本のソムリエ清水さんご推薦の
喜多川泰・著 「福」に憑かれた男を読んでみた。
内容は大ヒットした「夢をかなえるゾウ」に似ています。
ガネーシャが福の神に代ったようなもの。
どちらがお好みかは、読んでみて判断してください。
うらぶれた本屋を継いだ青年が主人公。
すぐ近所に大型書店の進出があり、
食べていくのにやっとの本屋はとうとう引導を渡された状態に。
それでも諦めず、日々悩みながら小さな本屋を守ろうと懸命に仕事と向き合うことで、
さまざまな人々と出会い、少しずつ生きがいを見出していくーー。
てなお話です。
ええコト言うな~。と思ったところをご紹介。
人間が抱く夢には達成すればするほど不安に駆られたり苦しくなったり、
押しつぶされそうになる夢と達成すればするほど幸せになる夢があります。
(省略)
まず夢には2種類あるんだということをしっかり学ぶことができる、
経験や出会いが必要になります。
達成されればされるほど不安になる夢。
①大きな家を建てる ②会社を創る ③ある特定の職業に就く ④お金をたくさん稼ぐ
これらは本当の夢ではありません。
すべては本当の夢を実現させるための手段でしかないのです。
どうしても達成したい夢がある、そのために大きな家が必要である。
どうしても達成したい夢がある、そのためには自分で会社を創る必要がある。
どうしても達成したい夢がある、そのためにはある特定の職業に就く必要がある。
どうしても達成したい夢がある、そのためにはお金が必要である。
そして、そのどうしても達成したい夢というのが、
人間として生きる使命になるわけです。
そう言われても、日々生活してゆかねばならないので。
前は向いているものの、はるか遠くの景色を見る余裕は
ついつい忘れがちになるものです。
考えなければならないのは、どうやって自分の欲しいものを手に入れるかではない。
どうしてそれを手に入れなければならないかである。
上記のフレーズに共鳴された方、スルっと読めるので、ぜひ一読ください。