2016年下旬、勝手に映画ランキング          その3

昨年9月~12月末までの4ヶ月間に観た映画の中から、

“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表、

第2位は「トランボ」です。

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実話がベースになっている作品。

1940年にアカデミー脚色賞にノミネートされ、

人気の脚本家となったダルトン・トランボが、

第二次世界大戦後のアメリカを襲った赤狩りの餌食となり、投獄。

出所後はハリウッドから完全に干されてしまうが、

ギャラと名声を捨て、偽名を使ってでも脚本を書き続けたっていうお話し。

映画になるほどトランボさんがスゴイところは、

権力に屈することなく脚本を書き続けたことだけでなく、

ゴーストとして書いたもの中から2作品が、なんとアカデミー賞を受賞。

しかもその中の1つが、あの「ローマの休日」なのです。

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お姫様が普通の女の娘のふりしてローマを散策。

新聞記者と出会い恋に落ちる、あまりにも有名なこの物語は、

トランボさんの脚本だったのです。

それにもかかわらずオープニングにもエンドロールにも、

トランボさんの名前はありません。

ゴーストとして脚本を書いたものなので、当然のことですね。

1953年、オードリー・ヘプバーンはこの作品が

ハリウッドデビュー作だったにもかかわらず、

そのキュートさが世界中を席巻し主演女優賞を獲っちゃいます。

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映画の中でお姫様が変装するため、思い切ってショートヘアーにした

ヘアースタイルが「ヘプバーンヘアー」として世の女性たちに大流行。

オードリー・ヘップバーンの人気に火を付けた、

という話を聞いたことがあります。(たぶん当ってると思う…)

古い映画でモノクロではありますが、オードリー・ヘプバーンは可愛いし、

グレゴリー・ペックはカッコいいし、とにかく二人ともキラキラしてました。

なんなんでしょうね~、映像美を超越した演者が発する魅力がいっぱいの映画でした。

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私は、この真実の口のシーンが印象に残ってますね~。

話が逸れてしまいました…「トランボ」に話題を戻すと。

作品の中に、懐かしい大物さんが登場します。

西部劇で有名なジョン・ウェインとアメリカ大統領にまでなったドナルド・レーガン。

この二人は赤狩りの肩を持つ、弾圧側の嫌な俳優として登場します。

もう一人、マイケル・ダグラスのお父ちゃんカーク・ダグラスも登場。

彼は陰でトランボの才能を応援する俳優、とてもいい人として描かれています。

また、トランボの奥さん役として、ダイアン・レインが良妻賢母してました。

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困難に立ち向かい、復活を果たしたトランボさん。

それが実現できたのは、才能を認め合った仲間と

最後まで彼を支えつづけた家族があったから……

なんせ風呂の中でも脚本を書き続けた、まさに仕事中毒。

実話だけど記録映画的な風味をまったく感じない、いい映画でした。

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2016年下旬、勝手に映画ランキング          その2

昨年9月~12月末までの4ヶ月間に観た映画の中から、

“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表、

第3位は「幸せをつかむ歌」です。

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まったく期待せずに、メリル・ストリープものだから観ておこうかってなノリで鑑賞。

フタを開けてみると、超刺激的なオマケ効果もあって結果的に第3位にランクインでした。

まず一つ目の刺激的なオマケは、実の娘との共演。

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なんだか似てますね~この二人実の親子。

似てはいますが、美貌は若い頃のお母ちゃんの方が断然ですね~。

娘さんはメイミー・ガマーっていう女優さんなんだそうですが、

この作品で母娘役で初共演したそうです。

大女優であるお母ちゃんに負けじと、

娘さんもかなり気合の入った演技でがんばってました。

ストーリーはいたって単純。

音楽を諦めきれないロックンロールなお母ちゃんが、

子ども三人を捨ててミュージシャンの世界へ。

そんな我儘な夢が叶うはずはなく、場末の酒場で歌う日々。

スーパーのレジ係をやりながら、なんとか食いつないでいる

毎日がギリギリの貧乏ロッカー暮らし。

そんなある時、娘が夫に捨てられ、

精神的に不安定になったと元ダンナから知らせが届く。

都合のいいお母ちゃんは、都合のいい時だけ母親の顔をするため、

十何年ぶりに家族のもとに帰るのでありました……。

今のメリル・ストリープがロッカーなんてムリ、

誰もがそう思うはず。

私も映画が始まってすぐ、オイオイ設定にムリがあるぞと思いましたが、

それがマジカルなのです。

しばらく観ていると、パッツンパッツンのオバちゃんロッカーが、

なせだかリアルでカッコ良く見えてくる……。

これぞメリル・ストリープのメリル・ストリープたる所以なのでしょう。

あっぱれなものです。

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この写真に刺激的な二つ目のオマケが写っていますが、分かります?

