前回のブログでちょこっと触れたように、
「ジュディ 虹の彼方に」で47歳の若さで亡くなったジュディ・ガーランドを知り。
彼女の代表作である「オズの魔法使い」と「スタア誕生」を観なければと思い、
レンタル屋さんへ行った。
まずは「オズの魔法使い」を借りて、いさんでDVDをデッキに放り込むも、
再生不能…。昭和ならまだしも、今は令和3年、そんなハズはないと思い、
再びDVDをデッキを放り込むも再生不能…。
やさしく入れても、再生不能…。
DVDに息を吹きかけても、再生不能…。
とうとう諦め数日後、事情を説明し返却すると、
もうDVDがダメになっていたらしく(検証してくれました)、
お詫びにと無料券をいただき、代わりに「スタア誕生」を借りました(ありがとう)。
前置きが長くなりましたが、まぁスゴイ作品でした。
ジュディ・ガーランドの歌唱力とパフォーマンスがハンパない。
これまで観てきたミュージカル系映画の、
私の中の基準が音を立てて崩壊してしまいました。
まさにエンタテインメントの金字塔と呼べる作品で、
このままでも充分素晴らしいけれど、
1954年当時でこの出来なので、
もし現在の機能を備えたカメラで撮ってたら、
とんでもない仕上がりになっていたことでしょう。
人気歌手になることを夢見て、
チャンスを掴もうと歌い続ける女の子(ジュディ・ガーランド)。
そんな彼女の才能を、大スター(ジェームズ・メイソン)が見抜きます。
映画界に顔が利く大スターは、ゴリ押しで女の子を新作に大抜擢。
これを機に彼女はスターダムへまっしぐら。
そして入れ替わるように大スターの人気は急速に陰り、アル中に陥ってしまう。
大スター役のジェームズ・メイソンもいい演技してましたが、
少し残念だったのはジェームズ・メイソンさんが、
「ピアノ・レッスン」や「ジュラシック・パーク」のサム・ニールに見えてしまい、
そのイメージが頭の中でチラチラして邪魔だったことです。
観賞後、調べてみると。
「スタア誕生」の元祖は1937年の作品で、1954年がジュディ・ガーランド、
1976年がバーブラ・ストライサンドで、2018年がレディー・ガガと
3度リメイクされているそうです。
今回1954年版を観たことで、リメイク版をコンプリートすることができました。
“温故知新”、古いからといってあなどれませんな~。
人間の才能に古いも新しいもないことを、再認識させられました。