ゆるりと断捨離

世の中には様々な業態がある。

そして、業態のカテゴリーに不随するかのように様々な業界誌が存在する。

私たちの業界でよく購読されるものの中に、

「Ad Flash Monthly」というものがある。

今では「Ad Select Monthly」という名前に変わったが、

私がこの業界に入った時には既に存在していて、

現在でも現役続行中という息の長い業界誌だ。

本の中身は、その時々にピックアップされた広告が

一冊まるごと掲載されている。

私たちが所蔵する最古のものには、

知らない外人さんと

「見るより、見られる方がいい」というコピーを伴った、

日産CIMAの広告が掲載されていた。

ん~なんとも懐かしい。

しかし、時代の流れは早い。

特にこの業界は最たるもので、ノスタルジックに浸るヒマなど

まったくないのである。

ということで「Ad Flash Monthly」を大量に処分することにした。

だけど、ただポイと処分するには忍びないものがある……

というのも、いつの頃からか「Ad Flash Monthly」の表紙は、

毎月テーマを持った写真とメッセージが添えられて、

それが結構お気に入りだったのです。

そこで、ここで紹介することによって処分した「Ad Flash Monthly」が

少しでも浮かばれるのではないかと思い、

ご紹介することにしました。

 

まずはコレ

いったいどんな表現が一番多くの人の心を動かすのだろう。

少し残念な気がするが、それはお金である。

どんなに素晴らしい事を言っても、「お金がもらえる!」という

一言に負けてしまうことがあるのだ。

しかし悲観はしなくてもいい。広告の場合、

ただ単にお金で釣るような表現は、商品の品位を

下げかねないし、消費者は商品自体をきちんと見てくれず、

目的はもらえるお金だけになってしまうのだ。

この場合“商品広告”としては失敗と言える。

広告として表現が効果的であり、さらに付加価値として

プレゼントがある、というような構成が一番望ましいのである。

また、ビジュアルがコピーが「お金がもらえる!」という

一言以上に、人の心を捕らえることが本当にある。

 

 

次はコレ

生きているものはいつか枯れる。

残念なことだが事実である。

また、枯れてゆくのは肉体的なことばかりではない。

実はアイデアという思考も枯れてゆくのだ。

しかし、この無形なものは、決して肉体と

正比例するとは限らない。個人差があるものなのだ…。

アイデアを枯らせない方法は意外と簡単である。

年齢に関係なく、好奇心を持ち続けていればいいだけなのだ。

多くのことを観て聴いて、自分の中にいつでも

吸収している人のアイデアは新鮮さが感じられるのである。

ただ、この吸収能力は環境に大きく左右されることは

覚えておいた方がよさそうだ。

 

ウィットに富んでて、なんか良くないですか…?

今回はこの辺りで、

また機会があれば紹介しますね。

 

 


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