時代が令和に変わっても、性懲りもなく勝手に映画ランキング。
令和に変わった5月1日~8月31日までの4ヶ月間に観た映画の中から、
“いい映画ベストスリー”を独断と偏見で発表。
令和初の第1位も、デザインの師匠からお借りした懐かしい映画の中から…。
第1位はコレ。
1996年に公開された「評決のとき」です。
人種差別が色濃く残るミシシッピー州で、
白人のチンピラ2人が面白半分に10歳の黒人少女を強姦。
その上、筆舌しがたい暴行を加え川に放置します。
運よく少女は命を取り留めることができましたが、
事件を知った少女の父親は復讐を果たすため、
連行されるチンピラ2人を待ち伏せし、自動操縦で2人を射殺します。
その後父親は“心神喪失による無罪を主張”。
弁護を馴染みの白人弁護士に依頼したことから、
町を二分した法定闘争へと発展する……。
この映画で黒人を弁護する弁護士役の好演が光った、
マシュー・マコノヒーの出世作。
この映画をきっかけに、彼はスター街道を昇りつめて行きます。
今では押しも押されぬオスカー俳優。
「ダラス・バイヤーズクラブ」も素晴らしかったですね。
ただ「評決のとき」の彼は、まだ無名の存在。
その証拠に予告編のキャスティング紹介が面白い。
「スピード」(94)サンドラ・ブロック。
「パルプ・フィクション」(94)サミュエル・L・ジャクソン。
「セブン」(95)ケビン・スペーシー。
「ヒート」(95)アシュレイ・ジャッド。
「JFK」(91)ドナルド・サザーランド。
これらの俳優さんは、ヒットした出演作が同時に紹介されていますが、
マシュー・マコノヒーに関しては、
「話題の大型新人」ですから……。
ドナルド・サザーランドの息子、キーファー・サザーランドも出ていますが、
彼の出世作であるTVドラマ「24」は2001年からなので、
この時点での彼の実績としては1986年の「スタンド・バイ・ミー」だけ。
したがって、単にパパが有名俳優なボクちゃんという立場だったので、
これと言って特別な肩書きは紹介されてはいませんでした。
マシュー・マコノヒーをサポートする法曹界を目指す学生役で、
サンドラ・ブロックが出ていますが、
当時の彼女は容姿がナチュラルで可愛かったですね~。
今回改めてこの映画を観て、
監督があの「セント・エルモス・ファイヤー」(85)と同じ監督さんでることを認識。
ロブ・ロウ、デミ・ムーア、アンドリュー・マッカーシーなどなど、
懐かしい顔ぶれが思い浮かび、しばしノスタルジックな気分になりました。
ご健在であれば80歳、クイント・イーストウッドが89歳なので、
まだまだいける、と勝手に思うのでありますが、ご健在なのかな~。
※調べてみると、ご健在のようです。