらとも、「巨人の星」のような内容になると思うのだが、

そうならないように書く、文章が醸す趣きがとても重要なのでしょうね。

特に「羊と鋼の森」は、読み応えは気持ちいいけど、

仕事と向き合う姿勢について覚悟ができていない人には耳の痛い、

辛辣なテーゼが頻繁に登場していたように感じました。

たぶんこの本は、映像化されるでしょうね。

ていうか、映像の方が表現しやすい作品です。

調律を文字で表現する方が、映像の100倍難しいはずですから。

映像では、美しいピアノの調べを何度も聴けるのでしょうね。

ピアノ用のオリジナル曲は、はたして誰が作曲するのでしょう?

坂本 龍一かな、それとも久石 譲、いや佐藤 直紀……それともあの人。

ただいま勝手に妄想中。

キャスティングも含めて、実写化が今から楽しみです。

 

 


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BBQ

4月から長女が幼稚園に通い始めました。このブログが始まったころ生まれた長女がもう教育機関にお世話になる歳になりました(笑)。

親が近くにいないとすぐに泣く長女。最初は適応できるかかなり心配でしたが、特に何事もなかったかのようにしれっと通っています。友達も何人かできて毎日楽しく過ごしてるみたいで親としては一安心です。幼稚園が家から徒歩8分ぐらいと近いのも楽でいいです。

そんな幼稚園のお友達家族と先日BBQをすることになりました。集まったのはうちを含む3家族。1番仲のいいMちゃんの家。この家に招かれて度肝を抜かれたのが超ステキなログハウス(暖炉付き)。新興住宅街には浮きまくりの出で立ちでしたが、家に入ると気分はまさに「渡辺篤史の建物探訪」(笑)。

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この日は雨だったので庭にテントまで張ってくれていました。

集まった家族の子どもたちは総勢7人。この家が子どもが遊ぶのに特化したような作りになっているので子どもたちは大はしゃぎ!走り回って遊びまくってまるで竜巻のようでした。肉もろくに食べずに面倒見ててくれたお母さんたちに感謝。お父さん同士も初対面だったけどビール片手にいろいろ話できて楽しかったです。(ログハウスに関してだけでネタは尽きません)

お肉やエビはおいしくてさらにタコスなんかも用意してくれてて(タコス旨い!)、とても充実したBBQパーティーになりました。

実をいうと始まる前、一番心配だったのは人つきあいが苦手で人見知りな僕がほかのご家族&子どもたちと仲良くできるのだろうかということでした(笑)。しかし、どの家族も気さくでいい人たちだったのでそんな心配はすぐになくなりました。ホッとしたのかその後ビールを飲み過ぎました(笑)。

4歳頃の子どもたちはいい意味で非常識なので取り扱いは未だによくわからないけど、なにやっても面白がってくれるので遊び甲斐はありました。ただ、子どもと遊ぶのは体力勝負!思わず遊びすぎて腰痛を悪化させてしまいました…。

ちなみに、子どもたちは遊びすぎて汗だくに。急遽なぜか「お風呂に入ろう!」と盛り上がりいきなりお風呂パーティーまで始まる始末。Mちゃんのお父さんお母さんお世話になりました!

大満足の1日でした。

 

 


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健康福祉のイベント参加してきました!

どうもこんにちは、車が大好きな「まつり」です。

さて、今回もトヨタのスープラとBMWのM4がお目見えしたということで、

そのことについてお話しようかなと思ったのですが、

今月の2・3・4日と名古屋で国際福祉健康産業展ウェルフェア2016というイベントに参加してきたので、そのことについてお話しようと思います。

 

バサラが今力を注いでいる部門?があります。

それは、「終活」です。

多くの人が聞き覚えのある言葉かと思います。

現在バサラが運営(βテスト中)の終活サイト(リガーズサービス)でイベントに参加してきました。

今回のイベントの感想は「良好」!!

意識の高い一般来場と福祉などで販路開拓を考えている企業様との質の高い交流ができたと感じています。

 

一生懸命頑張っている私たちの写真を載せたいのはやまやまですが、

一般のお客様も写っているのでこの場では控えさせていただきます。

残念だなぁ〜。何もないのも味気ないので全体の写真とブースの写真をDSC01120

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今回は名古屋のイベントに参加しましたが、

次回は横浜のイベント「フューネラルビジネスフェア2016」7月5日・6日

その次には東京のイベント「エンディング産業展」8月22日・23日・24日

に参加します。

リガーズサービスに興味のある方は是非!お越し下さい。

 


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俺ちゃん映画化!!

