2020年中旬、勝手に映画ランキング      その1

暦の上では9月に突入したというのに、涼しさを感じるには

まだ遠い感じがしますね。

さて、5月~8月末日までの4ヶ月間に観た映画の中から、

“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表するいつものヤツ。

引き続き性懲りもなくやっちゃいます。

そして今回はいきなり1位から。

第1位はコレ

「ブルーバレンタイン」です。

一般的なポスターのデザインよりも、

こっちのデザインの方がお気に入りなのでこっちを掲載。

以前にも紹介したことがありますが、

“ひょんなこと”から再度観ることとなり、

やっぱり良かったので、今回の1位です。

愛のはじまりから破局、崩壊までの7年間を、超リアルに描いた秀逸な作品。

ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズが、

スタンディングオベーション級のすさまじい演技で、

どこにでもいる二人のどこにでもあるすれ違いを、

この映画でしか観ることができないハイレベルなものに昇華しています。

当然、監督もすばらしいですが、

とにかくライアン・ゴズリングのナチュラルなメタボとハゲっぷりは見事で、

役者魂を見せつけられ感動ものです。

先述した“ひょんなこと”とは、この映画のエンドロールが発端。

ある日の会議中、映像の話題になって、

「ブルーバレンタインのエンドロールの映像が良かった」と私が言ったところ、

スタッフ全員がノーリアクション。

「ゲっ!」ということで、後日「ブルーバレンタイン」をレンタル。

スタッフ全員に「ブルーバレンタイン」のエンドロールを観せたといういきさつがあり、

エンドロールの映像の良さを立証しただけで返却するのがもったいないので、

再度観たというSDGs精神に則った行為なのです(ちょっと違うか)。

 

本編が終わった後、暗闇の中に花火が弾ける。

その花火の中に、幸せだった頃の二人のシーンが映し出される訳です。

花火の美しさと儚さが、二人の結末と相重なって、切ないのです。

なんなら本編を観なくても、エンドロールだけでも観るべし。

おじさんはそう思うのです。

 


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