第2位は「ブルージャスミン」です。
セレブな生活を送っていたが、実業家を気取っていた旦那は実は詐欺師で、
ある日突然優雅な暮らしが幕を閉じる。
無一文になってしまった彼女は、妹の家に居候することになるのだが、
セレブへカムバックする幻想にとりつかれて精神的に不安定な状態。
ケイト・ブランシェットにとって「エリザベス」以来のハマリ役なのでは、
と思えるほど見事に精神を病んだセレブ女を演じていました。
この作品、ウッディ・アレンが監督しているのですが、
なんとあのおっさんこのまま生きつづければ12月で80歳になるんだそうです。
これまでに70本以上の映画を撮っているそうで、
最近では「マジック・イン・ムーンライト」(先日観て良かったです)を監督。
「ジコロ・イン・ニューヨーク」では、出演もはたしています。
私がはじめてウッディ・アレンを知ったのは、中学生の時だったっけ。
1977年に最優秀作品賞や主演女優、監督、脚本賞を受賞した「アニー・ホール」を観た時です。
たしか友達のお姉ちゃんに勧められて観たと思うのですが、
クソガキながら斬新な映画だな~なんて感じたのを覚えてます。
嘘か本当かさだかではありませんが、
ウッディ・アレンとダイアン・キートンは当時交際してて破局したばかりだったそうで、
その別離を記念して「アニー・ホール」がつくられたという逸話があります。
個人的にウッディ・アレン作品の中でお気に入りなのは、
まずは何と言っても「アニー・ホール」、それに「ハンナとその姉妹」、
さらに「マッチ・ポイント」。これに「ブルージャスミン」が加わった感じです。
ウッディ・アレンと言えば会話の達人。
80歳を迎えても、ますます天才ブリを発揮してもらいたいものです。
*「マジック・イン・ムーライト」のラストもお洒落でしたよ。