どうも、リンクスです。

先日観てきました!例の映画。そう、それは

『デッドプール』

Marvelの人気作品「X-MENシリーズ」スピンオフ映画がこの

「デッドプール」です。

さて、「俺ちゃん」こと「デットプール」一体どんなヒーロなんでしょうか?

上にヒーローと書いておいてあれなんですが彼はヒーロではありません。

金さえ貰えればどちらにでもつく傭兵なのです。

まぁ、気に食わなかったらすぐぶっ放してしまうのですが。

とにかく破天荒なのは性格だけではないのです!!

彼は『第4の壁を越えることができる』男なのです!!

???『第4の壁を越えることができる』とはなんぞや?

第四の壁 – Wikipedia

舞台の正面に位置する、想像上の透明な壁であり、

フィクションである演劇内の世界と観客のいる現実世界との境界を表す概念。

『現実』『物語』の間にある壁の事です。

コミックスのデットプールは物語の外『現実の世界』の事も知っていて、

読者の事を分かって話しかけてきます。

今回の映画でもコミックス同様、普通ならアウトなネタが盛りだくさんでした。

デッドプール役の俳優、ライアン・レイノルズ

以前別のヒーロ映画で主役をしています。

DCコミックグリーンランタンの二代目グリーンランタン

「ハル・ジョーダン」役をやっていました。

ただこの映画興行的にはダメダメでした。

だからなのか、デットプールになる前、実験室へ運ばれるところで

『グリーンのコスチュームだけはやめてくれ!』と懇願していましたw

また、グリーンランタンの実写キャラカードが現れるシーンもあるので

是非探してください!

『俺ちゃんが』ことあるごとにこちらに話しかけてくれる面白い映画でした!

アクションシーンも『過激で』、エロありグロありなブラックユーモアが詰まった作品

もちろん今回も『御大』スタン・リーはカメオ出演します!

今回の『御大』はとても楽しそうでしたw

『皆も俺ちゃんに会いに来てくれよな!』

と言う事でサラバ!

リンクスでした!!


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ホタルの里

今日から6月です。
先月16日に沖縄・奄美が梅雨入りし、
じわじわと暑い日が多くなってきましたね。

そんな夏目前にしてバサラではエアコンの不調で
蒸し風呂状態が続いています。アツゥイ!

そんなこんなで(笑)涼を求めて
久しぶりにホタルを見に足守まで足をのばしてきました。

足守地域は平成4年5月22日に岡山市によって「ホタルの里」に指定された、
“超”がつくほど有名なホタルスポットです。

岡山はホタルの名所と呼ばれる所が多いのですが、
足守のホタルは養殖ではない天然のホタルで数も多いそうです。
ゲンジボタルとヘイケボタルの2種類が生息しています。

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違いはざっくりとこんな感じ。

 

国道180号線から国道429号線に入り一直線に北上、
大井トンネル抜けてすぐ左折すると「ホタルの里」があります。

警備員が立っていて、路肩にある駐車場に案内されます。
そこから目と鼻の先に
足守川の上に架かる「ほたる恋来い橋」という小さな橋があり、
すでにたくさんの人で賑わっていました。

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一応ここが蛍鑑賞のお勧めスポットとなっていますが、
人が多いのと、車のライトが邪魔をします。

この辺りの川沿いならどこでもホタルが見られるとの事なので、
300mほど下流へ移動。

曇っていて蒸し暑く、風がない日がホタルが多く見られる条件なのですが、
この日の午前中に雨が降っていて
夜になると肌寒いと感じるぐらいに気温が下がってしまったので
あまり期待していませんでしたが、
先ほどの橋から離れた場所は光の花畑とまではいきませんが、
けっこうな数飛んでいました。

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自分の持っているデジカメではこれが限界…ぐぬぬ

 

水や草の匂いを嗅ぎ、川の流れる音を聞きながらボーッとしていると
自然と昔の風景が思い出されます。

子供の頃住んでいた家の裏には用水路があり、
今は宅地となってしまって面影がありませんが、水田が広がっていました。
6月になると、2~3週間くらいのわずかな期間、
ホタルが畦道の上をふわふわと飛び交っていました。
夕暮れになると捕虫網を持って蛍狩りに出かけ、
捕まえた蛍を籠に入れて観察したり、
持ち帰って家の中に放してみたりしたものでした。

