いよいよ第1位の発表です。
勝手に選んだランキング、第1位は「ドライブ」です。
昼はカースタントマン、夜は強盗たちの逃走を請け負うドライバー。
過去の素性が闇に包まれた影のある男を、ライアン・ゴズリングが見事に演じています。
同じアパートに住むワケあり女性に恋をしても、
高倉健バリに決してガツガツせず、その身を犠牲にして守るだけ。
ライアン・ゴズリングの演技はもちろん、
ストーリー、映像、音楽、アクション、どれもが超クール。
ライアン・ゴズリングのファン、3割り増し間違いなしの映画です。
初めて彼が印象に残った映画は、2002年の「完全犯罪クラブ」という映画でしたね。
金持ちのボンボン役のライアン・ゴズリングがオタクなクラスメートと、
遊び半分、ゲーム感覚で完全犯罪を行い、
その犯罪の解明にサンドラ・ブロックが挑むというものでした。
その時の彼の演技力が「真実の行方」でデビューしたエドワード・ノートンと重なり、
たちまち私の中で要チェック俳優となりました。
続いて出演した「きみに読む物語」で純愛モノを無難にこなし、
男前路線もイケることを証明。
「ラースと、その彼女」では人形を彼女だと家族に紹介する、
孤独なモテない男を誇張することなくしみじみ披露。
一組の夫婦の出逢いから別れまでを超リアルに描いた「ブルーバレンタイン」では、
その演技力が認められ多くの賞を獲得することに。
「ブルーバレンタイン」の時は、自ら髪の毛を抜いて取り組んだらしいですからね。
さらに「スーパー・チューズディ」では、コトの成り行きにより野心に火がついてしまう、
運命に翻弄される選挙の広報官を周りの大御所俳優と対等に演じています。
ライアン・ゴズリング。
彼は、いま最も注目すべき俳優の一人と言えるでしょう。
ただ「ドライブ」では、もう一人忘れてはならない人が……。
憂いのある表情が最高だった、キャリー・マリガンです。
彼女の存在が、映画のクオリティーをグ~ンと高めたことは間違いないでしょう。
「17歳の肖像」で注目されましたが、つづく「ウォール・ストリート」でガッカリだったので、
消去の対象だったのですが、「ドライブ」で再び保存状態に……。
「ドライブ」、よかったですね~。
久々にカッコイイって思える映画でした。
まだご覧になっていない方は、ぜひ観てください。
では では、これにて失礼を。