5月~8月末日までの4ヶ月間に観た映画の中から、
“いい映画ベストスリー”を、私の独断と偏見で今回も発表。
前回、1位をご紹介したので、
「セブン・シスターズ」です。
この作品も以前お話したことがある、
弊社のデザインの師匠からお借りしたもので、非常に面白かったので2位。
2073年、人口爆発により、1人っ子政策が敷かれている近未来が描かれいます。
この映画の中では、遺伝子組み換え作物が人口爆発の原因だというから怖いですね~。
遺伝子組み換え作物なんか、どこまでがOKでどこからがNGなのか分かりにくい。
現在でもすでに、グレーな遺伝子組み換え作物がはびこっているようで、
あながちフィクションではすまされない感があります。
ある説によると、30年後には世界人口は約100億人になるといわれています。
貧しい国が豊かになると、肉の消費量が一気に上がり、
畜産では賄いきれなくなるそうです。
ついでに、牛一頭を育てるのに穀物も相当必要なので、穀物も足りなくなる。
そうなれば水も足りない。
で注目されているのが、人口肉や遺伝子組み換え作物。
実際に日本人の食肉供給量は、1960年には1人あたり3.5㎏だったところ、
2019年は50.7㎏と、約14倍も増えているそうです。
話を映画にもどすと、
人口増加による地球資源の枯渇を防ぐため、
2人目以降の子どもは冷凍保存されることになっています。
そんな中、7つ子姉妹が誕生。
7人姉妹は、「月曜」から「日曜」までの7つの曜日を名前に付けられ、
1人1日を受け持ち、1人の人物を演じて生き抜こうとします。
ということで、ノオミ・ラパスが1人7役を演じるのですが、これがスゴイ。
個性的なキャラクターを演じ分けて、本当にノオミ・ラパスが7人いるようでした。
ひと昔前のように、共演シーンでは後ろ姿でごまかすようなものではなく、
CGや代役を巧みに織り交ぜたまったく違和感のない映像は、必見ものです。
いいおじいちゃん役でウィレム・デフォー。
政府の悪いお偉いさん役でグレン・クローズが出演。
グレン・クローズといえば、私としては「危険な情事」なので、
ウィレム・デフォーではなくマイケル・ダグラスをキャスティングしてくれれば、
完璧だったのにな~と少し残念です。