私は高い所が嫌いだ。
だから絶叫マシーンも嫌い。
スクーバダイビングは大好きだが、
スカイダイビングはなど考えられない。
なので、
こんな所で仕事をするなど、絶対に無理。
ただ映画の世界では銃撃戦同様、
高い所からの落下シーンがよく登場する。
誰も目撃することがない非日常のシーンではあるが、
想像しやすいので見せ場でよく使われるのでしょう。
ということで、今回は印象に残った落下シーンを取り上げてみる。
山のようにある落下シーンの中でも、
お約束なのが悪人が主人公とあれこれ格闘の末、落下するパターン。
その中でも秀逸だったのが「アンタッチャブル」での落下シーン。
これがなぜ秀逸かと言うと。
落下する際、上を向いて落ちるケースが多いのだが、
これに限っては地面を向いての落下。
同じく悪人が落下する「ダイハード」などは、
落ちる時にジタバタする上向き落下です。
あえて地面向き落下にしたのには、ブライアンデ・パルマ監督の
深~い思惑があるのでしょうね~。
次に印象的なのが「クリフハンガー」での落下シーン。
不発つづきのスターローンの復活のきっかけとなった作品。
穏やかなオープニングから、
急展開するあの落下シーンは、
強烈に記憶に刻まれています。
離さないで、離さないで、絶対に離さないで、離すな~、おい~
セリフは正確ではありませんが、
落下する女性の無念の表情が脳裏に焼き付いています。
そしてこの夏、最強の落下シーンに出会いました。
「イレブン・ミニッツ」という映画ですが、
この映画は午後5時から5時11分までの11分間に繰り広げられる、
11人の人々のお話。
それぞれが何らかのカタチで絡み合った、面白い構成です。
この落下シーンがなぜ最強かと言うと、
なかなか珍しい「あれ?」パターンなのです。
監督、この落下シーンには非常にこだわっているようで、
女性の表情から体の動きまで見事な落下ぶりでした。
ということで、なぜか落下シーンについてのお話でした。
はい、高い所はやっぱり怖いですね~
それでは、さよなら、さよなら、さよなら。