2015年中旬、勝手に映画ランキング          その4

思い込んだ~ら♪ 試練の道を~♪

行くが~♪ 男の~ ど根性~♪

血を汗流せ 涙をふくな

行け行け飛雄馬~ どんと行け~♪

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第1位は、思わずこの歌を口ずさみたくなる「セッション」です。

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強烈な映画でしたね~。

才能あふれる19歳のドラマーが、

プロのジャズドラマーとして世界に名を馳せる野望を抱き、名門音楽学校に入学。

そこで彼を待ち受けるのは、スパルタ指導で学生たちを地獄へ叩き落とす鬼の指導者。

まさに、“巨人の星”の音楽版ともいえる、ガチンコ師弟対決物語なのです。

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入学して最初に参加したセッションからいきなり、

一徹(指導者)は他の学生に向かって「テンポが遅い」「テンポが速い」を連発し、

挙句にエキサイトしてビンタの嵐。 スタジオの空気が一気に凍りつく。

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えらい所に来たもんだ…と普通の人間ならヘコむところですが、

飛雄馬(19歳の彼)は野望がでっかい分ガッツが違う。

もしかしたら、こいつはどMなのか? と思わせるくらい一徹(指導者)に食らいつく。

彼女が出来ても、練習の邪魔だとあっさり別れ、

一徹(指導者)が求める完璧な演奏を果たすため、連日猛特訓に明け暮れる。

いつしか一徹(指導者)のドを超えたスパルタ指導が飛雄馬(19歳の彼)の狂気を覚醒し、

練習風景はどSとどMが一歩も引かず互いに相まみえる修羅場と化す。

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限界の先を求め、限界の先に挑む。

この映画に説得力を与えているのが、

素人でも分かるマシンガンのようなドラムの超絶テクニック。

飛雄馬(19歳の彼)を演じているマイルズ・テラーは、

もともとドラムの経験が10年以上あったらしいのですが、

この映画のために実際に猛特訓を敢行し撮影に挑んだそうです。

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ある出来事により、一徹(指導者)と飛雄馬(19歳の彼)は学校を去ることとなります。

普通の映画ならここで終わりなんでしょうが、そのまま終わらないところが

この映画がアカデミー賞で5部門にノミネートされたゆえんでしょう。

「ラスト9分19秒ーー 映画史が塗り替えられる」

このコピーが納得できる、ダメ押しの展開が待っています。

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一徹(指導者)役をやったJ・K・シモンズは、

この映画で見事 第87回アカデミー賞の助演男優賞を受賞。

歴史に残るキャラクターを演じたのだから、もっともです。

「おめでとうございま~す」。

ところで、映画の中では今にも殺し合いに発展しそうな二人でしたが、

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「安心してください、履いてます」

違った…

「安心してください、仲良しです」

ということで、私が選んだ2015年中旬のNo.1は「セッション」でした。

それでは、さようなら。

 


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