2018年上旬、勝手に映画ランキング          その3

今年1月~4月末までの4ヶ月間に観た映画の中から、

“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表。

ただし私の場合、スクリーンよりもDVDでの映画観賞が多いので、

ほぼ旬を過ぎた作品ばかりですが、あしからず。

第2位は「スリーパーズ」です。

「えっ!!なんでいまさら、そんな古い映画を?」

と思われる方がおられるのでは…。

ごもっともです。

1996年、日本での公開は1997年。

今から22年前の映画ですが、

とても印象に残ってて、もう一度観たいと思ってた映画。

DVDがあったら欲しいな~と思い、お店で探しても、

ネットで調べても納得のいくものが見つかりませんでした。

それが昨年、どこでだったか忘れましたが中古ですがワゴンセールで遭遇。

500円でゲットして、時間があまった時に観ようと思ってて、

今年に入って観たのであります。

やっぱり良かったですね~。

お話は、やんちゃな少年四人のグループが、いつものように悪戯を決行。

ホットドックの屋台のおっさんから、

ホットドックだけでなく、屋台まるごとかっぱらう計画だったが、

予想に反して、ホットドック屋のおっさんが諦めずに少年たちを追いかけてくる。

想像を超えたおっさんのガッツに、少年たちは咄嗟にある行動にでる。

そして、それが原因でお年寄りに大ケガを負わせてしまう。

日ごろから素行が悪かった少年たちは、裁判で1年間の少年院送りになってしまうのです。

ちょっとした悪戯のつもりが、少年院に……。

愉快に過ごしていた日々が一転し、少年たちを待ち受けていたのは、

看守たちのすさまじい虐待。

プライドをズタズタにされ人間性を変えられた少年たちは、

少年院で受けた虐待をタブーとして、その後誰一人語ることはなかった。

やがて成人した四人。

少年院での体験がきっかけでギャングになった二人が、

レストランで看守の一人を見つけます。

二人は復讐のため、他の客がいるにも拘らず、

ためらうことなく看守を射殺する。

あきらかに二人が犯人のこの事件。

事件を知った残りの二人は、友情を示し、彼らを救うため動き出します。

その計画は、二人の無罪を勝ち取り、

しかも四人を虐待した他の看守にも復讐を果たすこと。

不可能と思われるこの計画。

はたしてどのような展開を見せるのか……。

 

この映画、映画会社の周年記念作品だったかな~

記憶はさだかではありませんが、キャスティングが超豪華。

四人の少年の一人が、「スピード2」で主役を貰って、

そのチャンスを活かしきれなかったジェイソン・パトリック。

実は、この映画でも彼が主役です。

四人の中で一番出世している、検事補役にブラッド・ピット。

射殺事件をきっかけに、看守たちへの復讐を企てた

カギを握る人物を見事に演じています。

当時のブラピはイケメンパワー全開で、

キラキラ輝いているように見えますね~

やんちゃな四人の少年たちを幼いころからずっと見守り、

相談相手になっていた神父役をロバート・デ・ニーロ。

あきらかに射殺事件の犯人である二人を弁護する、

一見頼りないアル中の弁護士役にダスティン・ホフマン。

卑劣な虐待で四人の少年たちを支配していた、

看守のリーダーをケビン・ベーコン(射殺される人)。

ケビン・ベーコンはこの役であの「フットルース」のイメージを払拭し、

役者としての幅を広げたように思いますねぇ。

「告発」では、この映画とまったく逆の立場を見事に演じてました。

主役級の俳優さんがズラリ揃ったこの映画。

監督はバリー・レヴィンソンって人で、

「グッドモーニング・ベトナム」や「レインマン」を撮った方。

面白くないハズがありません。

もしかしたら、実力のあるこの監督だったから、

デ・ニーロとダスティン・ホフマンの共演が実現したのかも知れません。

 

最初にこの映画を観てから約20年、今回大きな発見がありました。

当時は何も思わず観ていましたが、

改めて観てダスティン・ホフマンの演技が

絶賛に値する程スバラシイのです。

お気に入りの映画を時を経てもう一度観るのもいいものだと、

「スリーパーズ」が教えてくれたとさ。

 


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