ベルマーク物語り

私が幼くとてもカワイかった小学生の頃(笑)、なぜかベルマークを集めていた。

私が通っていた小学校全体で熱くなっていたように思う。

いつその習慣がなくなったのかさだかではないが、

当時オカンが張り切って集めていたことを覚えている。

スーパーでもらったのか、どこで配られていたのか分からないが、

ベルマークを貼る台紙(何ページかの冊子)を入手したオカンは、

買い物から戻ると1点1点商品が入った箱や包装紙をチェックし、

ベルマークを切り取りその台紙に貼っていた。

切り取られたベルマークはご飯つぶで貼られる。

したがって、ベルマークが貼られた冊子は、ベコベコ状態だ。

今どきご飯つぶで貼ると言うと、笑う人が多いだろうが当時はそれが常識。

スティックのりなんてものは夢物語り。

ちょっとした紙を貼る場合は、ご飯つぶが大活躍したのである。

そんなこともあり、私が商品を包んでいる包装紙や箱をポイすると、

ちょっと待った!!ベルマークを確認しのかと叱られた。

それがトラウマとなり、今でもベルマークのデザインを見ると手が止まる。

すぐにポイとできないのである。

そんなこんなでベルマークについて調べてみると、

学校や団体で集めて財団に送ると、1点あたり1円がそれぞれの団体の

ベルマーク預金になり、貯まった預金で学校や団体の設備品などを購入できるそうだ。

調べていて思い出したのだか。

オカンのベルマーク集めにどっぷり加担していた頃、

ベルマークには泣けるほど低い点数のベルマークしか存在しないので、

ベコベコの冊子がいっぱいになっても、

びっくりするほど戦力にならなくてガッカリしたものだ。

100,000点や1,000,000点のベルマークにお目にかかったことがない…。

一度でいいから1,000,000点のベルマークを、ご飯つぶで貼ってみたかったな~。

なんてことを思いながら、つまんだ1点のベルマークを

何が入っていたのか分からない空のビンにひとまず入れておくことにした。

それにしても最近ベルマークって見かけなくなった気がします。

個人でポイントを貯めるものが増えたからかな~?

しばしベコベコのベルマーク冊子を回想し、ノスタルジックに浸ったのであります。

 


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