分からないですよね。

では、次の写真ではいかがでしょう。

これで分かった方は天才です。

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写真の男性にご注目。

80年代に超ブレイクしたあの方。

そうです

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“リック・スプリングフィールド”なのです。

具体的に何て言う曲が売れたのかは知りませんが、
(聞いたら分かります)

リック・スプリングフィールドの名前と姿はしっかり覚えています。

イケ面ロッカーで女性にスゴイ人気があり、

当時キャーキャー言われてました。

そんな彼も御年67歳、映画の中でメリル・ストリープの彼氏で

バンドのメンバーとして出演しています。

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最後に三つ目の刺激的なオマケは、

メリル・ストリープが別れた元ダンナ役が、ケビン・クライン。

メリル・ストリープとケビン・クラインのコンビと言えば、

あの「ソフィーの選択」を思い出しますね~。

映画のテイストはまったく異なりますが、あの時以来の名コンビの復活になるのかな?

「ソフィーの選択」を知らない人には、まったく意味が分からないでしょうが、

映画史上に残る名画の1つ、そう言えると私は勝手に思っています。

重たい映画ですが「ソフィーの選択」、こちらもお勧めです。

ということで、第3位は「幸せをつかむ歌」でした。

 


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2016年下旬、勝手に映画ランキング          その1

昨年9月~12月末までの4ヶ月間に観た映画の中から、

“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表。

まずは第3位の発表と行きたいところですが、

その前に惜しかった作品をご紹介。

いや、惜しかったというよりもスゴかったと言った方が

正しいかも知れませんね。

スゴ過ぎて、なんだか別物の映画でした。

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アウシュヴィッツの収容所で“ゾンダーコマンド”と呼ばれる、

非道な役割を与えられたユダヤ人男性。

非情な2日間を、極限のリアルタッチで追いかけた作品です。

近年味わったことがない、なかなかの衝撃作でしたね~。

とにかく映像がスゴいんです。

マジックミラー越しに、ずっと彼を至近距離で眺めているような映像。

観ているこっちの気配や音は彼には伝わらないが、

こちらは彼の全てを間近で目撃している。

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手を伸ばせば届きそうなのに、マジックミラーがそんな思いを遮断する。

“ゾンダーコマンド”、支配は人間を悪魔よりも残酷にさせる……

心構えをしっかりして、ご覧になった方がいいと思います。

結構後に残りますから……。

ここで話題を変えて。

ちょっと気になった作品。

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マット・デイモンが独りぼっちで頑張ってた、「オデッセイ」。

観ててとっても違和感がありましたね~。

中国マネーがハリウッドを支配しつつあるのでは、

なんて心配が先に立ってストーリーに入り込めませんでした。

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それで、これが中国版のポスターのようです。

トランプが新しい大統領にもなるし。

これまで悪役と決めつけていたことが間違いで、

意識改革が必要になるかも知れませんね。

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「ハドソン川の奇跡」ご覧になられました?

トム・ハンクスと86歳のクリント・イーストウッドがタッグを組めば、

そこそこの映画になってあたり前ですが、

やっぱりくやしいけど予想通りいい映画でした。

それはこっちに置いといて。

映画のクライマックスあたりで、

アーロン・エッカートが「次は7月にね」とか言うんですが、

それがとてもいいキメゼリフで、

あの一言だけでアーロン・エッカートは得したんじゃないかと

勝手に思っています。

なんだかとりとめのない話になりましたが、

次回はベストスリーの発表です。

 


