2013年中旬、勝手に映画ランキング     その3

今回は3位の発表。

第3位は「テイク・ディス・ワルツ」です。

この作品は「死ぬまでにしたい10のこと」で注目され、

その後「あなたになら言える秘密のこと」や「ミスター・ノーバディ」などで

素晴らしい演技を見せてくれた女優サラ・ポーリーが監督として

メガホンを取った第2作目の映画です。

「アウェイ・フロム・ハー君を想う」で監督デビューした時には、

認知症に直面した老夫婦の葛藤を描いて高い評価を得ました。

今回 彼女が選んだテーマは、結婚5年目のまあまあ若い夫婦。

モヤモヤ不安定な心理状態から

本人の自覚ナシでちょろちょろ漏れ出る想い。

そのニジミがシミとなり、やがて元の色より変色の面積が大きくなってしまう、

そんな男女関係がリアルに描かれています。

主演は「ブルーバレンタイン」で秀逸の演技を見せてくれたミシェル・ウィリアムズ。

この映画でも演技はもちろん、体型までも彼女しかいない!!と思わせてくれます。

ダンナ役は「50/50フィフティ・フィフティ」で見事に開花したセス・ローゲン。

彼もまたミシェル・ウィリアムズ同様、超ハイレベルな演技を披露しています。

コメディアン出身で、まだ33歳。

このまま順調にキャリアを重ねて行くと、

あのトム・ハンクスに肩を並べるような俳優になるかも知れません。

男の脳で考えても及びもつかない、

女性監督ならではのまろやかで複雑な味わいが楽しめる映画です。

映画グルメの方は、ぜひ味わっていただきたいですね。

Take This Waltz01

※プールのシーンに大爆笑

※プールのシーンに大爆笑

※落としどころも心得ています

※落としどころも心得ています

Sarah Polley01

それでは、次回は第2位の発表です。


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