さて、いよいよ第1位の発表です。
今回のNo.1は「しあわせはどこにある」です。
イギリスのコメディアン、サイモン・ペッグが主人公。
「ミッション:インポシブル」の時とちがって、
この映画では彼のいいところが随所に出てました。
美人でしっかり者の彼女に支えられ、
何不自由なく生活を送っている精神科医。
しかし、日々精神を病んだ患者たちの暗~い話を聞いているうちに、
だんだん自分自身の人生は“これでいいのか?”と疑問を感じる。
そこで、彼はフィアンセの不安を振り切り、
幸せとは何かを求めて単独で旅に出るのです。
中国、チベット、アフリカ、アメリカと旅をつづけるのですが、
特にチベットでのワンシーンが印象に残ってます。
「幸福の黄色いハンカチ」のように、
ロープにくくられヒラヒラとする無数のカラフルな布と
真っ青な空が織りなす映像は強烈に美しく、
精神科医の心模様が見事に表現されていました。
精神科医は行く先々で遭遇した、幸せのヒントを手帳に記録します。
例えば、
○比較すると幸せは台無しになる
○人は幸せを未来にしか見ない
○時として幸せとは、すべてを知りすぎないこと
○不幸を避けることが、幸福への道ではない
○幸せとはありのままの姿で愛されること
○幸せとは、心底生きる実感を味わうこと
○話を聞くことは愛を示すこと
○過去は懐かしい、だが戻らない
さて、精神科医は幸せを見つけることができたのでしょうか……。
冒頭でもお伝えしたとおり、この映画はサイモン・ペッグのハマリ役でしたね。
彼の魅力をもっと知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。
ということで、2016年上旬、勝手に映画ランキングの第1位は、
「しあわせはどこにある」でした。