こんにちは、たんぼです。
10月19日(火)に岡山ふれあいセンターにて『終活講座〜知っておきたい介護のお話〜』を開催しました。
第4回目となる今回は、訪問看護をされている(株)エール代表取締役の平田晶奈さん、終活カウンセラーの森本美智子さん、プリザーブドフラワーの仏花をご提案しているmakimaro-plus代表の牧野理可さんの3人を迎え、バサラも交えて介護のお話をさせてもらいました。
実際に介護経験のある森本さんは実体験を元に今介護で悩んでる方、これから介護をされる方に介護をされている方の現状や症状、対応などを詳しくお話をされていました。
認知症を発症した時の症状や認知症の方が見えている景色、さらに末期ガンに侵された方の言動など知らなかったことをたくさん知ることができました。
訪問看護については、やはり病院ではなく自宅で過ごすということに大きな意味があるのだと考えさせられました。
実際に訪問看護を受けている方の入院している時と自宅で過ごしている時の写真をみましたが、自宅で過ごす姿はとても表情が明るく同一人物とは思えないぐらい違っていました。
病院にいれば手厚い介護や病状による早い処置など安心できる面はありますが、自宅で少し不便でも自分で動く、好きなことをやるということで行動も変化し、表情も明るくなるんですね。
お話を聞いていると「梅をつけたいから早く自宅に帰りたい」や毎朝牛乳を飲むために宅配箱から家に牛乳を運ぶために手すりをつけて欲しいなど、なんてことのない日常生活を過ごすということが喜びになっているというのを聞いて、当たり前などないのだなと思いました。
平田さんのお話の中で一番印象に残っているのが
「美味しいものをたくさん食べてください。年をとると自然に食べれなくなります。今は太っていてもがガリガリに痩せます。今できることをやってください。」
という言葉です。
訪問看護を受けていた人の中に、誕生日に何をしたいかと聞いたところ
「バースディケーキが食べたい」と言われた方がいて、その方の体調に合わせたケーキを作りお祝いしたそうです。
その方はその3日後に亡くなられたそうですが、最後に希望を叶えることができました。
訪問看護のサポートはそういった利用者の願いもできる限り叶えてくれます。
自分でできることが増えれば行動範囲が広がり、動くことで自然と体力がつきます。
訪問看護と聞くとまかせっきりのようなイメージがありましたが、そういった自分でやる介助で利用者の方を前向きにさせるサポートをしているんですね。
こういった話を聞ければ安心してまかせられると思います。
今回バサラの講演は私が担当させてもらいました。
バサラが提案するデジタル終活サービス「リガーズサービス」についてお話させてもらいましたが、みなさんデジタルで残す終活サービスという聞きなれない言葉にとても興味を持ってくれていました。
はじめての講演だったのでうまくお話できていない部分もありましたが、終活を通じて家族との絆を深める大切さや、後世に伝えていく意義など伝わったのではないかと思います。
終活サービスに携わることになって、いろいろな知らなかったこと知っておかなければならないことなど、たくさん学ぶことができました。
人として生まれたからには「死」を迎えないといけません。
そこから目を背けずに、向き合っていくことが終活のはじまりです。
これから年老いていく自分の両親にも直接関わる大事なことです。
いつ来るかわからない日ですが、必ずやってきます。
その日がきた時に後悔のない行動が取れたらと思います。
みなさんもぜひ終活について一度考えていただけたらと思います。