2013年上旬、勝手に映画ランキング  オマケのオマケ

前回オマケ映画を紹介しましたが、

それよりもお気に入な映画2本が抜けていました。

そういうことで、今回はオマケのオマケのご紹介。

まずは、「少年と自転車」。

この映画は、第64回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞しています。

先日「そして父になる」が受賞した審査委員賞より少しいい賞ですね。

ベルギーを代表するジャン・ピエール・ダンデンヌ、リュック・ダンデンヌ兄弟が撮った作

品で、父に捨てられた少年が一人の女性と出会うことにより、

傷ついて閉ざしてしまった心を少しずつ開き、成長して行くってお話です。

ダルデンヌ兄弟は、これまでに「ある子ども」でパルムドール。

「ロルナの祈り」で脚本賞を受賞した、カンヌの賞ハンター。

ただ、どの映画も実にシンプルで素敵なんですね~。

主人公のトマ・ドレ君は、100人余りの中からオーディションで選ばれた新人なのですが、

新人とは思えない見事な演技を披露しています。

気張ることなく、表情・仕草がとてもリアルで、

少年が抱える切なさがスゥーと心に沁みこんできます。

なんと、この映画のヒントになったのが、

ダンデンヌ兄弟が日本で耳にしたある孤児の話だったそうです。

これは観なければいれませんね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

次に紹介するのは「WIN WIN」です。

「扉をたたく人」のトーマス・マッカーシー監督の作品で、

ダメな中年男がひょんなことでチャンスを掴むが、

厳しい現実に直面し抜け出そうとモガク姿がユーモアに描かれています。

不況で仕事がない主人公は、生活費を稼ぐため違法スレスレのサイドビジネスや

高校の弱小レスリング部のコーチをやってしのいでいました。

そんなある日、家出少年を引き取ることとなり、

暇つぶしに自分がコーチをしているレスリング部に入部させてみると、

その少年は天才的な実力を持つレスラーだった……はたして……。

てな展開なのですが、全編にわたり粋なユーモアが効いていて、面白かったですね。

主人公のポール・ジアマッティがいい味出してました。

ところで、ポール・ジアマッティとリチャード・ドレイファスがカブるのは私だけでしょうか?

スピルバーグの「ジョーズ」や「未知との遭遇」で注目されて、

「グッバイ・ガール」や「オールウェイズ」など、数々の映画で活躍してたのに、

糖尿病だかアル中だかを患っているっていう噂から、

とんと姿を見かけなくなってしまいました。

そういえば最近、「ピラニア」っていうパニック映画でチラッと見たような気がします。

いい俳優さんだっただけに、なんだか残念です。

ただ「WIN WIN」は面白い映画だったので、是非是非です。

 

 

 

 

 

 

 

ポール・ジアマッティ

リチャード・ドレイファス

 

 

 

 

 

 

 

 


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