5月~8月末までの4ヶ月間に観た“いい映画ベストスリー”で、
第3位は「ウォーリアー」です。
実はこの作品、なんちゃってマッチョが演じる、
そこそこ格闘映画だと思って、観るのを避けていました。
現在人気急上昇のトム・ハーディが出てることも、観なかった原因の一つ。
「チャイルド44」に「マッドマックス」、「レヴェナント」など、
立て続けにヒット作に出演してるので、そうそう続かないだろうと推理してました。
ところがどっこい、この作品2011年のものだということが判明。
なら観てみようと思い鑑賞。
そして、すげーいいじゃん、となった次第でございます。
アル中親父のせいで14年前に離れ離れになった兄弟が、
それぞれの事情でお金を稼ぐため、総合格闘技で闘います。
なんちゃってどころか、超ガチンコの格闘技を演じています。
私が映画にハマるきっかけの一つとなった「ロッキー」をはじめ、
「レイジング・ブル」や「レスラー」などと肩を並べる、
リアル&人間ドラマ格闘映画になってます。
どつく系の弟とテクニック系の兄。
闘い方が違うところも、単なる取っ組み合いではなく、
それぞれに戦略があって面白かったですね。
少しネタバレになってしまいますが、脱臼するシーンがあるのですが、
これを観る少し前に大横綱の千代の富士が亡くなったので、
平成元年の三月場所、大乃国戦で千代の富士が脱臼したシーン、
あの悶絶の衝撃映像を彷彿とさせました。
今でこそ落ちぶれたアル中役が板についてるニック・ノルティーですが、
「ノース・ダラス40」や「48時間」など、体を動かす作品に出てましたね~。
どちらも面白いので、興味がある方はぜひ観てください。
「ロッキー」のラストと言えば、あの「エイドリア~ン」ですが、
「ウォーリアー」のラストも、「エイドリア~ン」的なシーンが……
なんと叫ぶのか、叫ばないのか、はたまた……
答えは映画を観てお確かめください。