最近では近場でホタルを見られるところがなくなり、捕獲も禁止。
手で触る事すら躊躇してしまいます。
現代っ子にはそれがあたりまえなのでしょうが、
身近にふれられる季節の情緒が減っていくのはちょっと淋しい気がします。

6月初旬には地元の方によるホタル祭りも催されるそうなので、
たまにはノスタルジックな癒しに浸ってみてはいかがでしょうか。

 


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2016年上旬、勝手に映画ランキング          その4

さて、いよいよ第1位の発表です。

今回のNo.1は「しあわせはどこにある」です。

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イギリスのコメディアン、サイモン・ペッグが主人公。

「ミッション:インポシブル」の時とちがって、

この映画では彼のいいところが随所に出てました。

美人でしっかり者の彼女に支えられ、

何不自由なく生活を送っている精神科医。

しかし、日々精神を病んだ患者たちの暗~い話を聞いているうちに、

だんだん自分自身の人生は“これでいいのか?”と疑問を感じる。

そこで、彼はフィアンセの不安を振り切り、

幸せとは何かを求めて単独で旅に出るのです。

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中国、チベット、アフリカ、アメリカと旅をつづけるのですが、

特にチベットでのワンシーンが印象に残ってます。

「幸福の黄色いハンカチ」のように、

ロープにくくられヒラヒラとする無数のカラフルな布と

真っ青な空が織りなす映像は強烈に美しく、

精神科医の心模様が見事に表現されていました。

精神科医は行く先々で遭遇した、幸せのヒントを手帳に記録します。

例えば、

○比較すると幸せは台無しになる

○人は幸せを未来にしか見ない

○時として幸せとは、すべてを知りすぎないこと

○不幸を避けることが、幸福への道ではない

○幸せとはありのままの姿で愛されること

○幸せとは、心底生きる実感を味わうこと

○話を聞くことは愛を示すこと

○過去は懐かしい、だが戻らない

さて、精神科医は幸せを見つけることができたのでしょうか……。

冒頭でもお伝えしたとおり、この映画はサイモン・ペッグのハマリ役でしたね。

彼の魅力をもっと知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。

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ということで、2016年上旬、勝手に映画ランキングの第1位は、

「しあわせはどこにある」でした。

 


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2016年上旬、勝手に映画ランキング          その3

第2位は「ラブ&マーシー」です。

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大袈裟ですが、これからの人生に大きく影響する映画でした。

というのも、これまでザ・ビーチボーイズといえば「サーフィン・USA」に代表されるように、

太陽サンサンのーてんき、陽気でナンパなサーファーの歌っていうイメージで、

日本ならTUBEみたいなものと思っていましたが、

ところがどっこい、この映画で波乱万丈なグループだったことをはじめて知りました。

数々のヒット曲を生み出したブライアン・ウィルソンの、

ひかり輝く才能からはじまり、プレッシャーから酒とドラッグに溺れ、

やがて精神的に崩壊、そしてある女性との出会いによって、

奇跡的に復活を果たすまでが描かれています。

だから、今後ザ・ビーチボーイズの曲を聞くと、

必ずこの映画を思い出して切なくなるんだろうな~

知らなきゃ良かったな~

いやいや、真実を知って楽しむのが大人……など、

この映画を観る前と観た後では、

ザ・ビーチボーイズのとらえ方がまったく変わってしまいました。

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特にこの映画の面白いところは、

ブライアン・ウィルソンが二人一役で描かれているところ。

1960年代、30歳の頃をポール・ダノン。

1980年代、50歳の頃をジョン・キューザックが演じています。

通常では考えられない演出ですが、なんだか新鮮で許せました。

ポール・ダノンとジョン・キューザックの二人が、

ブライアン・ウィルソンを演じているのですが、

私は断然ポール・ダノンが良かったですね。

もともとポール・ダノンがお気に入りの俳優さんだってこともあります。

1966年に発表された「ペット・サウンズ」っていうアルバムをつくっている最中に

精神的にやばくなってくるのですが、

その変化の機微をすばらしい演技で表現してました。

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ポール・ダノンを最初に見かけたのが「ファーストフード・ネイション」。

