2017年上旬、勝手に映画ランキング          その1

今年1月~4月末までの4ヶ月間に観た映画の中から、

“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表。

ただし私の場合、DVDでの映画観賞がほとんどなので、

ほぼ旬を過ぎた作品ばかりですが、あしからず。

そして、今回もベストスリーの前に、

惜しかった2作品をご紹介。

まずは、「君かくれたグッドライフ」。

これは雑誌広告を見た時、文字組みが気に入って記憶に残ってて、

レンタルの棚で遭遇して、お借りすることになりました。

そうなんです、デザインが気に入って観てしまう……

年間数本そんな映画がありますが。

そのほとんどがハズレなんですが、

これは珍しくアタリでした。

物語は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患う男性の尊厳死のお話。

と聞くと暗~い、重た~い物語をイメージしますが、

そんなことはまったくありません。

ドイツ映画だからでしょうか、友人と家族の絆が大人テイストで描かれています。

 

主人公は仲の良い仲間6人と、毎年1回 自転車旅行をしています。

旅の目的地を決めるのは順番性で、今回行き先を決めるのは主人公。

主人公は旅の行き先をベルギーに決定。

仲間たちは、主人公がALSを発症していることは知りません。

かくしてベルギーを目指すこととなりますが、このベルギーが仲間には不評。

何もない国だとか不満が噴出しますが、

ルールに従いしぶしぶドイツからベルギーへの5日間の旅がはじまります。

ベルギーは法律で尊厳死が許されてる国で、

主人公は同じ病気で苦しんでいた父親の姿を見ていたこともあり、

まだ体が動くうちに人生の終着点に辿り着きたいと願ったのです。

惜しかったもう一つは、「サウスポー」です。

ジェイク・ギレンホールがあっぱれな役者魂で、

完璧なボディーをつくり上げて挑んでいます。

内容はいたって単純、「ロッキー」と「チャンプ」と「レイジング・ブル」を足して、

よ~く混ぜて3で割って、それに彼の怪演を掛けるとでき上がりです。

分かります? 分かりませんよね。

世界チャンピオンまで昇り詰めた男が、お約束通り奈落へ転落し、

自暴自棄になりつつも一人娘のために復活を目指す、というお話。

そうです、ストーリーはベタです。

なので、安心してジェイク・ギレンホールを堪能していただけます。

それにしても「ナイトクローラー」も今作も、

ジェイク・キレンホールのキャラづくりは強烈ですね~。

是非とも次は、クセのない役を演じる彼を観たいものです。

レイチェル・マクアダムスとフォレスト・ウィッテカーもいい味出してました。

「ブロークバック・マウンテン」の頃は、亡きヒース・レジャーが注目を集めてましたが、

今では誰もが認める大物俳優になっちゃったジェイク・ギレンホール。

次回作も楽しみです(お姉ちゃんも期待してますよ)。

ということで、今回は惜しかった2作品のご紹介でした。

 


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