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ラスコー展

東京上野にある国立科学博物館でラスコー展を見てきました。

ラスコーの壁画は、
1940年に飼い犬を探して潜り込んだ少年たちによって発見されたそうです。
今から約2万年前、フランス南西部のヴェゼール渓谷にあるラスコー洞窟に
クロマニョン人の手によって描かれました。
世界最古ではないものの、現在発見されている壁画の中では群を抜いて大規模で
しかもクオリティも高く保存状態も良いので世界的に有名になっています。
1979年に世界遺産に登録され、現在は壁画を保存するため非公開となっています。

展示は壁画だけでなく、洞窟壁画の発見と保存の経緯や洞窟のミニチュア模型、
壁画を描いたクロマニヨン人たちの暮らしや壁画の描かれ方などに関する解説、
壁画を描くのに用いた道具などの展示もあります。

最初に出てきた模型がこちら。
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これが何なのか分かりませんでした。
白くモリっとしたもの。
これ、ラスコー洞窟の模型だったんです。
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横穴から見ると、こうなってます。
ラスコー洞窟の内側の形を復元したもので、外の形は意味がなかった。
しばらく外側ばかり眺めていた私、鈍感すぎる(笑)

実物大壁画。
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仄暗い灯りの中、どーんと壁画が待ち構えています。思っていたより大きい。
しばらく待つと、照明が落ち、真っ暗に。
「線刻」が青くライトアップされて浮かび上がり、とても幻想的。
しかしスマホのカメラじゃ微塵も伝わらない。
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仕方が無いので公式から写真お借りしました。

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実際の化石骨をもとに復元された生体復元写真のパネル。
<左>ネアンデルタール人(6万年前)<右>クロマニョン人(3万年前)。
クロマニョン人、カッコよすぎやろ(笑)
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こちらはクロマニョン人の等身大模型。
資料によると、身長が男性で175センチ、女性で165センチぐらい。
頭飾りやブレスレット、高度な裁縫技術を用いた衣服や毛皮。
ネアンデルタール人の文化では見られない狩猟具。
顔の造形はほぼ現在のヨーロッパ人の特徴を備えています。
動物の毛皮は本物っぽいし、微細な顔の皺や産毛まで再現されていて
これは生々しすぎて背筋がゾワゾワしました。

ちなみに私が小学生の頃は、ネアンデルタール人が進化したのが
クロマニョン人だと教えられましたが、現在では別の人類であると考えられています。
つまり、ゴリラの進化系がオランウータンではないのと同じで。
ただ、交雑はある程度あったようですね。
現代科学では化石人骨のDNA分析からそこまで判ってしまうんですね。

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今回のラスコー遺跡で、出色だったのは洞窟内で絵を描く際に使われたこのランプ。
現在確認されているモノでは最古の照明器具 。
猿人の頃から火は使っていたようですが、
意図して「照明」として使った証拠はこれより古いモノはないそうです。
なぜ彼らは灯りを使ってまで真っ暗な洞窟に絵を描き残したのか。
想像をかきたてられますね。

展覧会全体の感想としては、
科学博物館の展示なので美術やアートとしての側面よりも
学術・研究の対象としての側面の方が強いように思いました。
主催の意図も壁画の美しさや偉大さというよりは
その描かれた方法や目的、描写対象やその意味などへ向けられている印象です。
実物大壁画については洞窟内部の再現ではなく、
主要部分を断片的につなげてひとつの空間にまとめているので
洞窟のスケール感は物足りない。
線描を光で浮かび上がらせて見せるために
部屋の照明が暗くなったり明るくなったりを繰り返すので、
じっと集中して壁画を見ているのが難しい感じ。
壁画そのものをそのまま見せてくれればそれでいい、余計な解説や理屈はいらない、
と思っている自分のような天邪鬼にとってはちょっと物足りない、というか物多過ぎ(笑)
それぐらい内容の充実した展示だったという事で。

しかし、再現された壁画そのものは本当に素晴らしかった。
今はもう叶う事はありませんが、もし実物をこの目で見ることができたら、
きっと感動の涙に打ち振るえているでしょう。


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蜜のあわれ

あっというまに2016年も終わりですね。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

とまこです。

今日は先日見た映画をご紹介したいと思います。

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タイトルは「蜜のあわれ」

作家の室生犀星が晩年の1959年に発表した同名小説を映画化した2016年公開の作品で、

主演は二階堂ふみさんです。

この作品は金魚の少女赤子と老作家の恋愛を描いた、不思議な雰囲気の作品です。

二階堂さんが作中着ている赤いドレスが動くたびにひらひらと揺れて、

金魚の尾ひれを美しく表現しています。

作中「ちゃぽん」と水の音が鳴るシーンが数回あるのですが、

そのたびに彼女は金魚であるということを印象付けているように感じます。

 

