デザイン関係の仕事をしている方ならご存知の、
業界誌「Ad Flash Monthly」を大量処分したお話を以前しましたが、
これまで紹介できなかった残りモノをご紹介。
残りモノだからって、悪くはないです。
The message of coverと題して、
表紙を飾る意味深な写真とシニカルなメッセージを、お楽しみください。
まずはコレ
冷静さを失うと、人は何をしでかすか分からない。
後で後悔することを、平然としてしまいかねないのである。
クリエイティブにおいてもそれは例外ではない。
ただ単に、感情だけで左右された制作は
必ずと言っていいほど良い結果を生まないのだ。
特に商業美術におけるクリエイティブには
自由にならないことが多々あるのは当然である。
思い通りにならないからといって、
感情を爆発させるのはやめた方が賢明である。
そんな時こそ、頭を冷やし冷静に行動すれば
必ず最良の道を、自ら見つけることができるはずである。
どのような過程で制作されても、作品自体にその苦労を
感じさせない者こそが、実は優秀なクリエイターなのだ。
若い頃は、何で採用されないのかが分からず、感情的になったものです。
ただ“頭を冷やし冷静に行動すれば”も100%鵜呑みにすることはできない、と思う。
会社にとって都合のいいヤカラになるのは癪ですからね。
次はコレ
現在、世界共通語と言えば、英語と答える人が
ほとんどであろう。それはビジネスにおいては、正解と言える。
さて、英語以上に、言語の枠を越え、より多くの人と
コミュニケーションをとれる方法は無いのだろうか?
実はその理想的な表現は存在する。
それは「グラフィック」である。
分かりやすく言い換えるならば、「絵文字的表現」。
この「グラフィック」はもともと言語の粋を越えて、
情報をより多くの人へ伝えるために生まれた表現でもあるから、
当然と言えば当然である。しかし、残念なことだが、
この力を忘れてしまっているクリエーターも多いようだ。
この「グラフィック」は、中途半端な文字表現より、
遥かに相手に伝えられる力があることを、
私たちクリエーターは決して忘れてはならない。
なんだか頷けますね~
LINEでも絵文字に助けられること、良くありますから。
次は
世の中には、多くのルールが存在する。
人々が決められたルールを守って初めて
物事の流れがスムーズになるのである。
広告の表現も、残念ながら例外ではない。
倫理的な面などで、ルールは存在するのだ。
しかし、そのルールは人が暗黙的に決めたことであり、
その時代の反映でもあるのだ。時代が進むにつれ、
変革しなければならない時期は必ずやって来る。
変革の時期を敏感に捕らえ、表現されたものが
その時代の秀作として記録されているのだ。
勘違いをしないでほしい。今、単にルールを破ることではない。
今という時代を理解しつつ、いつ、どんな媒体で
何を表現するかが、重要なのである。
これも、ん~ですね。
自分がこの業界に仲間入りさせてもらってから、
情報を発信する材料が劇的に増えましたもんね~。
ビジュアルやデザインだけでなく、どうコーディネートするかが
これからは大切ですね(随分前からですが)。
最後のはコレ
一度もプレーしたことがないスポーツは、
ルールどころか道具の使い方すら分からないものだ。
実際に自分でプレイをしてみて初めて、
そのスポーツの本当の面白さや深さを知るのである。
広告表現にも似たところがある。
新しい表現を試みて初めて、自分に合っている
合っていないが分かる場合も多い。
好き嫌いはあるだろうが、食わず嫌いは避けよう。
マネもそろそろ卒業しよう。
思いついたさまざまな表現を試みていれば、
本当に自分に合った表現を必ず見つけ出せる。
要するに個性というものは
挑戦と経験が自然と生み出してくれるものなのである。
そうですね~“挑戦と経験”確かに大切です。
ただ、挑戦する者にとって一番やっかいなのが経験。
要するに何をやるにしても矛盾と向き合うことが大切だ、
ということですね。 チャンチャン。