おっと 「ユーリカ!!」体験。

かれこれ2年以上前に読んだ本のお話です。

ブログ用に感想を書いてて、そのまま埋もれていたのを発見!!

ということで、今回は熟成されたプログです。(そうなればいいな~)

あやしい自己啓発本ではないだろうか…本を手にして、中身を少し覗いて見る。

「あなたなら 出来る!!」

「あなたは 選ばれている」

「あなたは 素晴らしい」

「あなたの想いは必ず叶う」

そんなバカバカしい記述は見当たらない、どうやらまともな本のようだ。

ということで、「スタンフォードの自分を変える教室」を読むことにした。

dopamine1

このように半信半疑でスタートした読書でしたが、

その本にまさか自分が抱えていた疑問を解明してくれる

大きなヒントを与えてもらうことになろうとは、

まったくもって予想していませんでした。

みなさんは、ここのところ眉をひそめたくなるようなセミナーが多いと思いませんか?

アカデミックなセミナーは大歓迎ですが、

セミナーと名が付けばもっともらしくなる効果を狙った、妙なモノが氾濫しています。

その謎を解くカギがこの本に書かれています。

謎のカギ、それは私たちの脳が放出するドーパミンなんだそうです。

著者によると

〇人は目標にふさわしい行動を取る機会が訪れただけでいい気分になってしまい、
実際に目標を達成したような満足感を覚えてしまうのです。

〇私たちは良いことをしたり、考えたりするだけですぐに自分のことをいい人間だ
と思ってしまい、挫折しても正当化するのがうますぎる。

〇何か良い選択をすると、今度は悪い選択をしても許されると決めてかかる
傾向があります。

〇チーズバーガーと一緒にグリーンサラダを注文すれば、
チーズバーガーだけを注文した場合に比べて
総カロリーが減ると勘違いしてしまう人が多い。

どうして、こんなことになってしまうのでしょう。

その犯人がドーパミンなのです。
dopamine2

ドーパミンが大量に放出されると、欲しくなったものが何が何でも手に入れなければ

気が済まなくなります。ドーパミンの働きで注意力はすべてそこへ向けられ、

それを手に入れること、あるいは繰り返し行うことしか考えられなくなります。

これは生まれつき備わっているサバイバル本能のようなものでしょう。

そのお陰で大昔から、木の実を見つければ飛びついて飢え死にすることもなく、

パートナーを誘惑するのを面倒がって人類の滅亡を加速するような事態も避けられました。

進化にとっては人間の幸福感など関係ありませんが、

人間に生きる努力をさせるために、幸福の予感が利用されてきたのです。

そうドーパミンは「幸福の予感」を感じさせるモノなんだそうです。

そして、ドーパミンが促す根拠のない予感は、私たちをワナにはめようとします。

欲望を感じているとき、私たちはいい気分であるとは限りません。

ときにはどうしようもなく最低な気分になるほどです。

ドーパミンのおもな役割は、私たちに幸せを「追い求めさせる」ことであって、

私たちを幸せにすることではないからです。

ドーパミンは私たちに多少のプレッシャーを与えてでも、

幸せを追い求めさせようとします。

その過程でこちらが不幸な気分を味わおうがおかまいなしです。

あなたに欲しいものを手に入れさせるために、

報酬システムはアメとムチの2つの武器を用意しています。

最初の武器は、もちろん報酬への期待です。

このような期待が生まれるのはドーパミンを放出する神経物質が喜びを期待したり、

行動を計画したりする脳の領域に働きかけるせいです。

これらの領域がドーパミンの作用を受けると欲望が生まれます。

すなわち人をヤル気にさせるアメです。

けれども報酬システムは、ムチのような働きをする第2の武器を用意しています。

あなたの脳の報酬センターがドーパミンを放出すると、

脳のストレスセンサーにも信号を送ります。

ドーパミンは脳のこの領域でストレスホルモンの放出を引き起こします。

その結果、欲しいものを期待すればするほど不安が募ります。

何が何でも欲しいものを手に入れたいと思うあまり、

のっぴきならない生きるか死ぬかの一大事のように感じます。

つまり、欲しいもののせいでワクワクもすればストレスも感じるのです。

さらに、ドーパミンの最大のワナが次です。

変化をもたらす過程で最もラクで気分もいいのは、「変わろう」と決心することです。

その後は苦しいことが続きます。

自制心を発揮してやりたいことを我慢し、やりたくないことをやらなければなりません。

実際に自分を変える努力をしているときの気持ちは、

うれしさを感じているかという点からすれば、

自分は変わるんだと想像するときのワクワク感とは比べものになりません。

そうなると、変わるんだという期待感だけは思う存分味わって、

その後の大変なことから逃げてしまえば、ずっとラクだし楽しいのです。

ですから多くの人は自分を変えるための目標に向かってねばり強く努力を続けるよりも、

「簡単に目標をあきらめては また決心する」ということを繰り返してしまいます。

あざやかに変身した自分の姿を想像すれば、

最高の気分に酔えるのでなかなかやめられないのです。

決心する瞬間のドーパミンの放出が快感になるのですね。

だから人は決心する機会に引き寄せられるとのこと。

*ドーパミンには報酬を期待させる作用があるが、
報酬を得たという実感はもたらさない。

これを覚えておけば、少しラクになります。

ドーパミンの悪戯に翻弄されるのではなく、

「オイオイまたドーパミンが放出してら~」って思えばいいのです。

自分で目標を立てたり、誰かに目標を達成できそうなことを言われると気持ちいい。

それはドーパミンのせい。

その気持ち良さにだまされないで、成し遂げる達成感を味わうことにこだわる……。

ちょっと長くなりましたが、気になる方はぜひ一読を。

ただし「信じるか 信じないかは あなた次第です」。


カテゴリー: フッカー, 日記 パーマリンク

コメントは停止中です。