私たちの業務は、デザインをつくるだけじゃなく、
仕組みや仕掛け、企画の前のコンセプトづくりから携わる仕事があります。
そんな仕事は、とびきり楽しい。
そして楽しさと同じくらいプレッシャーも大きい。
で、時にはネーミングを依頼されることがあります。
お店の名前だったり、商品やブランドの名前だったり、サービスの名前だったり……
ところで、ネーミングで悩んだ経験は多くの方があるのではないでしょうか?
子どもやペットがいるご家庭なら、誰かが名前をつけたハズです。
(子どもとペットを並べるのは失礼かな)
納得のいく、ピタッとハマったネーミングができましたか?
私の場合、残念ながら 雅弘・まさひろ です。
どうです、やぼったいでしょ~。
これがジョージや竹千代だったら、人生が変わっていたかも知れません。
外人さんも同じで、スターになる人の名前ってなんだか響きがいいですよね。
古くはオードリ・ヘップバーンにビビアン・リー
クラーク・ゲーブルにハンフリー・ボガート
ポール・ニューマンにロバート・レッド・フォード
私が特に気に入っているのが、
トミー・リー・ジョーンズ
リズムがいいですね~。
ジェイミー・リー・カーティス
こっちも同じようなリズムでいい感じです。
ブラッド・ピット
これなんかブラピと略して呼べるスグレものです。
マイケル系も親しみがあっていいですね。
マイケル・ジャクソンにマイケル・ジョーダン、マイケル坊やもいましたね。
ジョニー・デップもいいし、アル・パチーノもいい。
もしジョニー・デップの名前がカエル・マクラクランだったら、
もしアル・パチーノの名前がフォレスト・ウィッテカーだったら、
あれほどスターにはなっていなかったでしょう。
しかし、中にはややこしかったり変な響きの名前でも、
スターになった方がおられます。
アーノルド・シュワルツェネッガーなんか、
シュワルツなのかシュワルツェなのかネッガーなのかネガーなのか、
いまだに謎です。
シルベスター・スターローンはスター・スターって、
意味もなく繰り返してますし、
スーザン・サランドンもサラン“ドン”って、
どんだけごっついねんって感じしません?
ジョセフ・ゴードン=レヴィットやクロエ・グレース・モレッツ、
キルスティン・ダンストにキウェテル・イジョフォー、
ティム・バートン監督の元嫁ヘレナ・ボナム=カーターなどは、
なんだかややこしい。
さらに、リバー・フェニックスは響きが美しいが、
ホアキン・フェニックスはホアキンって……と思う。
アマンダ・セイフライドにいたっては、
セイフライド、セイフリッド、セイフレイド、セイフリードなど、
表記にまとまりがなく、どれが正しいのかマンマ・ミーアな状態です。
これを書いてて、ふと思ったのですが……
これまでの問題は、もしかすると英語がまったくダメな私に原因があるのでは……
随分無駄なことをタラタラと書いたものです。
反省してオマケ情報を一つ。
超有名な画家のピカソ、彼のフルネームってご存知ですか?
パブロ・ピカソと思った人、ブーブーです。
あの方のお名前は、
パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・
マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピーン・クリスピアーノ・デ・ラ・
サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ。というそうです。
まるで落語の寿限無のようです。
ということで、ネーミングは大切なのであります。
追伸 : 小林製薬が付けるネーミングって、使用感が分かりやすくていいですよね。