2013年下旬、勝手に映画ランキング   その5

いよいよ第1位の発表です。

第1位は「タイピスト」です。

1950年代のフランスが舞台。

田舎で雑貨店を営む父親の反対を押切り上京した、ローズ。

当時は女性の社会進出が活発になりだした頃で、

中でも「秘書」は女性が憧れる職業№1。

かくしてローズも秘書を目指して面接にトライすることに。

ラッキーも重なり、憧れの秘書という職場をゲットできるが、

ドジで不器用な本性がバレてしまい1週間でクビになってしまう。

上京してまだ1週間しか経っていないのにノコノコと田舎に舞い戻る訳にはいかず、

なんとか引き続き雇ってもらえないかと雇い主にすがるローズ。

そこで、クビを撤回してもらう条件として突きつけられたのが、

タイプ世界大会(タイプライターの早打ち大会)の予選を突破し、優勝することだった。

ローズの唯一の特技はタイプを打つことだが、それには大きな問題が……。

彼女の場合 両手の人差し指だけを使って打っていたのだった。

そこから「ロッキー」ばりの特訓がはじまる。

はたして、ローズはタイプ世界大会に進出することができるのか……。

50年代のフランスのファッションやカルチャーが色鮮やかに描かれていて、

ストーリー展開も小気味よく、スタイリッシュで心地よい映画でした。

タイプライターのあのリズミカルな音も、随所に効いてましたね~。

登場した時は何とも思わなかったヒロインが、

映画が進むとドンドン可愛く見えてくる……。

天真爛漫さを残しつつ成長するヒロインの姿が、

時間の経過と共に高感度をアップさせたのでしょう。

お洒落でユーモアがあってノスタルジック、それにスポ根に恋愛。

文句なしのハッピー・ムービー。

観賞後に笑顔になれる映画、お勧めします。

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