2021年の冬は、久々に冷えますね~。
ところで1月も後半に差し掛かりましたが、今回は去年観た映画の話です。
来年のことを言うと「鬼が笑う」と言いますが、
今さら去年のことを言うと何が笑うのでしょう?(大喜利かッ)
さて、昨年9月~年末までの4ヶ月間に観た映画の中から、
“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表します。
まずは第3位から
「家族を想うとき」です。
けなげに生きるどこにでもある家族を描いた、切ない作品です。
監督はカンヌで2回パルムドールを受賞した、巨匠と呼ばれるケン・ローチさん。
前作「わたしは、ダニエル・ブレイク」も胸に染みる映画でしたが、
今作もじ~んと胸に染み渡ります。
マイホーム購入の夢をかなえるため、
フランチャイズの宅配ドライバーとして独立したお父さん。
超過酷なノルマをクリアするために、がむしゃらに働いています。
お母さんもお父さんの宅配用のトラックを買うため、マイカーを売り払い、
バス通勤をしながらパートタイムの介護福祉士として時間外まで1日中働いています。
そんな頑張ってる親の子に限って……なのです。
今を乗り越えれば先が見えてくる、その今っていつまで続くのか……分かりません。
しんどい事が一つ、よし頑張ろうと思ったらもう一つ、これも頑張ろう、
そう思ったらもう一つ、三つくらいならいけるかと思ったら、もう一つ……
家族の絆なんて言葉が通用しない容赦ない現実を、
心なしか温かい目で描いている秀逸な作品です。
さすがパルムドールって感じです。
そして3位がもう一つ。
「エクスストリーム・ジョブ」です。
ノンストレスで観られるドタバタコメディで、要所要所に迫真のアクションってヤツです。
面白かったですね~、韓国の底力を見せつけられた思いです。
こんなコンテンツを見習って、日本も頑張らなきゃ…て思いました。
登場人物のキャラクター設定が良くできていて、
最初から映画が終わるまで、全キャストがイキイキと輝きを放ってました。
おしいところまで行くけれど、あと一歩キメ手に欠け、
成績低迷で解散の危機に瀕した麻薬捜査班。
国際犯罪組織の情報を入手し、名誉挽回のため犯罪組織のアジトの前にある
フライドチキンの店を買い取り、24時間監視をはじめるが、
事もあろうに店が大繁盛してしまい、捜査員は店の営業でてんてこ舞い、
犯罪検挙どろではなくなってしまう……
ぜひ、個性豊かな4人の捜査官の活躍をお楽しみください。