自身を「あたい」と呼び、ころころと変わる表情とぴょんぴょんと跳ね回る姿は、

幼い少女のようなのに、しかしふいにぐっと艶っぽい表情をする赤子が

とにかく魅力的で、二階堂さんだからこの赤子が演じられるのだろうなと思いました。

原作が台詞で構成された小説だということで、映画本編も台詞の言い回しが

面白い作品です。

原作を私はまだ読んだことがないのですが、

機会をつくって読んでみたいと思っています。

この作品を撮った映画監督の他の作品として、

「シャニダールの花」があります。

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この作品は女性の胸に花が咲く現象が起こるファンタジー恋愛映画です。

こちらもおすすめなので、よろしければご覧ください。

今年もあと少しですが、皆さん体調には気をつけましょうね。

それでは。

 

 

 


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魔法の世界にワクワク

こんにちは。けだまです。

先日、話題の映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を見てきました。

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ハリー・ポッターシリーズの新作となる今作品。

今作は新たな主人公、ニュート・スキャマンダーの冒険を描いています。

ネタバレとなるので内容はぼかしておきますが、とにかくファンタジーにあふれるワクワクする作品でした!

ハリポタシリーズの舞台はイギリスでしたが、今作はアメリカ、ニューヨークを舞台に、ニュートと魔法生物たちが大暴れします!

今までのハリポタと大きく違うところは、主人公が大人の魔法使いであるという所です。

ハリー達は、未成年の魔法使いだったので、外の世界で魔法を使うことが禁止されていましたが、今作では街中でも遠慮なく魔法を使っています。魔法を人間に知られてはいけないのに、そんなことをして大丈夫か!?と常にハラハラしていました。

 

そして、なにより心が躍ったのは、摩訶不思議な魔法生物たちです。

不気味で美しく面白い魔法生物たちが、映画の中ではとてもリアルに存在しており、もしかすると実際にいるのでは?とさえ思いました。

実際にいたら嬉しいですし、一緒に暮らしたい!

 

さて、今作の主人公のニュート・スキャマンダー。彼はホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」の著者でもあります。

その「幻の動物とその生息地」をなんと我が家で発見しました!

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随分と昔に貰っていたようです。

今まで、じっくり内容を読んだことが無かったのですが、映画を見た後しっかり読んでみると、なんと面白いことか!

映画に登場した魔法生物たちのことがしっかりと載っており、映画のシーンが脳裏に浮かんできます。

もう一度、映画見に行きたいです…

 

そんなワクワクする映画、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」。

ハリポタ好きも、見たことが無い人も楽しめる作品です。

ぜひ今年の冬はファンタジーな世界を楽しんではいかがでしょうか。

 