アビゲイル・ブレスリンを一躍有名にした「リトル・ミス・サンシャイン」では、

沈黙を守る誓いを立てて言葉を発しないオモロイお兄さん役をしてました。

さらに「プリズナーズ」に「それでも夜は明ける」など、

いずれも個性的なキャラクターを見事に演じている、いい役者さんです。

もうすぐ74歳を迎える、ブライアン・ウィルソン。

苦悩の日々から抜け出し、すっかり元気になった彼は、

今でも現役で活躍しているらしいですよ。

ご本人公認のこの映画、おすすめです。

鑑賞後に聞く「グッド・ヴァイブレーション」は、

これまでとは違って聞こえるはずです。

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※こちらから視聴できます。

さて、いつの日か…ASKAもこのような映画になる日が

来るのでしょうか……

 

 


カテゴリー: フッカー, 日記 | 2016年上旬、勝手に映画ランキング          その3 はコメントを受け付けていません

2016年上旬、勝手に映画ランキング          その2

今年1月~4月末までの4ヶ月間に観た映画の中から、

“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表。

第3位は、ドイツの映画「ピエロがお前を嘲笑う」です。

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106分間、あなたが目にしたものは、果たして真実か?

まさかの結末に〈100%見破れない!〉〈騙された!〉という観客が続出。

ハリウッドがリメイクも決定!

驚愕の〈マインドファック〉ムービー、日本上陸。

マインドファック・ムービーって何?

いくら映画広告のコピーの規制がゆるいからといって、

これだけ煽り立てるコピーの連発はいかがなものかと思いながら鑑賞。

絶対に結末を当ててやると思いながら観ましたが、まんまとしてやられました。

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4人組のオタク達が、最初はいたずら感覚でハッキングをはじめるが、

彼らの行動が社会から注目を集めるようになると、

その快感からいたずらが徐々に犯罪へエスカレートしてしまう……。

ストーリー展開が見事で、知らぬ間に映画に引き込まれてしまいました。

ハッカーがテーマですが、ネット音痴の人でも楽しめるのでご安心ください。

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ただ、ヒロイン役に少し疑問が……

ドイツ的にはこの女優さんで問題ないのかも知れませんが、

ジャパンな感覚とは少しズレがあるのでは、なんて思ってしまいました。

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捜査官役で「未来を生きる君たちへ」に出てた女優さんが出演。

確かデンマークの女優さんだったはずですが、

ドイツをはじめEUの映画は出演者の国籍がぐちゃぐちゃで面白い。

言語と発音が理解できれば、EUの映画はもっと深く楽しめるでしょうね。

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また、ハリウッドでリメイクとありますが、

ハリウッドでリメイクして良くなった映画ってあったっけ?

大昔に「七人の侍」が「荒野の七人」になったことは超有名ですが、

その他で記憶に残ってるのは、スペイン映画の「オープン・ユア・アイズ」を

トム・クルーズの「バニラ・スカイ」でリメイク。

ペネロペとキャメロン・ディアスの魅力でこれは許せたけど、

「ドラゴン・タトゥーの女」や「オールド・ボーイ」、「ゴジラ」もダメでしたよね。

ということで、ハリウッドリメイクには期待せず、

ドイツ製作のオリジナル「ピエロはお前を嘲笑う」、

まだ観てない方はぜひご賞味ください。

 

 


