2019年中旬、勝手に映画ランキング          その3

時代が令和に変わっても、性懲りもなく勝手に映画ランキング。

令和に変わった5月1日~8月31日までの4ヶ月間に観た映画の中から、

“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表。

令和初の第1位も、デザインの師匠からお借りした懐かしい映画の中から…。

第1位はコレ。

1996年に公開された「評決のとき」です。

人種差別が色濃く残るミシシッピー州で、

白人のチンピラ2人が面白半分に10歳の黒人少女を強姦。

その上、筆舌しがたい暴行を加え川に放置します。

運よく少女は命を取り留めることができましたが、

事件を知った少女の父親は復讐を果たすため、

連行されるチンピラ2人を待ち伏せし、自動操縦で2人を射殺します。

その後父親は“心神喪失による無罪を主張”。

弁護を馴染みの白人弁護士に依頼したことから、

町を二分した法定闘争へと発展する……。

この映画で黒人を弁護する弁護士役の好演が光った、

マシュー・マコノヒーの出世作。

この映画をきっかけに、彼はスター街道を昇りつめて行きます。

今では押しも押されぬオスカー俳優。

「ダラス・バイヤーズクラブ」も素晴らしかったですね。

ただ「評決のとき」の彼は、まだ無名の存在。

その証拠に予告編のキャスティング紹介が面白い。

「スピード」(94)サンドラ・ブロック。

「パルプ・フィクション」(94)サミュエル・L・ジャクソン。

「セブン」(95)ケビン・スペーシー。

「ヒート」(95)アシュレイ・ジャッド。

「JFK」(91)ドナルド・サザーランド。

これらの俳優さんは、ヒットした出演作が同時に紹介されていますが、

マシュー・マコノヒーに関しては、

「話題の大型新人」ですから……。

ドナルド・サザーランドの息子、キーファー・サザーランドも出ていますが、

彼の出世作であるTVドラマ「24」は2001年からなので、

この時点での彼の実績としては1986年の「スタンド・バイ・ミー」だけ。

したがって、単にパパが有名俳優なボクちゃんという立場だったので、

これと言って特別な肩書きは紹介されてはいませんでした。

マシュー・マコノヒーをサポートする法曹界を目指す学生役で、

サンドラ・ブロックが出ていますが、

当時の彼女は容姿がナチュラルで可愛かったですね~。

今回改めてこの映画を観て、

監督があの「セント・エルモス・ファイヤー」(85)と同じ監督さんでることを認識。

ロブ・ロウ、デミ・ムーア、アンドリュー・マッカーシーなどなど、

懐かしい顔ぶれが思い浮かび、しばしノスタルジックな気分になりました。

ご健在であれば80歳、クイント・イーストウッドが89歳なので、

まだまだいける、と勝手に思うのでありますが、ご健在なのかな~。

※調べてみると、ご健在のようです。

 


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