インターンシップでデザインを勉強している学生さんが、職場体験にやって来た。
新型コロナの影響で、受け入れ先が少ないようで、
2週間で4人の学生が来ることになった。
学生たちは、とても初々しい。
緊張感がこっちにまで伝わってくる。
場を和ますために学生の一人に何年生まれか聞いてみると、
「2000年」とのこと…
衝撃である。
以前「平成生まれ」と聞いた時は、少し物憂げな表情をして
「へ~」と笑って答えられたが、
「2000年」は「平成生まれ」とはひと味違う。
なんだか自分が時代の土俵際に追いやられた気がする。
「昭和」「平成」「令和」に「2000年」。
「オジサン」から「オジイサン」の道を着々と歩んでいるのである。
インターンシップ受け入れ初日から、オジサンはほろ苦い刺激を受けたのであります。
ところで、新型コロナによって私の好きな映画界が苦しんでいる。
そういう自分自身も瀕死の大打撃を受けているが…
そんな映画界に焼け石に水だろうが、「鬼滅の刃」なる話題作が登場。
「オジサン」から「オジイサン」にならないためにも、観に行ってきた。
なんの予備知識もない、いきなりの観賞だったが、
「鬼滅の刃」の全体像はなんとなく分かった。
言い換えると、とても分かりやすいお話である。
ただ残念なのは、途中で少しオネムに入ってしまったこと。
若い頃なら自分を奮い立たせて、なにがなんでも観ようと頑張るのだが、
オジサンになると身体も脳も正直になり、自分をごまかせなくなる。
必殺技が連発すると同時に瞼が重くなり、ZZZ……状態に。
でもご安心ください。
みなさんが感動したというシーンの少し前あたりには意識が回復し、
映画の見せ場はちゃんと見届けることができました…たぶん。
はたして、コロナ禍はいつまで続くのでしょう。
新しい時代に突入したと思う方が正しいのかも知れません。
随分前にTEDのプレゼンで聞いた話ですが、
1860年にニューヨークの未来について討論会が開かれ、
集まった専門家たちが100年後の街がどうなっているかを考え、
そして100年後のニューヨークは無いと予測したそうです。
その根拠が、このペースで人口が増えると交通手段として600万頭の馬が必要となり、
その馬糞を処理することは不可能だと……。
何年後かにコロナ禍の現状を振り返り、
ニューヨークの笑い話のようなことにならなければいいのですが……