2015年下旬、勝手に映画ランキング          その2

第2位は「6才のボクが大人になるまで」です。

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ある家族をマジで12年間撮り続けた、あっぱれな作品です。

ある家族と言っても、ドキュメンタリーじゃなく俳優さんが演じてるニセ家族ですけどね。

この作品、興行面からして、企画として思い浮かんでもなかなか実現しないところ、

誰がオッケーを出したのか知らないが、やりきったことがスゴイと思う。

衝撃的な事件やバトル、ドンデン返しなど一切無し、

どこにでもある普通の家族の12年間を淡々と描いているのですが、

描き方のセンスがいい。(ご覧になれば分かるハズ)

監督の腕が信頼されているからこそ、実現できた映画でしょうね。

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12年間経っても、見た目がまったく変わらないイーサン・ホークと、

12年間にまるでデニーロのように変化していったパトリシア・アークエット。

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彼女の名誉のために言っておきますが、

「トゥルー・ロマンス」のアラバマ役の頃は、

こんなにもシャープだったのです。

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実際に役者達が歳を重ねていく中、もちろん一番変化が激しかったのはボク。

かわいらしいボクが時の流れとともに、そのへんのボクに、

さらに時は流れ「あらまぁ」なボクへと変わっていきます。

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この映画を観て感じたこと、

若い人には時が流れ、ある程度の年齢に達すると時は積み重なるということ。

流れは成長と変化を促し、その後積み重ねて厚味を増すとでも言いましょうか。

そうそう、最後のほうにイーサン・ホークがボクにいいアドバイスをするシーンが

あります、見逃さないようにしてください。

さて、次回は第1位の発表です。

どの作品になるのかドキドキしますね~。そんなワケないか……。

 


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