暦は2021年2月に突入しましたが、
今回も昨年9月~年末までの4ヶ月間に観た映画の中から、
“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表します。
残念ですが、今回で去年のランキングはラスト(笑)。
第1位は、コレ。
「ナイブズ・アウト」です。
お洒落なミステリーとでも言いましょうか。
とても面白かったです。
新型コロナの影響で上映が延期されている「007」のダニエル・クレイグをはじめ、
豪華な出演者にも注目です。
「アベンジャーズ」シリーズでお馴染みのクリス・エヴァンスや、
懐かしのジェイミー・リー・カーティス、おじいちゃん役にはクリストファー・プラマー。
そしてなんと言っても、ドン・ジョンソンが出てます。
ドン・ジョンソン、いくつになっても男前です。
今回、ダニエル・クレイグがクセの強い探偵役を演じていますが、
これが結構いいんです。
一応ミステリーなので多くを語れないのが残念ですが、
次々と現れる犯人とおぼしき人物の光と影や巧みなストーリー展開。
ミステリー最大の肝であるトリックや役者さんの熱量など、
どれをとっても最高の出来栄えと言えるのではないでしょうか。
こんな映画をもっと観たいな~なんて思わせてくれる作品でした。
おまけ。
ベスト3にはランクインしませんでしたが、
「ジュディ 虹の彼方に」もいい映画でした。
レネー・ゼルウィガーが、47歳の若さで亡くなった女優で歌手のジュディ・ガーランドを演じて、
第92回アカデミー主演女優賞を受賞しましたが、どうやらご本人そっくりに変身しただけでなく、
全曲を自ら歌い上げたそうです。
すごいですね~、憑依ってヤツです。
この映画の題材となったジュディ・ガーランドさん。
「オズの魔法使」や「スタア誕生」で一世を風靡した方なんですが、
ひと昔前の日本のアイドルでも問題視されていたように、
子役の頃から映画会社の言いなりになるよう洗脳。
さらにはクスリまで使って、貪欲な大人の犠牲になっていたそうです。
華やかな世界と“私って何?”っていう葛藤を重ねる中、
徐々に精神的に不安定になったようです。
気の毒です。
この映画をきっかけに、まだ観たことが無い
「オズの魔法使」と「スタア誕生」を観なければと思うのであります。