懐かしきスーザン・デイ その4 エピローグ(奇跡のカムバック)

「サタデー・ナイト・フィーバー」でブレイクしたジョン・トラボルタは、
その後「グリース」、「アーバン・カーボーイ」と立て続けにヒットを放つ!!
さらに、私のお気に入りであるブライアン・デ・パルマ監督の
「ミッドナイト・クロス」にも出演。
そこそこの成績を収めるなど、順調に活躍していたが、
よせばいいのに、なにを血迷ったのか、1983年にシルヴェスター・スタローンが監督した
「ステイン・アライブ」に出て大コケ!!
その大怪我が元で、姿を消してしまう。
当時、私もその事故の瞬間を目撃したが、目を背けたくなるほどの駄作だった。
確かにスタローンは「ロッキー」で監督と主演をし、
作品賞でオスカーを受賞したが、あれはいわゆるビギナーズラック。
だいたいスタローンがダンス系の映画を撮って面白いハズがない!!
素人が考えても分かりそうなものだ。
それからしばらくの間、トラボルタは過去の人になってしまう。

そんな彼が奇跡のカムバックを果たすのが、
1994年タランティーノ監督の「パルプフィクション」。
スタローンが引き起こした、あの悲惨な事故から9年後も経っていた。
ユマ・サーマンとのゆるいダンスシーンに、往年の彼の姿がダブり感無量だった。
あれはタランティーノ監督のトラボルタへの配慮が窺える、とてもいいシーンだった。
しかし事故の後遺症なのだろう、復活した彼は恰幅のいいオッサンになってしまっていた。

ちなみに「ファースト・ラブ」でスーザン・デイの相手役だったウィリアム・カットは、
ブライアン・デ・パルマ監督の「キャリー」でトラボルタと一緒に出演していたそうだ。
「キャリー」も好きな作品だが、残念ながら彼が出ているシーンの記憶がない。
ウィリアム・カットと言えば、漢字の「中」の字を胸に付けたマヌケなヒーローが活躍する
TVドラマ「アメリカン・ヒーロー」が有名だが、ご存知だろうか?
知ってるヒトは、けっこうなオッサンかオバサンに間違いありません。

トラボルタの主演作で紹介した「アーバン・カーボーイ」で恋人役をしたデブラ・ウィンガー。
あの「愛と青春の旅立ち」で最後にリチャード・ギアにお姫様ダッコされた女優さん。
ETの声は彼女の声をデジタル加工したモノだそうです。

スバラシイ映画でした。
時系列でなく、時間がパズルのように
バラバラに展開するストーリー。
トラボルタもサミュエル・L・ジャクソンも
ブルース・ウィリス、ハーヴイ・カイテル、ティム・ロス、
それに黒人のでっかいオッサンも、みんな良かった。

 

 

 

 

たぶん今観ると、つまらないだろーけど、
それでもまた観てしまうと思う。


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