日常をアートに

今年のゴールデンウィークは10連休と長いお休みでしたね。
あれから幾日か経っていますが、ゴールデンウィークの思い出話をしたいと思います。
どうもおこめです。

ゴールデンウィークは島根県に行ったりお寺巡りをしたりしましたが、
GW最終日は「天満屋創業190周年記念 MINIATURE LIFE〜田中達也見立ての世界〜」を見に行きました。
田中さんは日常にあるものを別のものに見立てたアート作品を作っている作家さんです。
インスタグラムでいつも作品を見ていましたが、実際に作品を見ることができるチャンスに恵まれ
めずらしくアートに興味を持った母親と一緒に行くことになりました。

これは本をロッククライミングに見立てた作品で、「問題の解き方は人それぞれ」というタイトルです。
田中さんは作品の中にクスッと笑える部分を加えていて、見る人を楽しませてくれます。

唐辛子をカヌーに見立てた作品。作品の外の額にも実はミニチュアが飾られています。

日常では思わない発想で、様々な作品が展示されていました。
なるほどとと感心するものもあれば笑える作品もあり、発想の自由というものが勉強できました。

展示会の最初に飾られた田中さんの言葉に私はとても心打たれました。

「大人になると常識や固定観念というものがつきまといます。
本は読むもの、服は着るもの、野菜は食べるもの。
子どもの頃はもっと自由に発想して物事を見ていたはずなんです。
積み重なった本はビル、服は床に広げて大草原、野菜は森や山。
視点を変えることで発見できる見立ての面白さ。
大人になるにつれて忘れてしまった遊び心。
そんな子どもの頃もっていたであろう発想や視点を
大人が本気で考えて形にしたらどうなるのか。
本展をご覧いただいた後に
あなたの身の回りのものが、少しでも楽しく見えていると幸いです。」

当たり前にあるものが視点を変えると違うものに見えたり、違う使い方ができたりと発想が豊かになれば楽しみも増えます。
普段気づかないことがアートで気づかされるということに私は嬉しく感じ、
母親のようにアートに興味がなかった人でもこうした経験で日常が変わればアートのあり方が変わると思います。
たくさんの方にこうした展示会を見てもらいアートを身近に感じてもらえれたらと思います。


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