今年1月~4月末までの4ヶ月間に観た映画の中から、
“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表。
ただし私の場合、スクリーンよりもDVDでの映画観賞が多いので、
ほぼ旬を過ぎた作品ばかりですが、あしからず。
栄えある第1位は「グレイテスト・ショーマン」です。
良かったですね~
私的には、去年の「ラ・ラ・ランド」よりこっちの方がお気に入りです。
貧しい仕立屋の子どもとして生まれた少年が、
あろうことかお金持ちの雇い主の少女に一目惚れ。
少年が少女に色目を使っていることに気づいた少女の父親は、
仕立屋の目の前でこっぴどく少年を痛めつける。
身分の違う二人の恋は、当然叶わぬものと思いきや、
諦めず隠れてコソコソやってるうちに二人は大人になり、結ばれる。
結婚して二人の女の子にも恵まれ、
貧しいながらも幸せな日々を送っていたが、
旦那がずっと夢に描いていた、
ショービジネスの世界へ足を踏み入れる。
彼がチャレンジするショーは、
差別や偏見で行き場のない人たちを集めた、
これまでとは一味違うエンターテインメント。
歌って、踊って、アクロバットもある、
なんでもありの華やかなショータイムだ。
ミュージカル映画なので、当然サウンドは圧巻。
歌やダンスの演出も迫力があり良かったですが、
私が一番印象に残ったのは、
ヒュー・ジャックマンとミシェル・ウィリアムズ、
その子どもたちとのシーン。
屋上でヒュー・ジャックマンとミシェル・ウイリアムズが踊る時、
干してあるシーツが揺れる演出は美しすぎるし、
同じく屋上で、子どもたちに願いが叶うお話を聞かせる時に、
ブリキで作った走馬燈のおもちゃを回転させて、
シーツに光と影を映し出すシーンは最高でしたね。
特筆すべきはミシェル・ウイリアムズの素晴らしさ。
この映画の少し前に観た、
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で見せた、
たった数分の演技もすごかったけど。
この映画では180度違う人格の女性を、
とても魅力的に演じていました。
監督はマイケル・グレイシーという方で、
この映画が長編映画デビューだったそうです。
ただこれまで、ミュージックビデオやCMなどを手掛けていたそうで、
映像美や演出の素晴らしさが納得できます。
噂では、「NARUTO・ナルト」のハリウッド版を
彼が監督するそうですよ。
19世紀にアメリカに実在した興行師、
P・T・パーナムって人の半生を描いたミュージカル映画。
元気が貰える、いい映画です。
まだ観ていない方は、ぜひご覧ください。
おまけ。
先程紹介した「マンチェスター・バイ・ザ・シー」。
このポスターのデザインを見て、何か感じましたか?
パッと見て、すぐに違和感を感じた方はプロですね。
そうなんです、このポスターは合成モノなんです。
上手くつくっているので、気がつかない人が多いのでは?
こんなところにも、デザイナーのこだわりが隠れているんですね~