5月~8月末までの4ヶ月間に観た映画の中から、
“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表します。
毎度のことですが、私が観る映画は微妙に旬を過ぎたものばかりなので、
情報の命である新鮮さは、まったくありません。
で、今回もすんなりベストスリーの発表ではなく、
ちょいと寄り道して、気になった作品を一つご紹介。
「ボーイ・ソプラノ」ご覧になられました?
不倫をしてシングルマザーになった家庭の、少年が主人公。
母一人、子一人なので、お約束通り少年には少し問題あり。
大人への不信感だけでなく、同級生たちとも馴染めずにいます。
まさに尾崎豊の歌のような、理由なき反抗状態ですね。
映画はそんなワケあり家庭事情の紹介を足早に終わらせると、
いきなり母親を交通事故で死亡させます。
少年は、ますますワケあり状態に……
孤児になってしまった少年は、施設に入らないといけなくなってしまいますが、
少年が通っている学校の心やさしい先生が、
まあまあ裕福で幸せな家庭を持つ不倫相手の父親に連絡をとり、
寄宿舎があり少年合唱団で有名な学校へ転入させるよう勧めます。
そうです、少年には歌の才能があったのです。
ただ、少年はなかなかの問題児で、父親も少年に関わりたくない。
ここから、いわゆる紆余曲折がはじまります。
後は映画を観てお楽しみください。
そんな事より、少年が通っていた心やさしい先生役が、
あのデブラ・ウィンガーなのです。
超お久しぶりです。
「アーバン・カーボーイ」でトラボルタの相手役として注目され、
「愛と青春の旅だち」で人気に火がついたあの方です。
そうそう、「愛と青春の旅だち」はリチャード・ギアの出世作でもありますね。
リチャード・ギアが海軍航空士官養成学校を卒業した日に、
町の工場で働いているデブラを迎えに行き、
お姫様だっこをするシーンは、
大ヒットした挿入歌と共に名シーンとして超有名。
あの時、デブラが被ってたキャップがとれて、
髪がハラッとなるのが最高だったことを覚えています。
そんなデブラも御年61歳。
それなりにお歳を召していますが、お綺麗で、感慨深いものがありました。
ということで「ボーイ・ソプラノ」は、デブラが出る度に、
あの頃のデブラを頭によぎらせつつ鑑賞したのであります。
もう一つおまけで、「パパが遺した物語」。
ラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドが親子を演じている、
父と娘の絆のお話しですが、
これにジェーン・フォンダが出ています。
調べてみると、ジェーン・フォンダは1937年生まれ。
今年で79歳なんだそうです。
でもスクリーンの中のジェーン・フォンダは、
まったくそんな風には見えません。
役柄こそおばあちゃんの役ですが、さすがベジタリアン(たぶん)、
ペッパーくん並みにお肌がツヤツヤでした。
ということで、今回は思いっきり寄り道をしてしまいましたが、
次回は第3位の発表です。
興味がある人も無い人も、よろしくお願いしま~す。