早いもので2019年も2月に入り、
平成の時代も残すところ3ヶ月となってしまいましたが、
そんなことお構いなしに、
昨年の9月~12月末までの4ヶ月間に観た映画の中から、
“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表。
ただし私の場合、スクリーンよりもDVDでの映画観賞が多いので、
ほぼ旬を過ぎた作品ばかりですが、あしからず。
いよいよ第1位の発表です。
第1位は「ギフテッド」です。
「キャプテンアメリカ」のクリス・エバンスが主演の作品ですが、
クリス・エバンスの演技なんかど~でもいいくらい、素晴らしい子役が登場します。
マッケナ・グレイスって子なんですが、
「アイ・アム・サム」の頃のダコタ・フェニングに勝るとも劣らない存在感を示しています。
子役といえば、昨年のクリスマスにも地上波で放送されてた「ホーム・アローン」の
マコーレー・カルキン君や「シックス・センス」のハーレイ・ジョエル・オスメント君など、
これまで衝撃的な成長を遂げて驚かせてくれた方もおられますが、
今後マッケナ・グレイスちゃんがどんな女優さんになるのか、
多少の化学変化に右往左往することなく見守りたいと思います。
そういえば「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリンも最近見ないけど、
どーしてるのかな~。
さて、映画の内容ですが、これがまた素晴らしい。
以前ジョセフ・ゴードン・レヴット主演の「(500)日のサマー」を撮った監督さんなんですが、
映像のセンスがいいし、物語の構成もいい。
「(500)日のサマー」では若い男女の恋愛を描いていましたが、
「ギフテッド」では
“いちばん大切なのは (愛する)才能。”
このキャッチコピーが示す通り、
子どもの本当の幸せとは?…をテーマに、
家族の愛と絆が描かれています。
シングルマザーで数学者だった姉が亡くなり、
残された7歳の一人娘を引き取り育てる弟。
女の子はガサツな弟の手により、
学問やITとはまったくかけ離れた最低限な環境で育てられている。
でもその女の子、数学者の母親のDNAをガッツリ受け継いだ超天才児なのです。
孫が天才児であることを知ってるお祖母さんが、
そんな孫の現状を放っておくハズがありません。
ということで、女の子の親権を巡っての裁判がはじまります。
ガサツな弟とエリート家系のお祖母さん、
当然裁判はお祖母さんの思惑通りに進むのですが……。
ここから試されるのが“愛する才能”なのです。
感動のヒューマンドラマに仕上がっていますので、ぜひご覧ください。
普通はここで終わりなのですが、
オマケ情報を一つ。
ご存知「きっと、うまくいく」主演、アーミル・カーンの新作「ダンカル」。
国内チャンピオンにはなったが、インドに初めての金メダルをもたらすことができなかった父親。
現役引退後、果たせなかった夢をわが子に託すと決意する父親だが、女の子しか生まれてこない。
ならばと、二人の娘を自己流のスパルタトレーニングで、
男子選手が逃げたくなるようなレスラーに育て上げた実話を映画化した作品。
面白かったですが、映画の内容よりも、
アーミル・カーンの役者魂に驚愕。
役づくりのために体重を97㎏(体脂肪38%)まで増量。
その後5ヶ月で元の体重70㎏(体脂肪9.67%)に戻した。
すごいですね~。
映画の冒頭に父親が現役のレスラーだった頃のシーンがあるんですが、
体重を増量した後に痩せるモチベーションにするため、
あえて太った後に撮影するようにしたそうです。
痩せなきゃ撮影できない。まさに役者魂、あっぱれです。
ということで、アーミル・カーンに感心しつつ、
私は食っちゃ寝、することにします。