片鉄ロマン街道

サイクリングのお誘いがあったので、友人の車に便乗して
岡山屈指のサイクリングロード「片鉄ロマン街道」に行ってきました。

「片鉄ロマン街道」は、廃線になった片上鉄道を自転車道として復活させた道で、
吉井川沿いを走る備前市片上から美咲町柵原までの延長34㎞のサイクリングコースです。
初の30km越え距離を走ります。

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コース全面マップダウンロード(PDF)

正午丁度に西片上駅に到着。
すぐ側にある備前市サイクリングターミナルに車を置いて、いざ出発。
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出発地点の備前市サイクリングターミナルから少し登ると
最初に見えてくるのは、峠清水トンネル。
この坂が、このサイクリング道では一番長い登り坂だそうです。

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トンネルを抜けると一面の田園風景が広がります。
(写真は川の風景ですが)
前日の晩は激しい雨で、どうなる事かと思いましたが
空は薄曇りで時々晴れ間も覗いてサイクリングには最高の気候。
「めっちゃ気持ちいいー!」などと叫びながら(笑)疾走して行きます。

片鉄ロマン街道はきれいに道が整備されていて、
タイヤが取られるような段差も無く走りやすい!
どこまでいっても真っ直ぐな道。鉄道敷ならではですね。
そして民家が近い。家のすぐ裏や脇をすり抜けていきます。
すごく地元に密着した路線だったんですね。
コースの要所にはきちんと標識もあって、地図がなくても大丈夫。
車道を横断する箇所もありますが、横断先がよくわかるようになってます。
トイレも10km間隔で点在しているので
長距離が不安な女性や初心者の方も比較的安心して走れるのではないでしょうか。

サイクリングは山登りと同じで、行き交う人同士が挨拶をする習慣があります。
ばりばりのロードレーサー、クロスやMTBでのんびり走ってる人、
様々なチャリダーとすれ違いました。
すれ違いに挨拶されるのは良い文化ですよね。
これだけでもサイクリングロードが数倍気持よく走れます。

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10km手前で左手に「吉井川」が見えてきます。
吉井川にかかる「新田原井堰」。
いつもは車で走るところを自転車で上から見下ろすのは
何とも不思議な感覚です。

この辺りから、これまでの田園や集落の風景とは一変して
山間部を縫って走るようになります。
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苦木(にがき)駅。
所々に信号機や駅舎などが残されていて、浪漫ですなー。
現役の片上鉄道を見たこともないのに、なぜか懐かしさを感じます。

しかし25kmを過ぎたあたりから疲れがみえ始め、徐々にペースダウン。
20km地点で休憩所に寄る予定だったのですが、
看板を見落として通り過ぎてしまいました。
引き返す時間が勿体ない気がして、友人も私も「まあいいよね」とそのまま続行。
しかしこれがいけなかった。
この日は向かい風もあり、さらにサイクリングコースには自動販売機がほとんど無く、
水分不足は終盤になるにつれ、重く体に響いてくる事に。
目的地に着く頃には軽い脱水症状を起こしていました。

山間部を抜けて今度は川沿いをひた走ります。
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ようやく終点の吉ヶ原(きちがはら)駅に到着。時刻は午後3時。
ここは、「柵原ふれあい鉱山公園」として管理されていて、
公園内には、吉ヶ原駅舎のほかにも、鉱山資料館や芝生広場が整備され、
平成3年に閉山となった柵原鉱山の歴史に触れることができます。
毎月第1日曜日には、保存車両の展示運転も行われるそうです。
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今回は疲労のため周辺を散策する余力がなく、復路の走行も難しいと判断。
残念ながら自転車はここで終了です。

帰りに近場にある「和気鵜飼谷温泉」で汗を流してリフレッシュ。
スポーツの後の温泉、たまらん!

次回は自走で往復するぞ!


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