2019年下旬、勝手に映画ランキング          その3

昨年の9月1日~12月31日までの4ヶ月間に観た映画の中から、

“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表。

本日はいよいよ第1位の発表。

第1位はコレ。

「バジュランギおじさんと、小さな迷子」です。

インドで「ダンカル」「バーフバリ」に次ぐ興行成績を記録した、

2015年に公開されたインド映画。

パキスタンの少女がインドで迷子になってしまい、

純粋無垢なまま大人になったおっさんと出会い、

(映画の設定では青年ですが、どう見てもおっさんです)

おっさんと少女がさまざまな障害を乗り越えて、

少女をパキスタンに送り届けるお話。

ご存知の通りインドとパキスタンには過去に戦争を行った対立があり、

ヒンドゥー教とイスラム教という相容れない根深い問題があります。

でもおっさんは、「それがどうした」と突き進みます。

もはや「それがどうした」とも思っていなんでしょうね。

「困っている少女を助けたい」その一心だけで、

世間一般の常識を乗り越えて、しかも正面突破してゆきます。

インド映画特有の壮大なダンスシーンも健在。

オープニング早々無駄に長いダンスが展開されます。

いつ終わるのか心配になるくらい、しつこい演出でしたが、

2時間39分という上映の尺から考えるとまぁいいかと、

インド感覚でお楽しみください。

深~いテーマが横たわっているにも関わらず、

映画全体の温度が心地よく、とても楽しませてくれましたね。

ヒトのやさしさに触れられる映画でした。

 


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