以前、業界誌「Ad Flash Monthly」を大量処分したお話をしましたが、
前回紹介しきれなかった秀逸なものを今回もご紹介。
The message of coverと題して、
表紙を飾る意味深な写真とちょっとシニカルなメッセージを、
お楽しみください。
まずはコレ
毎日会っている人の変化には、ほとんど気づかず
何年かぶりに会った人の変化はすぐに分かる。
これは誰にも必ず経験があることである。
どうも人間は、日に日に変わる微妙な変化だと、
その変化に気づきにくい動物のようだ。
自分を含めた全てが、毎日必ず変化している。
今日も同じ日は絶対ない。年齢も、環境も、
考えすらも微妙だが必ず変化しているのだ。
そんな単純なことを忘れた人間は
仮に身の周りの環境が、徐々に悪化したとしても
その変化に気づかず、体は自然に悪化し続ける
環境に適応し、気づいた時には
取返しがつかない状況に至ってしまうのだ。
次はコレ。ここからメッセージが短くなります。
リズムが崩れたデザインは、チューニングをしていない楽器と同じである。
ブランドの盲信者が一番生息する国は、恐らく日本である。
※ちなみにこのメッセージは、今から14年前の2004年11月のものです。
右も左も分からなくなったとき、積み上げた知識の中に答えは隠れている。
変化が微妙なほど、その変化には気づかない。
だからこそ、時には原点に戻る勇気も必要なのである。
世界中のどの言語も先天性のものはない。
その人とともに成長する後天性のものなのである。
現状に満足してしまったその瞬間から、
年齢に関係なく、その人の心は錆び始めるようだ。
最後に、コチラ。
失わなければ得られないものが沢山ある。
本当の価値は失った後に初めてみえてくるようだ。
まだまだ面白いものが沢山ありますが、
今回はこの辺で……。