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少年時代の巻

大都会岡山での移動は車が主流なので、めったに歩くことがない。

こと歩くことに関しては、都会の人の方がよっぽど歩いているのではないだろうか。

で、たまにテクテク歩いてみると、ちょっと面白いものに遭遇することがある。

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どんな犬なのか、すんげー気になる。

私が子どもの頃、通学路の一段上にある家の前を通るたびに、

ブロック塀から顔を出して吠えまくってた犬がいた。

単なるワンワンではなく、

グワングワンの後にガルルルル…ガルルルル…が付く、

“その犬凶暴につき”と思わせるには十分な吠え方とイカツイ面構え。

クサリがちぎれんばかりに必死に吠え続ける勢いと体力は、

きっと秋田犬並みのゴッツイ体格なのだろう。

こんなヤツに襲いかかられたら、ひとたまりもありません。

私は毎回その家の前を、そそくさと通り過ぎていました。

ところがある日、少年は母親にお使いを頼まれます。

何かをどこかのおばあさんに届けてほしいというミッション。

何を届けるのかはまったく覚えていませんが、

どこかが、こともあろうに“その犬凶暴につき”の家だったのです。

いつの間にか“その犬凶暴につき”の主と母親が、

フレンドリーになっていたのです。

いきなり襲い掛かる試練……。

しかし純粋に天使のように育った少年は、

母親に対しても弱味は見せたくありません。

めんどくせーを盾に抵抗してみるが、本音は違うのは本人が一番承知。

すったーもんだーがあって、

結局何かを“その犬凶暴につき”の家に届けることに……。

いい子ですね~。

※すったーもんだーの下りは覚えていないので想像です。
私のことだから、こんな感じだったことでしょう。たぶん。

おそるおそる家に近づくと、いつものように吠えはじめる。

慎重にさらに近づくと、もっと勢いよく吠える。

距離を保ちつつ未踏の領域、坂を上がり門まで近づくと、

先のグワングワン!!を後のグワングワン!!が追い越す程の勢いで連発で吠え狂う。

ブサーを鳴らすため、一歩、二歩とじんわり前進。

このミッション、早く終わらせたい……と思った時、

“その犬凶暴につき”の全貌が……

秋田犬どころか体は柴犬サイズ。顔だけが大きいイカサマ野郎だったのです。

ブザーを鳴らすと、ニコニコ笑顔のおばあさんが

「騒がしいと思ったら、わざわざ持って来てくれたん、ありがとうね」と

やさしい言葉。子どもながらに味わう達成感。

「あんた、うるさい!!」とおばあさんのケリが“その犬凶暴につき”に入ると、

「キャン」とはじめて聞くカワイイ声発して小屋へ退散。

おばあさんの笑顔に見送られながら、

『でけー面しゃーがって』の語源に思いを巡らせたことを、

この看板を見て思い出したのでありました。

 

 


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趣味の世界

最近、急に寒くなってきてインフルエンザも流行期に入ったそうですが皆さん大丈夫でしょうか?先日予防接種受けてきたふーふーさんです。

 

最近、嫁さんが新しい趣味にはまっています。

先日5歳になった娘が最近リカちゃん人形で遊び始めました。
基本的にリカちゃんって着せ替えて遊ぶことが多いのですが、服のバリエーションが少ないのと、買うと結構高いのもあって嫁さんが自分で作り始めました(笑)。

元々、裁縫の技術があるわけではないですが、専門の本を買ってきて時間を見つけてはチクチク裁縫しています。

で、今まで作ってのがコチラ…

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僕が「なんでこんな寒い時期に寒そうな格好ばっかり?」と聞くと、「袖があるものは難易度が高くて始めたばかりでは難しいのよ」とのことで、季節に似合わないノースリーブ系ばっかりです(笑)。

作ってる本人はかなり楽しいらしく悪戦苦闘しながらもコツコツやっています。そんな始めたばかりの裁縫ですが娘には大好評!嫁さんも作り甲斐があると喜んでいます。

結局自分用の人形も買ってやる気MAX!今度は袖ありの服に挑戦するようです。

常々、なんか趣味が欲しいと言っていた嫁さんにとっては娘とのコミュニケーションも出来、良かったんじゃないかな?と思います。親子で一緒に出来るものがあるのは良いことだと思います。

そんなリカちゃん生活な我が家ですが、先日高松に行ってきました。
リカちゃんを作っている「リカちゃんキャッスル」(福島県)というところが年間を通して全国で出張イベントをしています。ちょうど先日高松で行われたので行ってきました。(僕と息子は会場には行っていませんが…。)
出張イベントではおもちゃ屋では売っていない服や通常より少しクオリティーが高い靴や小物を売っています。また、リカちゃんのすべてのパーツをフルオーダーで1から作ってくれるオーダーメイドの受付なんかもあります。この日は広島から高速バスでやってきた気合い入りまくりの親子なんかもいたらしいです。長く愛されているのも頷けます。

うちの母子は帽子や靴、ドレスなど沢山の戦利品を買って満足げに帰ってきました。

で、娘が選んできた服がコチラ…

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煌びやかでカラフルな服が多い中、渋いセンス!

 

余談

いつも人形見て思うのですが、リカちゃんってとても11歳には見えない。大人っぽいというか上品というか…。
ちなみに、パパは音楽家、ママはファッションデザイナー、双子の妹と三つ子の妹・弟、ばあちゃんはケーキ屋オーナーというスゴイ設定です。

育ちがうかがえます(笑)。

 

 


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鳥取へ!

