忘れられた感性

こんにちは、たんぼです。
先日、岡山シティミュージアムで開催されている
「木梨憲武展  Timaingー瞬間の光りー」に行ってきました!
前回も行ったこの展示会とても見応えがありスゴく楽しみにしていました。

ノリさん(木梨憲武以下ノリさん)の発想力はとてもユニーク。
それに加え色使いがとても綺麗です。
代表的な手の作品も何色かの青で構成され、白い色のつながる手がとても強調されています。

【感謝】というタイトルの作品も何色もの色鮮やかな組み合わせで見入ってしまいます。

カンタンなように見えて色の配色はとても難しく、その人の感性がすごく出るものだと思います。
ノリさんは全体を通して明るい配色が多いところをみると、テレビの印象そのまま明るい人柄が作品に活かされてるなと思いました。

   

その明るさは見る人に元気を与え、たくさんの方がノリさんの作品に感銘を受けています。
上手い下手というものではなく、自己表現を通して相手に何を伝え何を与えたいかという部分では、すごく伝わりやすい作品たちだと思います。

  

 

この他の作品でお菓子の空き箱やダンボールを使った【フェアリーズ】という作品が個人的に好きです。
そのものの特徴を活かし面白おかしく作ってるなと感心します。

一見子供のお遊びに見えるこの作品ですが、私はデザインの原点のような気がしました。
子供の頃絵を描く道具もなくただペンでカレンダーの裏に好きな絵だけを描いていた時のように
物や道具に関係なく、身近にあるもので何かを表現していたと思います。
ダンボールのデコボコの部分が波に見えるとか
ストローの曲がるところが象の鼻に見えたなど、型にはまらない自由な発想があった子供の時の感性が
原点なのではないかと私は思います。

「こうでなければならない」というのは、ある種邪魔な発想になることもあります。
ノリさんの作品がたくさんの方に共感してもらえるのは、そういった自由な発想を忘れた大人たちが
子ども心を思い出し、癒しになったのかもしれませんね。

今回立体物があまり展示されてなくて残念でしたが、ノリタケワールドを堪能でき満足しました。
岡山展は3月31日(日)に終わってしまいますが、2020年6月末まで全国で展示をするそうなので興味がある方は
ぜひ、足を運んでみてください。


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