今年1月~4月末までの4ヶ月間に観た映画の中から、
“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表。
第3位は、ドイツの映画「ピエロがお前を嘲笑う」です。
106分間、あなたが目にしたものは、果たして真実か?
まさかの結末に〈100%見破れない!〉〈騙された!〉という観客が続出。
ハリウッドがリメイクも決定!
驚愕の〈マインドファック〉ムービー、日本上陸。
マインドファック・ムービーって何?
いくら映画広告のコピーの規制がゆるいからといって、
これだけ煽り立てるコピーの連発はいかがなものかと思いながら鑑賞。
絶対に結末を当ててやると思いながら観ましたが、まんまとしてやられました。
4人組のオタク達が、最初はいたずら感覚でハッキングをはじめるが、
彼らの行動が社会から注目を集めるようになると、
その快感からいたずらが徐々に犯罪へエスカレートしてしまう……。
ストーリー展開が見事で、知らぬ間に映画に引き込まれてしまいました。
ハッカーがテーマですが、ネット音痴の人でも楽しめるのでご安心ください。
ただ、ヒロイン役に少し疑問が……
ドイツ的にはこの女優さんで問題ないのかも知れませんが、
ジャパンな感覚とは少しズレがあるのでは、なんて思ってしまいました。
捜査官役で「未来を生きる君たちへ」に出てた女優さんが出演。
確かデンマークの女優さんだったはずですが、
ドイツをはじめEUの映画は出演者の国籍がぐちゃぐちゃで面白い。
言語と発音が理解できれば、EUの映画はもっと深く楽しめるでしょうね。
また、ハリウッドでリメイクとありますが、
ハリウッドでリメイクして良くなった映画ってあったっけ?
大昔に「七人の侍」が「荒野の七人」になったことは超有名ですが、
その他で記憶に残ってるのは、スペイン映画の「オープン・ユア・アイズ」を
トム・クルーズの「バニラ・スカイ」でリメイク。
ペネロペとキャメロン・ディアスの魅力でこれは許せたけど、
「ドラゴン・タトゥーの女」や「オールド・ボーイ」、「ゴジラ」もダメでしたよね。
ということで、ハリウッドリメイクには期待せず、
ドイツ製作のオリジナル「ピエロはお前を嘲笑う」、
まだ観てない方はぜひご賞味ください。