ベスト3に入らなかったけど、オシイ作品。
次にご紹介するのは、これも話題になった「ゼロ・グラビティ」です。
公開まぢかの情報で、
宇宙っていう設定とサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーと聞いて、
ダメだこりゃ…と思ってましたが、オスカーやらなんやらで話題になり、
自分の先見性の無さを改めて実感。
で結局、これまで見たことがないハイクオリティーな宇宙空間の映像に、
アバター級の衝撃を受けたのでした。
宇宙のことは良く分からないけど、
音の無いバニックシーンなど宇宙ではきっとそうなんだろうな~と思わせる、
ウソでも説得力のある映像でした。
ひとり生き残ったサンドラ・ブロックが、
予定の任務を終えて、みんな仲良く帰還するハズが、
ロシアのせいで大惨事発生。
そして、最後の最後に地球に生還するカギを握るのが中国の宇宙基地。
ロシアと中国、ウィットに富んだ展開も皮肉が効いてて良かった。
ジョージ・クルーニーだけに、じょーじ励まし続けた彼は、
この映画で高感度がアップしたことでしょう。役得ってヤツですね。
最後のオシイ作品は、
ペネロペ・クルスが学生時代からオバサンまでを演じた
年齢的に厳しいシーンもありましたが、
私の場合、「グリース」で女子高生を演じたオリビア・ニュートンジョンで
しっかり免疫ができているため、普通の人より許容量が広くなっているのでしょう。
ペネロペはサラエボに留学し、アメリカ人のカメラマンと出会います。
2人は出会ってすぐに恋に落ち、結婚。
ローマでラブラブの新婚生活を送ります。
ここまでは順調ですが、当然のことながらここから先は激動の展開へと……
2人の間には、残念ながら子どもができません。
そして、2人で思い出の地サラエボへ。
すると、民族紛争がくすぶりはじめる。
でも、サラエボには仲間がいるから心配。
子どもができないなら代理母の選択もありかも。
そうこうしてる間に、ボスニア・ヘルツェビゴナ紛争が勃発。
カメラマンだから戦況を撮影して、世界へこの惨状を……
ヤバすぎるので、サラエバから脱出を試みる。
戦渦のもと2人は離れ離れになってしまう……。
それから16年の月日が過ぎ、
ペネロペは当時の友人に会うため、子どもと一緒に再びサラエボへ。
16年ぶりに訪れたサラエボで待っていたものは……
ペネロペの恋人役でエミール・ハーシュも頑張ってましたね~。
ショーン・ペンが監督した「イントゥ・ザ・ワイルド」でチャンスを与えられ、
見事な演技で期待に応え高い評価を獲得したものの、
「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が監督した
「スピード・レーサー(マッハGoGoGo)」でケチをつけられ、
遠回りな役者人生を送ったんじゃないのだろうか(勝手な想像)。
反戦映画にもいろんなタイプがありますか、
ひと組の男女の人生を通して、戦争の悲劇を深~く描いた作品でした。
さて、次回からいよいよ本題、ベスト3の発表です。