トンボ玉つくってきました。

トンボ玉というものをご存知でしょうか。
紐を通す穴の開いたガラス玉のことで、
模様のついたガラス玉をトンボの複眼に見立てて「蜻蛉玉(トンボ玉)」と呼ばれたといわれています。
小さなガラス玉の中に、花や蝶などのさまざまな美しい模様が描かれています。

自分でも作ってみたいと以前から思っていて、
神戸にある「KOBEとんぼ玉ミュージアム」に行って制作体験してきました。

KOBEとんぼ玉ミュージアムは、
トンボ玉をはじめとするガラス工芸作品の数々が楽しめる博物館。
お店に一歩入ると、そこには色とりどりのとんぼ玉やガラス玉が並んでおり、
硝子好きの私にとってはまさにきらきら輝く夢の世界。
ミュージアムといいつつ、工房に展示室が併設されたコンパクトなつくりで
規模的には「ギャラリー」といった感じ。

とんぼ玉の製作は1個1,200円。
初心者であってもスタッフさんが丁寧に教えてくれるし、手を添えてくれます。
子供連れの方や若いカップル、ご夫婦と幅広い層の方が体験されていました。

まずは見本の中から素材選び。
作りたいガラス玉の色を選び、焼き付ける模様を決めます。

水玉用の模様なら小さなスプーンに1杯。
星形、花形、ハートなどの模様なら4個を選びます。
出来上がりを想像しながら選ぶ訳ですが、何せ初めてなので悩む…ムム

素材を選んだらエプロンを付けて制作開始です。

選んだ色のガラス棒を火に近付け、熱していきます。
だんだん溶けて丸くなってきたらステンレス棒に巻き付け。

まるく巻き取ったら、ガラス棒を離して、先ほど選んだ模様をつけて、
再びバーナーであ炙りながら、さらにくるくる回します。
この時、ゆっくり回すといびつなとんぼ玉になってしまうので一定の速度で慎重に。
なかなか難しい。

角が取れて丸くなったらバーナーの火を止め、
黒曜石が詰められたケースにガラス棒を埋めて冷まします。
1個作るのに15分くらいでしょうか。いや〜緊張した。
作業工程を撮影する余裕ほとんどなかったし(汗)

ガラスが完全に冷えるまで1時間ほどかかるので、
最初に体験、その後ショップや展示を見る順番がオススメです。

出来上がりを待つ間に展示室へ。
3/31(土)まで17時からの入場であれば撮影OKだそうです。
スペースはそれほど広くないですが、
とんぼ玉は小さくて場所を取らないので、たくさんの作品が展示されてます。

とんぼ玉の歴史は古く、なんと3500年も昔からメソポタミアやエジプトでつくられていたそうです。
そんな古代のとんぼ玉から国内外の作家の作品まで展示されています。
かなり見応えありますよ~。
こんな小さなガラスの中に無限の世界が広がっていると思うとワクワクが止まりません。
端から端まで食い入るようにとんぼ玉を眺めながら
何周すんだよ、ってぐらい展示室中をぐるぐるぐるぐる回っていたので
かなり怪しい人になっていたかもしれません(笑)
これ欲しい!と思うものもありましたが、
とんぼ玉って一個の単価が結構いいお値段なのです。
手頃なお土産品は500円ぐらいから購入できますが、
ため息が出るほど素晴らしい一点モノになると数万円。
「販売してるのもありますから気軽に声かけてくださいね~」と
スタッフさんには言われましたが、ここはグッと我慢。

さて、世界のトンボ玉を堪能したところで自分のトンボ玉を受け取りに。

撮影にどうぞとの添え書きで
トレーと小物の撮影セットまで置かれていました。
どうでしょうか。少しはインスタ映えするでしょうか?
このまま持って帰ってもいいですし、好みのパーツを付けて、
ストラップやキーホルダー、チョーカー、ブレスレットなどに仕立てる事ができます。
こちらが今回の出来上がり。

カタチはちょっと歪ですが、
世界に一つしかない自分のとんぼ玉アクセサリーになりました。
製作体験、かなり楽しかったのでまたチャレンジしに行こうと思います。


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