こんにちは、
お休みの日に鳥取花回廊に行ってきました。
ひとまず家からナビを設定して、美作インターに向け出発!
とんでもなく霧の濃い田舎道を通りやっと美作高速入り口に到着。
高速道路に乗ってもかれこれ2時間くらいドライブして
目的地に着いたのが10時半ごろでした。
お昼前でちょうどいい時間帯!

まずは友達と合流していざ!鳥取花回廊へ!
雲ひとつ無いいい天気!暑くもなく寒くもないちょうど良い
最高のお散歩日和でした。
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↑奥に見えるのが伯耆大山らしい
すこし雪化粧しているように見えます。
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そしてお花しかない所にもちょっとした楽しみが!
101匹のウサギさん。
この花回廊の中に隠れているとか?!(※探していません)
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まだこの時期は紅葉までもうちょっとというところでしたが、
ニュースでは今週・来週あたりがキレイに紅葉を見ることができるらしいですよ!

最後に今年北海道で見られた紅葉の写真。
雪と紅葉のコラボレーション!!
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(http://weathernews.jp/s/topics/201610/210075/)より


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やっぱり早起きはお得。

最近、野菜がやたらと高い。
原因は9月に相次いだ台風と日照不足の影響とのこと。
そこは晴れの国おかやまといえども免れないようです。

そんなときは朝市!
というわけで行ってきました「京橋朝市」。
開催日:毎月第1日曜日
開催場所:京橋西詰め旭川河川敷広場 及び 堤防緑地一帯
開催時間:午前6時~午前10時
朝が弱い私ですが、ワイワイとした活気が好きで時々覗きに行っています。
6時より少し前に行くのが、人もまばらでおすすめです。

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入口に入っていくとすぐに香ばしいお肉の匂いが・・・
もう食べてくれといわんばかりです。もちろん即買いです。
こうなるとその後は屋台のハシゴになります(笑)
普段は朝食を食べないのに、
こういう所に来るとやたらと食べてしまうのは何故なんでしょう。
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京橋朝市は単に野菜が売っている産直朝市じゃないんです。
新鮮な野菜は勿論、食べ物屋台にパン、ケーキ、
鮮魚に乾物、お花にフルーツなどなど、販売物の種類が豊富。
歩いていくとたくさんのお店で目移りしてしまいます。
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さて、肝心の野菜はというと
少し変形した大根1本なんと80円でゲット!
きゅうり2本100円
たまねぎ5玉200円
にんじん3本150円
なんという天国だろうかここは(笑)
キャベツはさすがにお高く1玉400円。
しかしスーパの半玉298円(+消費税)を思うと・・・
ええい、お買い上げだ!
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あとはお店の人との会話も楽しい。
「大根の葉っぱは、こんな風に調理するとおいしいよ」とか、
「さつまいもは少し置いてからのほうが甘くなっておいしいよ」など、
調理法や食べごろなども教えてもらえます。
そんなやりとりに、ちょっとほっこりした気分ります。

1時間ほどうろうろとしていましたが、
人がかなり増えて行列もできてきたのでこの辺で退散。
せっかくなのでその足で散歩がてら石山公園へ。

現在岡山市では石山公園内へのオープンカフェの常設を目指して
オープンカフェ社会実験「O///RIVER PROJECT」が
9月から11月まで行われています。
こちらがプロジェクトのロゴです。
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■O///RIVER PROJECT(オリバープロジェクト)の名前に込めた意味
頭文字の「O(オ)」は、「おかやま」「おもてなし」の「オ」。スラッシュ3本は、「地域」「観光」「おもてなし」の3つの共存を表現。
3本の///が並んだ姿は漢字の「川」のようにも見えます。「リバー」は、岡山城下の根源ともいえる旭川。続けて読むと、「降り場」や「居場所(おりば=岡山弁)」といったニュアンスも連想させる響きでもあります。※岡山市HPより

なるほど、このシンプルなデザインの中に
これほどのたくさんの意味が込められているんですね。
勉強になる。

この日は9時30分オープンの看板が。
時計を見るとまだ8時前。うーん残念。

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缶コーヒーを買ってベンチに座り、
行き交う人や景色をながめながらしばしマッタリと。
すごく贅沢に時間を使っている感じがして、たまにはこういう朝も良いものですよ。


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