世界が変わる、極彩色

皆さま、プロジェクションマッピングってご存知でしょうか?
例えば東京駅丸の内駅舎のプロジェクションマッピングなんか有名ですね。
それから日本国内で一気にブームが広がり
各地でプロジェクションマッピングショーが開催されていますが、
みなさんも見に行かれましたでしょうか?

私もそんな波に載せられて行ってきました
「大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション」。

このイベントは大阪城の西の丸庭園を会場に行われたイベントで、
天守閣の3Dマッピングと共に、西の丸庭園一帯を大規模な
イルミネーションで飾られていました。
「秀吉なら、これくらいドデカく輝かせるだろう」と、
本当にとてつもないことをやってくれているのは、
実は大阪観光局とハウステンボスという、行政と民間企業との
異色のコラボレーションだそうです。

(しかし、デジカメを忘れて来るという大失態をおかし、
携帯での撮影となってしまいました。うわあぁぁ)

<回廊エリア入口周辺>
3D_1
鮮やかなライトアップとその後方にたたずむ大阪城のギャップが楽しめます。

<”光のビッグブルー”エリア>
3D_2
青い海の真ん中に鎮座する「光のキューブ」は
日本初となるライトアップエンターテインメント。
正方形の中にビッシリとLEDが敷き詰められていて、
3Dで表現されたネオンサインといったところでしょうか。

<ジュエルイルミネーション>
3D_3
音楽と光によるコラボレーション。
クラシック音楽に合わせて壮麗な光のショーを繰り広げます。
動体視力が追いつかず、クラクラしました(笑)

メインの天守閣のプロジェクションマッピングは約10分間。
迫力ある画像がめまぐるしく変化いくのでなかなか楽しめました。
難を言うと、3D感が若干弱かった…かな。
この日は朝から雨で夕方には雨は上がりましたが、
薄曇りで靄がかかっているせいか陰影が若干ぼけた感じに。
晴れた日ならもっと鮮明に見えるんでしょうね。ちょっと残念。
プロジェクションマッピングの動画撮影はさすがに携帯では無理がありましたので断念。
公式HPダイジェスト板をご覧ください。

[ハウステンボス×大阪観光局]
大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション

もっと見たいと言う方は、youtubeに高画質動画が多数アップされていますのでそちらをご覧くいただければと思います。

今回は大阪城でしたが、姫路城や岡山城ならほぼ単色だし、
もっと映像が映えそうな気がする。ぜひとも開催してほしい。

世界各国の様々なイベント等で目にする事が多くなった
プロジェクションマッピングですが、
私がおおっ!と思った映像の中からいくつかあげてみます。

<Louis Vuitton Presents Retracing the Trunk>

ルイ・ヴィトンのトランクの歴史を振り返るマッピング映像。
独特の世界感は圧巻。

<The Waterfall on Audi R8>

チームラボとアウディジャパンによるコラボレーション。
滝のように降りてきた水が車体を伝って、地面に波紋を広げる様子が幻想的です。

<Lux Eucharistica – Kölner Dom Juni 2013>

「ケルン大聖堂」内部で行われたプロジェクションマッピング。
凝視していると吸い込まれそうな感覚に陥ります。

<Performance:Shiro-A at TEDxTokyo>

テクノサウンドと映像とパフォーマンスの見事な融合。
世界中で活躍する「白A」の斬新かつ刺激的なエンタテイメントです。

<run by vjsuave>

MTVがブラジルのサンパウロ市街地で手掛けたプロジェクションマッピング。
様々な建物や地面に映像を投影するという手法によって、
男の子のが街中を飛び回ります。疾走感が気持ちいいです。

この他にもPVとかライブの演出など面白い映像がたくさんあるのですが、
きりがないのでこの位にしておきます(笑)

プロジェクションマッピングのベースにある考え方や手法そのものは
実は古くから様々な場所で行われていたもので、
1969年頃に作られた、ディズニーランドのホーンテッドマンションの像が元祖といわれています。
みなさん生まれてますでしょうか?
当時は「プロジェクションマッピング」という言葉もなく、
アナログの映写機を用いて(8mmフィルム?)を使って顔を像に投影したものだったそうです。
いやぁ、さすがは夢の国ディズニーランド。
“魅せる”ためのクリエイティブはすでに先端を走ってたんですね。

プロジェクションマッピングといえばトリックアートのような視覚的インパクトですが、
日頃見慣れた建物や身近な空間を、3DPMで「バーチャル」にデザイン・演出する事で、
特別な「非日常」を創りだすことが出来ます。
そして、その時その場に居なければ体験できないという「限定感」と同時に
多くの人と感動を共有する「高揚感」が最大の魅力なのではないかと思います。
屋外の大型企画も見応えありますが、
ケルン大聖堂のように室内マッピングでバーチャル空間を実体験できたり、
オーディエンスも参加できるようなプロジェクションマッピングができるといいですね。

ちなみに個人レベルでもプロジェクションマッピングが楽しめるようになってきていますよ!
iPadからプロジェクションマッピングを実現できるアプリ『DynaMapper』。
以下の動画で実際の利用シーンを見ることができます。

<DynaMapper  for ipad>

これならちょっとしたパーティーや結婚式の演出なんかにも使えそうじゃないですか?
今の所、画像の簡単な切り替えや最大16枚の絵を繰り返した
アニメーションを表示できるくらいのようですが
今後に期待ですね。


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