昨年9月~12月末までの4ヶ月間に観た映画の中から、
“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表。
まずは第3位の発表と行きたいところですが、
その前に惜しかった作品をご紹介。
いや、惜しかったというよりもスゴかったと言った方が
正しいかも知れませんね。
スゴ過ぎて、なんだか別物の映画でした。
アウシュヴィッツの収容所で“ゾンダーコマンド”と呼ばれる、
非道な役割を与えられたユダヤ人男性。
非情な2日間を、極限のリアルタッチで追いかけた作品です。
近年味わったことがない、なかなかの衝撃作でしたね~。
とにかく映像がスゴいんです。
マジックミラー越しに、ずっと彼を至近距離で眺めているような映像。
観ているこっちの気配や音は彼には伝わらないが、
こちらは彼の全てを間近で目撃している。
手を伸ばせば届きそうなのに、マジックミラーがそんな思いを遮断する。
“ゾンダーコマンド”、支配は人間を悪魔よりも残酷にさせる……
心構えをしっかりして、ご覧になった方がいいと思います。
結構後に残りますから……。
ここで話題を変えて。
ちょっと気になった作品。
マット・デイモンが独りぼっちで頑張ってた、「オデッセイ」。
観ててとっても違和感がありましたね~。
中国マネーがハリウッドを支配しつつあるのでは、
なんて心配が先に立ってストーリーに入り込めませんでした。
それで、これが中国版のポスターのようです。
トランプが新しい大統領にもなるし。
これまで悪役と決めつけていたことが間違いで、
意識改革が必要になるかも知れませんね。
「ハドソン川の奇跡」ご覧になられました?
トム・ハンクスと86歳のクリント・イーストウッドがタッグを組めば、
そこそこの映画になってあたり前ですが、
やっぱりくやしいけど予想通りいい映画でした。
それはこっちに置いといて。
映画のクライマックスあたりで、
アーロン・エッカートが「次は7月にね」とか言うんですが、
それがとてもいいキメゼリフで、
あの一言だけでアーロン・エッカートは得したんじゃないかと
勝手に思っています。
なんだかとりとめのない話になりましたが、
次回はベストスリーの発表です。