ティラノに会いたくて、夏。

夏と言えば恐竜!というぐらい
日本各地で恐竜イベントが催される、
恐竜好きにはたまらない季節です。

もちろん岡山でも。
岡山シティミュージアムで開催された
「よみがえる地球の覇者!!世界大恐竜展」に行ってきました。


私が行ったのは会期終盤だったので
並ばずに入場できる程度でしたが、
来場者数7万人を超す大盛況だったそうです。
夏休み期間とはいえ、岡山でも恐竜人気はスゴい。

以前、大阪で開催された催しの規模を縮小して展示しているので、
主要展示物が間を空けずに置かれていて、
ぎゅぎゅっと凝縮された、まさにおもちゃ箱ような感じです。

骨格も模型もガラス標本もティラノサウルス類がメインになっていて、
『大ティラノ祭』とかに名称変更してもいいんじゃないかと思うほど、
ティラノに関する展示が目白押しでした。


会場に入って最初にお出迎えしてくれた全身骨格
アロサウルスvsステゴザウルス


全長27メートルのディプロドクスの全身骨格
全身骨格の中の目玉です。デカイ!



「恐竜の羽毛」に連なる展示も並行していたため、
生体復元模型は羽毛付きが多かったです。


こちらはティラノサウルスの『亜成体』の全身骨格。
愛称は、ジェーン。
かなり有名な個体なのですが、やっと出会えました。

亜成体とは、いわば“ティーンエイジャー時代の姿”で、
推定年齢は11歳。
1990年の発見当初は、歯の数や頭骨の違っていたため
ティラノじゃないと言われていましたが、
後の研究で亜成体と判明。
進化の過程にも繋がる貴重な事例です。

さらにジェーンの復元模型。
常に吼えていたので、会場ではギャン泣きするちびっ子が多数。


こちらはタルボサウルスの全身骨格(レプリカ)
全長10メートル、高さ2・8メートル
岡山理科大学が調査協力を行っているゴビ砂漠で発掘された、
アジア最大級の肉食恐竜です。
この展示での組み立ても岡山理大の学生たちが行ったそうです。
いいな〜、楽しそう。



恐竜好きは昔からで、小学生の頃は「考古学者になりたい」とか言ってましたが、
違うんですね。
考古学は歴史や民俗学のように人間を研究する学問で文系、
恐竜の研究がしたい人は古生物学で理系なんです。
理数系大の苦手な私には無理だった。


こちらは入口に展示されていた、過去から現在の復元比較模型
こうやって比べてみると科学の進歩ってすごいなと改めて感じますね。

ちなみに少し前まで「鳥は恐竜の子孫」と言われていましたが、
その学説は既に古くて、
「鳥は恐竜そのもの」というのが学術上の通説になっているどころか、
恐竜の定義として組み込まれていて、
今では多くの科学者が、現代の鳥は生ける恐竜だと考えているそうです。
ゆえに「恐竜は絶滅しているどころか現在は恐竜の大繁栄期が続いている」
というのは個人的にはかなりの衝撃でした。
鳥は恐竜そのものだった。
そんなの今時の小学生男子なら誰でも知ってるよ、ぐらい常識らしいですよ。
知識の定期的なアップデートって大事ですね。


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