デザイナーに必要なもの

 

「デザイナーって何が必要?」

友人から聞かれたことです。
知り合いにデザイナーに転職したいという人がいるらしく、
「デザイナーやってるのがいるから聞いてみるわ」という話しをしたらしい。

そういう時期でもありますし、さらっとですが
「デザイナーに必要なもの」を考えてみました。

・ソフトスキル
・デザイン力
・発想力
まずこれは大前提。

これらのことを実際に具現化するために
・文章読解能力
いわゆる「国語能力」は必要でしょう。

そしてやはり
・絵が描けること
PCの作業がメインになってきた最近では
絵が描けないという人もけっこういるようです。
しかし、ソフトやパソコンやマウスというのは
あくまでもツール。要するに紙とペン。
時代が紙からデジタルに変わっただけの事で、
PCを取り上げて「さぁ、紙と鉛筆だけでデザインして下さい」と
言われても出来るのがプロといえるのではないかと私は思っています。
なので、グラフィック系のデザインをするならこれらは必須項目。

細かく上げればまだまだありますが
実践的な事は概ねこんなものでしょうか。

あとの+αは
・旺盛な好奇心
・想像力
・客観性と自覚性
・明確なコミュニケーション
・ビジネス的な洞察力
・世界的な視野
などなど…
もちろん全てを兼ね備えた人なんていませんし、
本人の資質によって違ってきますが。

物を創る仕事では、少しの情報からでも
どれだけたくさんアイディアを出せるかという事が大事になってきます。
よく「引き出し」という言い方をしますが、
アイデアというのは、0から生み出されるわけではなく、
既存のアイデアの組み合わせで生まれるものです。
既存のアイデアをどれだけ持っているか、
具体的な例を数多く知っていることが大きなポイント。
あらゆる情報を吸収して「デザイン力」「発想力」に
繋げいくために重要な要素なのではないかと思います。
ここで「個性」は必要じゃないのか?という意見があるかもしれません。
私個人の意見としては必要であるが重要ではない、と思っています。

それよりも重要なのは伝えるべき情報の個性を引き出す力。
デザインを見る側 (クライアントではなくユーザー)がどのように感じるのか、
見たことで幸せになったり、あるいは何かの行動を起こすきっかけになるか、
ということを考えられる力なんじゃないかと思っています。
デザイナーの個性というものはデザインで具現化する際の味付けみたいなものかな。
(仕事の内容によってはそれが重要だったりしますが)

 

さて、いろいろと講釈をのべてみましたが
デザイナーに必要なものというより理想論という感じになってしまいましたね。
果たして自分はちゃんとした「理想」のデザイナーになれているでしょうか。
それは本人以外が知っている(笑)

 


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