あっというまに2016年も終わりですね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
とまこです。
今日は先日見た映画をご紹介したいと思います。
タイトルは「蜜のあわれ」
作家の室生犀星が晩年の1959年に発表した同名小説を映画化した2016年公開の作品で、
主演は二階堂ふみさんです。
この作品は金魚の少女赤子と老作家の恋愛を描いた、不思議な雰囲気の作品です。
二階堂さんが作中着ている赤いドレスが動くたびにひらひらと揺れて、
金魚の尾ひれを美しく表現しています。
作中「ちゃぽん」と水の音が鳴るシーンが数回あるのですが、
そのたびに彼女は金魚であるということを印象付けているように感じます。
自身を「あたい」と呼び、ころころと変わる表情とぴょんぴょんと跳ね回る姿は、
幼い少女のようなのに、しかしふいにぐっと艶っぽい表情をする赤子が
とにかく魅力的で、二階堂さんだからこの赤子が演じられるのだろうなと思いました。
原作が台詞で構成された小説だということで、映画本編も台詞の言い回しが
面白い作品です。
原作を私はまだ読んだことがないのですが、
機会をつくって読んでみたいと思っています。
この作品を撮った映画監督の他の作品として、
「シャニダールの花」があります。
この作品は女性の胸に花が咲く現象が起こるファンタジー恋愛映画です。
こちらもおすすめなので、よろしければご覧ください。
今年もあと少しですが、皆さん体調には気をつけましょうね。
それでは。