ロゴ物語り

シャンプーやトリートメントをメインに、

ヘアケア商品を開発している企業様から、

新商品のロゴデザインの制作依頼があった。

どんなイメージのロゴを希望されているのか伺ったところ。

「任せる」とのこと。

この ま か せ る の4文字が、凶と出るか吉と出るか、

デザイナーの方なら分かってもらえるハズ。

「任せる」には、全幅の信頼を寄せていただいての「任せる」と、

考えが纏まっていないのでとりあえず「任せる」の2種類がある。

どっちのタイプなのかは、最初のデザインラフを提出した時に判明する。

くわばら くはばら なのである。

新商品のネーミングは“Chiarare”。

イタリア語で明るいという意味があるとのこと。

最初に提案したのは下記の4案。

方向性を決める意味も含めて、それぞれ性格が違うロゴをご提案。

これは私どものこだわりなのだが、

ロゴもキャラクターもグラフィックも、

方向性が決まるまでは基本手書きのラフで確認していただく。

そしてそのラフをたたき台として、ブラッシュアップしていく。

「任せる」と言ってくれていたクライアントさんも、

デザインラフを目の当たりにして、見えてくるものがあったようで、

具体的に好みやリクエストをいただくことができた。

その際、マークが存在しないことを知った私は、

おせっかいにもマークのデザインも勝手にご提案。

それが下記のデザイン。

さらにおせっかいな私は、

ボトルに印刷された際に、一目でシャンプーとトリートメントの見分けがつくよう、

アイコンのデザインもご提案。

※シャンプーとトリートメント、どちらも同じボトルを使用するため。

それが下記のデザイン。

アイコンのデザインはあえなく却下となったが、

マークのデザインは採用。

そして最終のデザインがこちら。

「任せる」と言っていただいたクライアントさん。

ほぼその通り、スムーズにロゴデザインを仕上げることができました。

めでたし、めでたし。

 


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