今日から6月です。
先月16日に沖縄・奄美が梅雨入りし、
じわじわと暑い日が多くなってきましたね。
そんな夏目前にしてバサラではエアコンの不調で
蒸し風呂状態が続いています。アツゥイ!
そんなこんなで(笑)涼を求めて
久しぶりにホタルを見に足守まで足をのばしてきました。
足守地域は平成4年5月22日に岡山市によって「ホタルの里」に指定された、
“超”がつくほど有名なホタルスポットです。
岡山はホタルの名所と呼ばれる所が多いのですが、
足守のホタルは養殖ではない天然のホタルで数も多いそうです。
ゲンジボタルとヘイケボタルの2種類が生息しています。
国道180号線から国道429号線に入り一直線に北上、
大井トンネル抜けてすぐ左折すると「ホタルの里」があります。
警備員が立っていて、路肩にある駐車場に案内されます。
そこから目と鼻の先に
足守川の上に架かる「ほたる恋来い橋」という小さな橋があり、
すでにたくさんの人で賑わっていました。
一応ここが蛍鑑賞のお勧めスポットとなっていますが、
人が多いのと、車のライトが邪魔をします。
この辺りの川沿いならどこでもホタルが見られるとの事なので、
300mほど下流へ移動。
曇っていて蒸し暑く、風がない日がホタルが多く見られる条件なのですが、
この日の午前中に雨が降っていて
夜になると肌寒いと感じるぐらいに気温が下がってしまったので
あまり期待していませんでしたが、
先ほどの橋から離れた場所は光の花畑とまではいきませんが、
けっこうな数飛んでいました。
水や草の匂いを嗅ぎ、川の流れる音を聞きながらボーッとしていると
自然と昔の風景が思い出されます。
子供の頃住んでいた家の裏には用水路があり、
今は宅地となってしまって面影がありませんが、水田が広がっていました。
6月になると、2~3週間くらいのわずかな期間、
ホタルが畦道の上をふわふわと飛び交っていました。
夕暮れになると捕虫網を持って蛍狩りに出かけ、
捕まえた蛍を籠に入れて観察したり、
持ち帰って家の中に放してみたりしたものでした。
最近では近場でホタルを見られるところがなくなり、捕獲も禁止。
手で触る事すら躊躇してしまいます。
現代っ子にはそれがあたりまえなのでしょうが、
身近にふれられる季節の情緒が減っていくのはちょっと淋しい気がします。
6月初旬には地元の方によるホタル祭りも催されるそうなので、
たまにはノスタルジックな癒しに浸ってみてはいかがでしょうか。