カテゴリー: フッカー, 日記 | 2016年上旬、勝手に映画ランキング          その2 はコメントを受け付けていません

2016年上旬、勝手に映画ランキング          その1

今年1月~4月末までの4ヶ月間に観た映画約50本の中から、

“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表します。

ただ私の場合、観る映画のほとんどが新作を少し過ぎたDVDなので、

本人同様フレッシュさはまったくありませんが、あしからずです。

で今回は、いきなりベストスリーに行かず、

おしかった“いい映画”を4本ご紹介。

まずは、「はじまりのうた」。

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マーク・ラファロがいい仕事してました。

落ち目の音楽プロデューサーを演じてましたが、

この人は何をやっても役そのものになってしまう優れた俳優さんです。

最近、激怒してブチッとキレたらミドリの巨人になって暴れまくる

シュレック…ちがったハルク役もやってますね。

お話は、才能に翳りをみせ、家庭も崩壊、サビて傷ついたオッサンと、

ピュアに傷ついた若い女性。

傷ついた者同士、音楽を介して支えあおうとするけれど……

キーラ・ナイトレイ高感度アップな作品です。

次は、「アリスのままで」。

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大昔は結核、ちょっと前は白血病、今はアルツハイマー。

ドラマは社会を写す鏡。

時代と共に取り上げられる病気も変わります。

この映画は、有能な言語学者が若年性アルツハイマーに見まわれるお話。

主人公が病気と葛藤する中、印象に残ったセリフ……。

私は常に知性によって自己規定してきた、言語や明確な表現で。

今は目の前にぶらさがっている言葉に手が届かない感じ。

次に何を失うのかしら……

自分が自分でなくなる不安と恐怖を、

ジュリアン・ムーアが見事に演じてます。

「羊たちの沈黙」の続編で、ジョディー・フォスターに代わってクラリス役に抜擢され、

いまいちだった頃から苦節25年、立派な女優さんになられました。

ダンナ役には、「レッドオクトーバーを追え」で男前モード全開で

ジャック・ライアン役をこなしたアレック・ボールドウィンが、

あの頃の面影を感じさせないパッツンパッツンな状態で演じてました。

次に紹介するのは、「オオカミは嘘をつく」です。

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知人に「インパクトあったよ」と言われ、思わず観てしまいした。

めったにお目にかかれないイスラエル映画。

距離的にも、社会情勢から見ても、とても遠くに感じるイスラエル。

1時間50分ヘブライ語を聞きながらの鑑賞は、とても新鮮でした。

物語の中で、ちょいちょいスパイスのようにアラブ人が登場するのですが、

イスラエルとアラブの関係性が暗に垣間見えて面白かったです。

予算をかけない映画づくり、ラストの落としどころも心得ていて、

イスラエルもなかなかやるな~と感心したのであります。

4本目は「真夜中のゆりかご」です。

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私のお気に入り映画「未来を生きる君たちへ」を撮った、

デンマークの女性監督スサンネ・ビアの作品。

昨年、女性の戦場カメラマンの苦悩を描いた、

ジュリエット・ビノシュ主演の「おやすみなさいを言いたくて」を観たとき、

彼女のダンナ役の俳優さん男前だな~、

こんなハンサム今までどこにいたの…と思っていたその彼が今作の主演です。

物語は、生後間もない男の子を育てている二組の男女。

夜泣きをする子どもを、

夫婦で代わる代わる寝かしつける幸せな刑事の夫婦と、

どんなに泣き叫ぼうと育児を放棄するドラッグ中毒のカップル。

ある日、そんな彼らを悲劇が襲う……。

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男前な刑事役の俳優さんよりも、

ドラッグ中毒のカップル、トリスタンとサネ役を演じた二人が見事でした。

メイクや衣装さんもすばらしい。

トリスタンの汚いダウンジャケットやサネが着ていたテロテロの服が超リアルで、

二人の演技力との相乗効果でクズ人間ぶりを増長していました。

後半、どんな終わり方をするのか気にしながら観ていましたが、

安心してください、真相は衝撃的ですよ。

おまけですが、「ルーム」観ました。

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子役のジェイコブくん、超カワイかった。

この子あっての作品と言っても過言ではないでしょう。

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主演女優賞にノミネートされたブリー・ラーソン。

この映画を観た後に知ったのですが、「ショート・ターム」の女優さんだったんですね。

役づくりで少しふっくらさせたのか、気が付きませんでした。

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作品に恵まれているのか、いい作品を引き寄せる力があるのか、

彼女のこれからの活躍に大いに期待したいですね。

ということで、今回はベストスリーじゃないけど“いい映画”のご紹介。

次回からはベストスリーの紹介です。

 

 


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ゴールデンウィークと母の日

みなさんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
とまこです。
私は祖母とカレーうどんを食べに行ったり、帰省してきていた叔父と出かけたり、
遠出こそしなかったのですが、のんびり楽しみました。

さて、5月の第2日曜日は母の日でしたね。
私は母がA4のクリアファイルが入るバッグが欲しいと
ずっと言っていたので、少し早めに
一緒に買いに行ってプレゼントしました。
アウトレットショップで購入したのですが、気に入って使ってくれているので
買ってよかったな、と思います。
その後家族で食事に行けたらよかったのですが、残念ながら予定が合わなかったので
また今度、ということになりました。
我が家は家族全員生活リズムがバラバラなのでなかなか家族揃わないので
難しいのですが、タイミングが合えばちょっと足を伸ばして
旅行にいけたらなあ、と思います。

今回はこのへんで。それではまた。


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